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「里山」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 里山とは

2025-10-29

anond:20251029193737

熊も黙って死ぬつもりないか里山に降りてきて問題になってるわけで、前提から覆すなよ。

まぁ、実際、我慢していればそのうち熊減るかもしれんけどね。

anond:20251029151820

熊が増えたかどうかは問題ではなく人里に降りてきて人を食い殺すようになったことだけが問題です。増えても山にこもって人を殺さなければどうでもいいのです。

堅果ドングリ類)の不作・食料不足 — 秋にブナ類などの結実が不作だと、森に食べ物が足りず人里へ下りてくる個体が増える。これが大量出没の大きなトリガーになっている。

狩猟者・狩猟圧の減少 — 全国的猟師狩猟者)が減っており、人為的個体管理捕獲圧)が落ちたことが個体数増加の一因と指摘されている。

里山中山間地域の衰退(過疎化高齢化耕作放棄) — 人間里山管理が弱まり(人の出入りや耕作が減る)、クマが利用できる生息域が拡大したり、人里との境界あいまいになった。

食べやすい作物や放置ゴミなど“人の資源”の利用 — トウモロコシ等の作物・家庭ゴミ放置物が秋の「端境期」に魅力的な餌となり、被害や出没が増えやすい。

気候変動・森林環境の変化 — 気候変動や林業土地利用の変化が樹木の結実パターンや餌資源を変え、間接的に出没傾向に影響している可能性がある(研究・報告で指摘)。

要するに気候変動や森林環境の変化と過疎化が原因なので、人が毎日のように熊に食い殺されるのをどうにかしたければ原因が何であれ射殺するしかありません。

射殺しなければ引き続き食い殺されるのを放置することになります。そうすればさら過疎化が加速し、熊の領域は増えることになるでしょう。馬鹿が。

anond:20251029112405

それも有効だと思うけど結局餌不足による飢餓問題から里山整備が必須な気がする

鹿とか食ってくれれば良いんだろうけどあんまり食わないしねえ

イノシシや鹿が増えすぎ→鹿の食害による山の環境悪化気候による樹の実不足→クマが山折りてくるだから

鹿を駆除して山を整備していくしかいかなあって感じ

でもそんなの金かかってもリターン少なし偽善的な人からクレーム来てるから民間には任せられないしどうするんだろうね

ジビエは殺した瞬間の血抜きが命だしなあ

罠漁で殺さずにも厳しいものがある

2025-10-28

anond:20251028120628

温暖化の影響で北海道東北の餌が増えて熊が増えた。

里山だなんだのはそんなに大きな要素ではないだろう。

2025-10-26

anond:20251026195749

おれが適当な思いつきで答えよう。

話題が一瞬で終わるものか、長く続くものかの差だな。

熊の話は、SNSで長いこと話題上り続けることで既に日常の一部になってる。

ジェット機が墜落した場合は、ご冥福をお祈りするぐらいしかやることがないが、熊の話は、やれ猟友会だ、動物愛護団体だ、命に別状はないだ、里山の手入れだ、鹿はジャンプ力がすごいだ、ソーラーパネルだ、政治家だと話題が多岐に及んでいて、死に直接的に絡まないものも多いのでネタ化やすいのだろう。

あと話が盛り上がってると、盛り上がれれば何でもいい倫理観のない馬鹿とか単に目立ちたいだけの奴らが入ってくる。

中国勢の高市批判怖い

その結果、はてなー高市批判もすごいな。

どうしても進次郎にしたかったらしいけど、現在進行形防衛省やばい

進次郎の環境大臣時代売国

環境破壊太陽光パネル利権



農林水産大臣時代売国

農協問題

東大鈴木宣弘教授による発言全農アメリカカーギルが買収するために日米合同委員会全農株式会社化しろという命令が出た。

そこから馬鹿小泉進次郎らの農協攻撃が始まった。カーギルがほしいのは全農商社部門である全農グレインであり、これが巨大な商社機能を持っている。

カーギルがそこがほしいだけなので、全農物流中国国営企業に売り飛ばそうとしている。

日本技術提供

シャインマスカット栽培権、農水省がNZへ供与検討 小泉氏に山梨県抗議

https://jp.reuters.com/markets/commodities/A3L2SAAGXVLHBMTL6KBUMK4PAY-2025-09-25/

防衛大臣時代売国

これから利権傀儡の進次郎に中国が近づかないはずがない。何を破壊するかはこれから

2025-10-25

町田市100名山

山岳名標高見どころ
戸山(くさとやま)364m町田市最高峰。「一年山」とも呼ばれる。南高尾山稜の一部で、ハイキングコースが整備されている。
七国山(ななくにやま)128m多摩丘陵一角。七国山緑地保全地域として、里山自然が残る散策路がある。
多摩丘陵北部丘陵 100mちょっと鶴見川の源流域を含み、谷戸(やと)と呼ばれる谷間の地形や雑木林が広がる、里山原風景が残るエリア
三ッ目山公園168mレトロ感満載の遊具がおいてある

2025-10-09

ツキノワグマは人を襲わない※一部条件

基本的ツキノワグマは雑食だが、肉にありつく機会は少ない

実際野生動物としての戦闘力狩猟能力は低く、日本の山林に存在するシカイノシシイヌ相手にはまず交戦する機会が得られず、会っても逃げられる

ところが昨今の里山におけるヒト勢力の後退により、日本の山林では大型哺乳類の春が来た。

これによりシカイノシシクマ縄張りを広げて大増殖し、狩りが弱いクマはその死肉にありつく機会が増えた。

また気候変動や天候不順により不作となり、増えた野生動物飢餓に遭遇した

ツキノワグマは慣れない狩猟に挑戦し、チャンピオンとなる個体も出てきた。

これらの結果として肉に対する欲求が高まり、ヒトに挑戦するインセンティブが高まったのである

例の被害にあわれたおばあちゃんもそうだが、結構ヒトでも健闘できてしまうくらいには弱いのが救いだが、

今後狩猟経験つん個体が出てくるかもしれない

2025-09-18

anond:20250918005740

おっ原生林や深海くらいしか自然」と認めない過激派か?

その辺の登山道里山田畑なんて人の手が入りまくった人工物だもんな

2025-09-13

anond:20250913224852

オオカミ絶滅させたときにヒトは代わって頂点に君臨する覚悟を決めたはずなんや

現代人はそれを忘れて林業農業狩猟を手放し、防衛ライン里山崩壊した

ヒトが常に立ち入り強い痕跡を残し、ここはヒトの縄張りだと主張するのを止めてしまった

AI社会では山林保護官を増やす必要がある

2025-08-15

anond:20250815100421

里山とか田園風景自然だという人とは仲良くできない

2025-08-13

夢(No.1287 2025/8/13)

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列車が発着するプラットフォームのすぐ目の前、人通りも絶えない開けた場所に広大な円形劇場がある。このあと後輩が出演するというので見物に来たのだ。聞けば毎年この場所を借りて定期的にイベントを打っているというのだから大したものだ。待っている間にCDでも買おうかと会場をうろうろする。売店で尋ねると、CDには3種類あり、2種類は客席のはずれで、もうひとつステージ横で売っているという。なぜそんな面倒なことになっているのか分からないが、この人混みの中を歩いていくのも面倒だ。悩んでいると、隣に並んでいたAさんから財布にいくらあるのかと尋ねられた。理由を聞き返すと、食事に行きたいが現金がないのだという。そういうことなら一緒に行こうと話がまとまり、ぼくらは連れ立って駅の方へ向かうことにした。

その途上、狭い路地今日出演者であろうダンサーミュージシャンたちがなにやら揉めている場に出くわした。ミュージシャン側は苛立った様子で道に立ちふさがり行く手を阻んでいる。すると高らかなファンファーレとともにダンサーたちが突然跳ね上がり、華麗な跳躍でミュージカル一場面を踊りだした。そしてひとしきり踊りを披露すると、次々と手前のビルに飛び込んでゆく。その躍動感に、場違いながら思わず感心してしまう。

ともかくこれで障害は取り除かれた。気を取り直してぼくらは繁華街の方へ向かう。食事ができそうな店を探すが、どこも物売りの店舗ばかりで不思議なことにそれらしきレストランひとつも見当たらない。この街住民は霞を食って生きているのだろうか。ふと一本裏の路地はどうだろうかと気になり覗き込んでみると、そこは唐突里山を切り開いたばかりの荒れ野原で、砂利道の中途にブルドーザーが一台停まっているばかり。店どころか人っ子一人見当たらない。たった路地一本隔てただけでずいぶん様子が変わるものだ。見かけばかりが賑やかなハリボテで、その実なんと不毛地域なんだろう。これではとても食事どころではない。

結局ぼくらは食事を諦めて最初ステージに戻る。受付でCDを買おうと店員女性に声をかけると、今日はもう帰る時間だという。仕方がない、CDは諦め、彼女と二人でその場を出ることにする。そのまま列車に乗ると、車窓の風景は古い無声映画のようにゆっくりと流れ出し、刻々と日は傾き、やがて空が赤く染まる時刻が訪れる。ぼくらはずいぶん長い間とりとめもない雑談を交わしていたようだ。自分の家が郊外にあって日没が早いとか、以前この近くの海でガラスの破片を拾い集めていたことがあるとか、リンシードオイルは変色しやすいとか、そんな他愛もない話だ。

ふと気がつくと列車はいつの間にか見知らぬ駅に停車している。ここで降りると彼女が言うのでドアを出ようとすると、土間のような広い出口に大量の靴が並んでいて、自分サンダルを探し出すのに苦労する。彼女に年齢を尋ねると、そういうことは聞いたらだめよと軽く諌められて苦笑いをする。最後にこの近くに古書店はないか尋ねると、分からないという答え。それなら仕方がない。また明日イベントで会おうと約束してぼくらは別れた。

駅を出て見知らぬ街をあてどもなく彷徨いながら、改めて近くを歩いていた地元の住人らしき老人に古書店がないか尋ねてみた。すると老人はしばし記憶をたどるように首を傾げてから、「トロン」という名の店があるはずだという。そして目の前のごみ置き場に落ちていたしわくちゃな紙袋を指さす。そこには確かにTRON」の文字プリントされている。だが肝心の「TRON」の存在は噂ばかりで、具体的にどこにあるかは誰も知らないのだという。周囲を見回すと、いかにもそんな怪しげな店が入っていそうな雑居ビルが並び、妖艶なネオンが無数に瞬いている。試しにひとつ建物へ入ってみる。いつから一緒にいたのか分からないが、傍らには友人がいかにも重たそうなバリトンサックスのケースを抱えて歩いている。エレベーターの前にビルの入居店が書かれたパネルがあり、目当ての「TRON」を探す。しか店舗の数が多すぎてなかなか見つからない。到着したエレベーターの扉が歯車の軋む音とともにゆっくりと空虚な口を開ける。友人はエレベーターに乗り込み窮屈そうにしている。そして待ちくたびれたように呟いた。「トロンはもういい、きっとそんな店は最初から存在しないんだ、集団幻想だよ、それより現実に訪れるべきはどこだい?」ぼくは先ほど買いそびれたCDのことを思い出した。「7階にCDショップがある、そこはどうだい」「いいね、君は?」「ぼくはなんとしてもTRONを探すよ」「そうかい、じゃあまた」「ああ、また」

いつしか陰鬱な雨の降り始めた街でぼくは「TRON」を探し続ける。怪しげな雑居ビルパネルひとつひとつ丹念に見て回る。夥しいネオンの光が混ざり合い、溶け合って、次第に世界ひとつの光の塊に同化してゆく。だがそれでも「TRON」の文字はどこにも見つからない。

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2025-07-30

箱推しなんだろうか


とりとめのない話を聞いてほしいのだが。

ここ一年くらいのことだ。夜に女性従業員接待するお店に通っている。月に2~3回くらい。

道路を作る仕事をしてて、たまに現場ハードな日がある。帰りに飲み屋街に寄って、焼肉を食べて帰る習慣があった。

疲労した肉体と空きっ腹に、お酒ロース肉と石焼ビビンバ冷麺マッチする体験ベスト快楽である仕事帰りにうまいメシを食べるのが好きだった。

いつからあの店(二行目のお店)に通うようになっただろうか。数えてみたけど、やはり一年以上は経つ。

きっかけはなんとなくである。これまで個人的に夜のお店に行ったことはなかった。会社の経費とか、先輩や上司の付き添いでキャバラウンジに行ったことはあるが、自分には合わなかった。

ただ、スナックだったら自分でも行けるかもしれないと思った。それだけだ。スナックって、どっちかと言うと居酒屋の仲間なんだろう、確か。秘密戦隊ゴレンジャーの第1話にも料理店みたいなスナックが出ている。

過去、いわゆる増田日記スナックに行ってみたいというのを読んだことがある。一度は行ってみたいと思っていた。

そこは実際、いい店だった。初めて行った時は「はぐれ刑事純情派で見たかもしれぬ」と思った。

店内は明るい内装だった。暗闇なんてことはなかった。「どの席に座ったらいいですか?」と聞いたら、ママさんと若い子(kanaさん。以下敬称略)が案内してくれた。突き出しが出た。廉価な食材なのは明らかなのに、不思議とおいしい。

その店なんだが、(疲れた日の)仕事帰りにふらりと立ち寄るには、程よい賑やかさと、肩肘張らない雰囲気が今でも気に入ってる。ママさんの人柄が移ってるんだろうか、女の子たちもみんな愛想が良い。後で聞いたが、求人誌じゃなくてスタッフは全員紹介制らしい。なるほど……と思った。



お店に入ってカウンター席に座ると、大抵誰かが声をかけてくれる。

最初に話しかけてくれるのは、kanaが多いかもしれない。「いらっしゃいませ」の声が、少し落ち着いたトーンで安心する。

kanaは話しやすいし、何より聞き上手だ。ついつい、仕事愚痴とか、どうでもいいような話をしてしまう。話し過ぎるとウザいんで、彼女ネイルの話もするようにしてる。

でも数か月前、私は調子に乗ったことがあった。

kanaさんが一番だよ。話しやすいし一番落ち着く」

と言ってしまった。こんなこと、会社で気になってる子にも言ったことない。一番とか言ったら、二番と三番が居そうな気がする。あの発言は、湿原だったと感じている。

でも、決して嘘ではない。その時の正直な気持ちだ。彼女の、どこか控えめな笑顔が好きだなって。

ナニカを好き、という感情があるなら言えばいいと思う。恋愛に限らず。自分気持ちを正直に言えない人は、弱い人間だと思う。私はこのお店が好きなのだと思った。

ここまで書いていて、未成年の頃に読んだ『はてしない物語』という小説を思い出した。今しがた序盤を読んでみると、懐かしの文章を見つけることができた。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。 P.17



だが意外なことに、私が其処で見つけた感情は明るい春の森ではなく、低草の海原だった。日光が高々と茂る樹木若葉をすかして降り注ぐはずが、光が届くことはなくて、影ばかりがあった。

春の里山を歩く時の、土の匂いきのこ香り暖かい空気桜の木に停まったメバルのさえずり。私が立っている場所にはそういう森林の風情はなくて、ただ開けた草原に立っていて、満ち足りない自分が何かを探しているような感覚があった。

其処、つまりこのスナックについて。

ここは、いいところなのだ。それは間違いない。

※ほかの客は「ガールズバー」だと言ってた。でも看板にはSnackとある

kana以外に他の子たちも、それぞれに良いところがある。yukiは大変明るくてよく笑うし、minami一生懸命話を聞いてくれる。傾聴力がスゴイ。

かにもいい子がいる。19才~50代まで幅広い年齢の従業員がいる。はてみ民はおおよそ支持するであろう、多様性がある。

彼女たちを見ていると、それぞれ全員頑張っていると思う。自分社会人20年なので、わかる。

彼女らは、この場所でそれぞれの持ち味を発揮しようとしている。みんなスゴイと感じる。自分若い頃とは、てんで違う。若者言葉でいうと「レベチ」だろうか。

から、誰に対しても分け隔てなく接したいと思うし、特定の子だけ贔屓しないようにしてる。まあ、指名制度はないし、どの子が付くかは運しだいなのだが。



実家に帰った日などは、有名店で買ったお菓子を持参することがある。皆にもお裾分けしたくなる。

できるだけ、ほかのお客さんの分も買うようにしてるが、数が足りない時は、自分のところに付いた子と2人で食べる。

このお店は開店して何十年も経つらしいが、いつ無くなるかだってからない。貴重な時間を、その瞬間をお菓子に閉じ込めて共有しておきたい。人生の残り時間は、見えない導火線のようなものから

ママさんには、「この店が一番居心地いい。女の子たちがガツガツしてなくて、和気あいあいとしてるのがいい」と伝えたことがある。

これも本心だ。客同士で競い合うような雰囲気や、店員同士が張り合っているような空気は疲れてしまう。若い頃、年配の上司の奢りで行ったことのあるクラブで、目の前の女の子が確か……

「ねえ、私。昨日が誕生日だったんです」

と言ってきた。

当時21才だった私が「?」となっていると、上司は「おめでとう。いいお客さんにシャンパンおごってもらえた?」と返していた。そういうことか、と思った。

さらにまた別の子が「じつは、私~あと十か月後に誕生日なんだけど~」と言ってきた。冗談だと信じたかった。

ほかの店の話はやめよう。とにかく自分は、ここが好きだ。ここの、どこか家庭的な雰囲気が好きなのだ

かに好きなところは……『余裕』だろうか。半年ほど前、私一人がお店にいた時、あまりにお客が少ないものから、「シャンパンを注文します。ワインでもいいです。何かありますか?」とkanaさんとminamiさんに尋ねた。お店のスタッフはそのふたりだけだった。

すると、ふたりキッチンの方まで行って、それから帰ってくると、「ごめんなさい。ひとつもないんです」と返答した。その時は、『残念……』としか思わなかったが、帰宅途中におかしいと気が付いた。

夜に女性ドレスを着て接客するお店に、ボトルひとつも置いてないということはないだろう。何が言いたいかというと、あのふたりは私のことを気遣ってくれたのだ。主に財布のことを。

その時、心の中に温かい感情が芽生えた。ここまで気遣ってくれなくていいのに、と心の底から感じた。



これまで2回だけ、kanaと同伴出勤したことがある。お好み焼きとか、焼き鳥のお店に行った。高い焼肉を奢ろうとした時もあったけど、好きではないようだった。

それ以前、kanaの同伴依頼を断ったことがあった。ある日、お店の営業が終わる頃だった。そこで私は同伴のお誘いを断った。するとkanaは、同伴ができないなら、お店が終わった後に深夜営業レストランで夕食を奢ってほしいという。自分と仲間に。それも結局断ったのだった。明日の朝が早かったので……

後日、なんだか悪いと思って同伴出勤をしてみたのだが、新鮮な感覚だった。一瞬だけど、若い頃に戻れたような気がした。お洒落私服女性と、一緒に往来を歩くのは久しぶりだった。

それからの私は、お店で自分が○回以上付いた~という基準を満たす子を全員同伴に誘っている。kanaだけと行くのは公平ではない気がしたから。自分にとっての矜持だった。



いつからだろうか。kanaが時折、こちらをじっと見ている。本当にそうだ。男の自分が気付くのだから、間違いないと思う。

ほかの席にkanaがいて、喋ってなくて蚊帳の外みたいになってる時に、私がいる方を見て、何か言いたそうな表情をしている時がある。

しかしたら、自分の行動は悪かったのだろうか。あの子にはどう映っているのだろうか。自分には夜のお店のマナーはわからない。やはり、多くの子と同伴をするのは悪いことなのだろうか。

あの時、kanaに「一番」と言ったのは、その時の気持ちだった。

でも、それは彼女に対してではないのかもしれない。私はこの店の雰囲気全体が好きで、そこにいる一人ひとりの女の子たちに感謝している。

それはまるで、応援しているアイドルグループ全体を好きになる感覚に近いのかもしれない。特定の誰か一人というより、箱推しというやつだと思う。箱推しという単語は、先日YouTubeチャンネル配信されていた『推し武道館いってくれたら死ぬ』という作品で学んだ。



一人ひとりの個性ちゃんと見ているつもりだ。例えば、kanaの落ち着いた雰囲気yukiの明るさ、minamiの真面目さひたむきさ。それぞれいいなって、その良さを感じている。

でも、特定の誰か一人を気に入ってるという感覚がない。みんな人柄がいい子だから、みんなに好意があって、それは、応援しているチームのメンバー全員を応援するような感覚だ。そう、本当に「箱推しなのだ

ただ、彼女たちはアイドルではない。だから自分のこの感覚彼女たちには伝わらないだろうし、むしろ言えば……誤解を招く。

この日記を書いたのは、ちょっと前に、kanaに「増田さんはいい人だけど、たまに、なんか嘘ついている気がする」と言われたからだ。「増田さん。夜の店では、一人を選ぶのが普通かもしれませんよ」とも。

kanaは、私を「気持ち悪い」と感じているかもという考えが頭をよぎった。もし、そうだったら少し寂しい。kanaの、あの控えめな笑顔が好きなのである

結局、どうすれば良いのだろうか。

誰か一人だけを特別扱いすれば、それはそれで他の子たちに申し訳ない気がする。そのうち職場人間関係が悪くなるかもしれない。かといって今のままでは、kanaが寂しい表情のままなのかも。



先月、店を出る時、kanaが話しかけてきた。「あの……いつも、ありがとうございます」と。

その言葉に、私はただ「こちらこそ、ありがとう」と返すのが精一杯だった。本当は、もう少し何か言いたかったけど、言葉が見つからない。

彼女も、何か言いたいことがあったのかもしれない。

夏に入ってからは一度も店に行ってない。今週は少しだけ顔を出してみようか。もし機会があれば、少しだけ、自分気持ちを正直に伝えてみようか。『箱推しであるという。

ただ、ほかの従業員もお客さんもいるし、それとない言い方しかできないと思う。ストレートに伝えるために同伴するにしても、kanaとはもう4回以上している。ちょっと多すぎる。

一度だけ、お店が終わった後で、kanaにかなり遅い夕食を奢ったことがある。また誘ってみようかな。

最後に、私がこの店を好きだということ。そして、そこで頑張っている、夢や目標を追っている彼女達の人格や人柄を尊敬していること。

これが、自分の正直な気持ちなのだ。ここで書いても何も解決しないけど、気持ちの整理のために書いてみようと思った。それだけだ。

2025-07-18

またクマが殺されたらしい。

どうせまた、人間様の都合で。

7月18日にも北海道新聞配達員を襲ったと"される"クマが殺された。 DNA鑑定個体特定するらしいが、殺してからじゃ遅い。

そもそもクマからしたら俺たちのほうが侵略者だろ。

いつから日本人はこんなに偉くなったんだ。

俺は日本人ファーストなんて掲げない。

ファーストだ。

人間がズカズカと入り込んで、彼らの住処を奪った。

昔はもっとうまくやれてたはずだ。里山っていう緩衝地帯があったから。

それを壊したのは、どこの誰だよ。

もう一度、里山を取り戻す。

クマ安心して暮らせる場所を返す。

それが、人間が犯した罪への、せめてもの償いじゃないのか。

2025-06-29

里山は(人為的な加工物と対比的に定義するなら)自然じゃないなんて国語評論で出てくるような話だけども、じゃあ逆に「手つかずの自然」は自然なのかと言ったらそれも微妙なんじゃないかと思えてくる。

地球上の少なくとも陸上のほぼ全ての領域はもはや、政治的には困難にせよ技術的に介入する事自体可能なんだと思う。

そこでどういった意図が働くにせよ手を付けるも付けぬも人間次第という感じだし、手つかずと言ってもそれはある意味意図的に放置しているとも言える訳で。

じゃあそれは人間コントロール下にあるとも言えるのでは。

世界遺産の「自然」の保全だって、むしろ人間による意識的不介入があればこその話で。

2025-05-28

米作りは楽だから兼業農家が多いんだよ

米作りは大変って効率化してる大規模農家二期作でやってるとこが言うならまだわかるけど、それ以外の大半の農家にとっては嘘だし、嘘はバレると反感を産むだけだから止めた方がいいと思いながらいつも見てる三代目の兼業農家

今の兼業農家はほぼ100%副業として農家をやってる、逆は昔はあっただろうけど今はもう皆無じゃないかな。

そこからもわかるように、ぶっちゃけ楽だから兼業農家をやってるんだよ。

忙しいのは一時期だけで総労働時間が短いかあくま副業としてやれる。

転作補助金を出す理由もこれが大きくて、米作る方が楽でトータルでは有利だから転作補助金を出さないと誰もやらないんだよね。

米作るのが大変ならとっくの昔に止めてる。

前提として重要なのは設備があれば」ってこと。

から米価が下がろうと設備さえあれば米作りを続けるし、逆に米価が上がろうと設備が壊れたら新調するより離農を選ぶ人が多いだろう。

うちもそうなる予定。

米価が上がろうと農機の価格もこのまま上がり続けて設備投資の負担が大きいなら個人の小規模農家は減る一方になる。

そういうことで、里山だとか国土保全だとかい理由山間地で小規模な米作りを続けさせたいなら一番重要なのは低価格な農機だよ。

できれば不耕起乾田直播を前提としたものがいい。水田ロマンを感じる人達には不評だろうけど。

2025-05-13

日本の零細コメ農家趣味から

コメ農家って同じ農家から見ても、全然やる気ないなってところばかりだもん、そりゃ稼げるわけないんだよ。

もう事業じゃなくて趣味でやってるようなものだし趣味外野が口出しするもんじゃないけど、だからこそ趣味でやってる連中を前提に農業政策を語るのは止めてくれ。

趣味から赤字でも続けてるって話でしかない、シルバー人材センターなどのダンピングと同じ。

じゃ、そういう人たちが止めたら困るかっていうと、里山の維持という意味では困るかもしれないけどコメ生産的に困らない。

よく日本農地の4割は中山間地域といわれるけれどコメに限れば8割以上が平坦部だから、本気でコメ作ってる農家は零細コメ農家が止めるのを待ち望んでるくらいだよ。

2025-05-08

京都飲み屋街の治安悪すぎてワロタ


GWの予定を全部消化した。心穏やかに増田投稿してみる。

昨年の今頃、京都市引っ越しした。商社勤めなのだが、いわゆる転勤で京都支店に来た。

それまでは神奈川県に住んでいた。京都ってどんなところだろうと思ってたけど、意外とよかった。

町並みはキレイだし、碁盤目状で今いる場所がわかりやすい。東京と違って、里山が見えるのもいい。

1回、知恩院から東山の方にプチ登山したのだが、昔の人はこうやって暮らしてたのかな?ってのが見えていい。ほどほどに急傾斜で、かつ風情のある山並みだった。時々、山の中に意味不明スポットがあるのも古都らしい笑

本題なんだが、気になったことがある。治安である

あなたが都会住みだとして、歓楽街飲み屋街に行くことがあると思う。すると、例えば新宿でも渋谷でも、明らかに「そういう見た目の人達」がいるじゃん。東京リベンジャーズに出てくるような見た目の人達である。昔風にいうとヤンキーとかチーマーとか。

でも、あの人たちって、そこまで狂暴ではないよな。見た目がイキッているだけであって、肩がぶつかってしまっても「あ、すんません~」ってお互いにそんな感じになる。いや、地下のクラブにいる時は狂暴なのかもしれんが。

でも、京都木屋町は違った。都内とは違って、天下の往来でもガチやばい人達が多かった。交番ひとつしかないのもあるが、とにかく危険な目に遭ったことがある。

当方は、会社帰りの飲み会では西木屋町を利用することが多い。みんな木屋町って呼ぶけどな。高瀬川という、小学校教科書にもある小川に近い河川があるのだが、その川に沿って夜のお店がたくさん並んでるのである

去年の夏だった。二次会の帰りに木屋町通りを北上していたのだが、昭和風のビルの中にキャバクラとかbarがあるんだよな。東西ラインで言うと、あじびるとかOPAがある辺りである

往来には飲み客が多かったのだが、とある若者ビルの上の階から降りてきたのだ(※階段を使って。屋上からダイブとかじゃない)。彼はふらふらっとしていた。その時は気に留めなかった。

しかし……別の階にあるクラブ女の子接待する店)の黒服の人がいて、その若者君に「ちょっとちょっと」って声をかけてた。若者君は立ち止まって、黒服ちょっと話をして、彼がビルから出ようとすると、「さあさあさあさあ」って感じで、黒服の人×2が彼の背中を押して、エレベーターの方に行こうとしてた。てゆうか行ってた。

自分でも知ってる。あれは風営法違反である客引きはギリセーフとしても、お客に触ったら完全アウトである

ちょっと、なにしてるんですか!」

大きい声を出した。酔って気が大きくなってた。

黒服たちの反応はこんな感じだった。

「え、なんすか? 誰か悪さしはってる?」

「……チッ」(もう1人が舌打ち)

それからは、若者君の知り合いを装うしかないと思って、そんな演技をして、彼をビルから連れ出したのだ。

あの店、多分高い店だった。後でビルの3階?あたりを見たら、一万円+tax30%とか書いてあった。その店だと決まったわけではないが。

それにしても、この手のクラブのtaxって何なんだろうな。特別消費税なのか?

彼にサラッと注意をすると、「すんませんした……」みたいなことを言ってた。高瀬川沿いの道が二手に分かれるあたりで彼と別れて、せっかくなので先斗町に挑戦してみようかと思って、Kyoto名物である細い小道に入ろうとすると……。

ドン、て感触がした。背中がめちゃ痛かった。痛い!って思った時には、路上うつ伏せで転がっていた。

「これは危険!」と思って木屋町通りを振り返ると、あの黒服の2人がこっちを睨んでいた。距離は1mくらい。

こっちがマジで睨み返すと、奴らはメイジバピラスみたいな顔つきで、

「おにいさん。人の商売邪魔するのはいかんで。気い付けや~」

捨て台詞を吐いたのだ。それで彼らは消えて行った。さっきいた8階建てくらいのビルまで。

……故郷である神奈川でも、1回だけこんなことがあった。横浜駅の近くで飲んだ帰りに、コンビニ近くの路上だったかな。怖そうな見た目の外国人が、真横からハイキックを繰り出してきたのだ。

その時は、冗談と思しきハイキックだったから、苦笑しながらスウェーバックで躱すと、あの黒人ヘラヘラしながらどっかに行った……。

思えば、俺もよく夜の繁華街で飲めるようになったものだ。子どもの頃は、横浜中華街の近くに住んでいたのだが、特攻服に「殺人部隊」とか書いたヤンキー人達が屯していて、ビビりながら友達と一緒に塾通いをしていた。



これがその時の思い出である

先斗町に挑戦する気概は……辛うじて残っていた(;'∀')ので、barに1件だけ寄って帰った。あれは水族館barだった。いろんな魚が水槽で泳いでいて、あの時の畜生な気分が晴れた。

それ以外にも、いろんな光景を見たよ。自分に直接の被害はなかったけど。あの木屋町って、ガチヤクザ半グレが堂々を道を歩いてたり、若者同士が胸倉掴んでケンカをしてたり、梅雨時に高瀬川が増水してるってのに、冗談で仲間を橋から突き落としたり……あと、同伴出勤と思しき男女が、裏路地のあたりでまずい雰囲気になってたりする(やべーぞレイ○プだ! と叫びたくなった)。

それで、朝五時とかになったら、そのあたりの路地に当たり前のようにゲロが散乱している。たまに酔人が、高瀬川の土手?のところで熟睡している笑

東京でも、ここまでひどいことはないよ。飲み屋街の客のモラルは同程度かもしれんが、都内だと警察官もっとたくさんいて、通りが広くて監視カメラがいっぱいで犯罪がしにくくなってたり、民間少年福祉団体パトロールしてたりとか、いろいろあるじゃん

京都にはそういうのがなかった。あの歓楽街、いっとくけど新宿よりも余裕で広いぞ?とにかく縦に長い印象がある。もっと警戒態勢を強めた方がよいのでは?せめてキャッチ存在できないくらいに。

京都に住んでる人にお伺いしたいのだが、ぶっちゃけどうなんだろうか?体感として、あのあたりは治安が悪い地域ということになるのだろうか。

京都には、長く住んでもあと一年である。そんなに長居はしないのだが、せっかくなので地元民とか、その他詳しい人がいたら教えてほしい。木屋町治安が悪いというのは事実なのだろうか?

2025-05-03

究極の竹害対抗策🐼

最近、あちこちで竹害がひどいって聞くじゃん? 放置竹林日本里山侵食してるって、結構深刻らしい。

で、ふと思ったんだけどさ。

パンダ連れてくればよくね?

あいつら、ひたすら竹食ってるイメージあるし。竹害対策になるじゃん。食料問題解決観光客も呼べてハッピー。まさに一石三鳥。

「いやいや外来種問題が…」とか言う意識高い系の声が聞こえてきそうだけど、そもそもだって外来種みたいなもんだろ?

だったら話は簡単。「外来種には外来種をぶつけんだよ!」の精神でいくしかないっしょ。

もちろん、レンタル料がアホみたいに高いとか、そもそも日本の竹を食べるか分からんとか、色々ツッコミどころ満載なのは分かってる。分かってるけど、考えるだけならタダじゃん?

どこかの偉い人、マジで検討してくんないかなー。俺? 俺は家でかわいいパンダドキュメンタリー見てるだけだけど。

2025-04-28

地元(印西)が色々言われてた話

定期的にtwitter地元の市の情報を漁っている

普段は変なスパムと怪しい手売り投稿以外はそれなり平和

でも最近データセンター周りの話ばかりになり検索しても市のことをあまり知らないであろう人たちによる貶しだらけだ

発端は元ジャスコ駐車場駅前用地でのデータセンター建設計画

イオンモールになってから他に広い駐車場ができ、あまり使われなくなりいつの間にか売りに出されていたらしい

私はニュータウン人間ではないが、よく連れて行ってもらっていたダイエーと駅を挟んで向かいジャスコができた時のことは覚えている

その後464が今のような形になり、牧の原の方に巨大なジョイフル本田ができていつの間にやらコストコもできていた

住みやすい街ランキングでも印西は上位になるようになったらしい

ニュータウンに行くとベビーカーお腹の大きな女性をたくさん見かけるようになった

旧市街に生きていた自分にはあまり実感はないが、市は今とにかく儲かっていてそれを市政に還元しているらしい

その儲かっている理由データセンターや大型物流施設

もともとビジネスセンターと呼ばれる銀行保険データ保管施設はあったが、東日本大震災以降外資の参入が相次いだ

Googleがやってくるという時にはニュースにもなり、印西はデータセンターで潤うモデルケースとされるようになった

今までもtwitter検索していた時、たまに「〇〇市でデータセンター建設に反対してる馬鹿がいるけど印西のこと知らないの?」みたいな、印西を引き合いに他所を叩く人を見かけた

今回も駅前データセンター建設に反対意見が出たニュースに対して「じゃあ印西市民はインターネット使えなくしろ」みたいな雑な愚弄が出たのも、その辺の層が飼い犬に手を噛まれたような感覚だったのだろう

実際、計画停電からも外された印西市が突然数日間停電したら世間に影響が出るのかはちょっと気になった

もともと駅の近くにビジネスセンターがあり、市内にデータセンターもたくさんあるのに、どうして反対意見が出るのかは旧市街から見てもなんとなくわかる

個人的には里山を潰して建てられるよりはかなりマシだと思うが、それは置いておく

イオンや駅のある区画と、消防署移転が決まっているゴミ処理場、そしてビジネスセンターがある区画の間には広い道がある

その道を挟んで駅側にはこれまでデータセンターはなかった

なんとなくあった住み分けラインを、今回初めて越えてきたのだ

かに駅前で横のマンションより高い建物ができれば日照権がどうこうもあるが、なんとなく忌避感が強いのはこのライン越えのせいだと思う

過去にも牧の原駅側のBIGHOPの端にデータセンター建設される時も反対意見が出たが、この時も生活圏に侵入されたことが一番の反発を招いていた

基本的に反対意見が出ても、そんなことは関係なく建つものは建つ

データセンターの多くはマイクラ豆腐建築みたいな見た目で、何も面白さがなくただ圧がある

さすがに真っ黒い豆腐駅前にあるのは圧が強いだろうからせめて見た目だけでも明るくしてくれればいいのにと思う

2025-03-29

地元のために公金を使うこと


東京の西半分に住んでいる。田舎の方である

数年前に土木建設業引退した。ほぼ一人親方だった。一応は、人を雇っていた時期もある。

弟子が二人だけいた。今は独立して両方とも23区内で働いている。

この業界は、雇用というよりは元請け下請け関係がメインである工事業務になると、必ずといっていいほど施工系図が出来上がる。

タイトルのことだが、数年前にあった暇空さん関係ニュースで言うと「公金チューチュー」に関係する。正当な目的での。

私は、地元のために働いた経験が長い。本業土木(主に河川林業)で稼ぎつつ、休日には地域社会のために働いてきた。災害発生後の維持修繕工事を茶菓子程度で請け負ったこともある。

だが、その中で「これはちょっと?」と考えざるを得ないこともあった。相応の年月が経ったし、私も増田を利用して長い。そろそろ一筆、したためてみたいと思った次第である

主に2つある。1つは公共工事のことで、もうひとつ自治体運営するイベントでのことだ。

推敲は何度もしたけれども、増田日記は書き慣れてない。ご容赦を。





(以下本題)

それこそ未成年の頃から林業に携わってきた。両親が小さい土木会社をやってたから、小学生から間伐や林地測量の手伝いをしていた。中学に入っても、工業高校に入っても、それはずっと続いた。

そんな日々を過ごして、下積みを経て独り立ちできてから自分は、まあその……地元では『それなり』くらいの地位事業者になれた。具体的には、サブゼネコン(竹中工務店などから仕事をもらう地元土建会社)から下請け現場を任せてもらえるくらいである。

そして、親父が亡くなった頃だった。ちょうど東京都が山や森林を守ったりして、住民の憩いの場として生涯学習の場にする動きが始まったのだ。その流れで、うちの会社にも森林整備系の業務地元自治体から流れてくるようになった。

いわゆる随意契約で、うちの会社地元密着型かつ使いやすい(≒言うことを聞いてくれる)ということで、仕事をもらえるようになった。「言うことを聞いてくれる」と書いたが、こちとら地元のために地方自治体(役場)を利用しているだけである

さて、土木建設林業系の仕事は、自治体発注だと地元企業優先が基本であるあなたが住んでいる市区町村田舎であれば、絶対に近い確率でそうである

ある秋の終わり頃だった。倒木の解体処分業務地元自治体から請けたのだ。里山の奥の方にある「昔は限界集落じゃなかったんだろうな」という集落林道があって、その付近には森林浴にバッチリ雰囲気自然公園があった。

その自然公園に、はるか山の上から松の大木が転がり落ちてきて、その途中にあった小径木も巻き込んで、公園内にドカンと横倒しに鎮座していた。それらの樹木バラバラに玉切りしてから処分するというのが自治体から依頼された仕事だった。

自治体から依頼された仕事」とは言ったが、実際のところは、素人自治体職員にいきなり現地に呼ばれて、「この樹木対処してもらえませんか?工法はお任せで」と言われたから、それなりのやり方を提案して見積書を提出したのである

それから二週間ほど経って、仕事を終えた自分は、完了報告書類を自治体発注窓口に持っていったのだ。写真帳も添えて。それで、完了検査を受けるつもりだった。見たところ一般事務職場から発注だったので、現地確認はナシで写真帳だけで検査になると思っていた。

その際自分は、窓口の自治体職員にこう告げたのだ。

「今回、当初契約よりも〇十万円少ない額で請求します。切った樹木は、そちらの追加注文で、ごみとして処分できない(※1)と契約締結後に聞いたので、玉切りして現場の隅に重ねてあります。あとは重機リース料ですけど、うちの近所にある会社が一日リースで借り受けたユニックを、うちで最後だけ使わせてもらったので請求しません(※2)」

※1 都のルール?で切った樹木ごみ処理できないらしかった。よく覚えてない

※2 田舎にある会社同士だとありがち

そしたら、あの日の窓口でのやり取りを思い返す限り、その職員発注者)はこう言ったのだ。

「実は、今回は特殊パターン仕事で。東京都の全額補助金なんです。最後一円たりとも残してはいけない、返してはいけないという都から指導なので。当初の○○○万円で請求をお願いします」

「変更契約しなくてよい?」

「いいです。特殊案件ですので」

だってさ。

「本当にいいのか、後でどうなっても知らんぞ」と感じたのだが、当時は子どもがいて、正直お金がほしかった。その○十万円は、全額自分利益になった。都民税金なんだが、ありがたくうちの子大学学費用に使わせてもらったよ。

これが公金チューチュー?の1件目である自分から吸いに行ったわけじゃないけどな。いわゆる棚ぼたである。なお、これは誰にも迷惑がかからないと思ったから話してる。十年以上も前のことなので。証拠だってとっくに雲散霧消している。



一般市町レベルだとこんなもんだが、契約相手東京都になるとこうはいかない。

都の場合は、話の相手がほぼ必ず林業技師になってしまう。それか、専門分野の知見のある事務職員。彼らは知識をもったうえで、伐採業務価格決定を標準歩掛(ぶがけ)でやってくる。

標準歩掛というのは……IT業界でいったら人月計算みたいなものだ。はてなブログで、偉そうな感じのメルカリとかスマートHRとかマイクロソフトとかのIT技術者が、フィボナッチとか何とかで、科学アプローチで工期の見積りとかしてるだろ?

標準歩掛は、それに近い。要するところ、Aという植生の地形で、Bという仕事を、C人でD時間かけて行って、一日あたり単価はE円(※単価は非公表)、みたいな国が定めた標準マニュアルがあるのだが……たとえ随意契約でも、それをベース価格納期交渉をしてくる。

こっちが「それは違うのでは。あなた達は実際に現地を見ましたか?」と言っても、「これが公共工事ルールですからだってよ。頑として譲らない。「今回そんなに作業員は出せない。赤字になるかも。上司を出して」と伝えても「協議済みのことです!」とか言うのだ。本当にそうなの?

こっちは大学も出てないし、学生時代に専門的な林業土木勉強をしていない。専門資格は持ってるけど、相当昔に取得したものだし。試験も難しくなかった。高卒でも勉強すれば余裕だった。

小さい会社場合は、公共工事でも標準歩掛による積算ではなくて、実際に地形を読んでの見積作業をその都度行うのがキホンである。それで十分通用する。どうしても専門知識や機材や測量図面必要になったら、地元にも一応、東大の院まで出てる人がやってる個人会社があるので付き合いで依頼する。



それでも意地や矜持がある。相手が都だからって、引けないこともある。

一度だけだが、林業系の指名競争入札で、入札前にうちの地元じゃない会社が現地確認(下見)に来ていたことがあった。東京23区の街中にある測量設計専門会社だった。

この案件も、先に挙げた森林活動を盛り上げる感じで都がやっている事業の一環である。知らない会社が現地確認に来て山林に入っていたということは……地元じゃない会社がその測量会社に依頼して、自分たちが入札に入るための準備をしているということである

その時分に、うちの地元会社が協力しあって、ようやく見つけたよ。その工事の入札に札を入れそうな工事会社を。

やはり街中にある会社だった。皇居からそこまで離れてないところにある業界中堅どころである。うちの百倍以上は規模がある。

それで結局、迷いはしたのだが……声をかけたんだ。地元会社7社くらいで。要するところ、「あの仕事はうちの地元から、毎年この類の森づくりの仕事はうちの地域会社が取っていて……」と、懇切丁寧に、その会社にまで出向いて説明をした。

決死覚悟だったよ。こんな勝負に出たことはない。まさに血の誓いだった。昔のゲームに、七栄養っていう7人のキャラクターが出てくるのだが。まさにあのレベルの、問答無用の一体感だった。

そしたら、その会社は「今回は引く」と言ってくれたよ。その後、入札システムからのお知らせで、都からその入札案件公示された通知があった。「これが……あの現地確認のやつか!」と思った。ビビときたよ。業務場所はまさにあの、測量会社が下見に来ていた山林である

うちの会社も、予定価格に近いところを見繕って札を入れた。数週間が経って、結果が来たのだが……いい方に予想が当たってくれた。例のあの工事会社は、予定価格とはやや遠いところで札を入れていた。「お前らに言われたくらいで入札辞退はしないけど、今後を考えて一応は配慮した」というメッセージだと感じた。



仕事の方は、地元企業で入札案件を取った会社が、入札に参加したほかの地元会社下請けを出して、例年同様に地元に貢献するかたちで仕事を終えることができた。

談合なのか?と言われれば、形式上はそうなのかもしれない。でも、街中にある会社がこの案件を取っていたら、地元住民意見を聞かずに、都が発注した業務仕様書どおりに粛々と進めたに違いないのだ。地元企業が取ったからこそ、地域に寄り沿った施工ができた。

談合は如何なる場合でもダメだって、それは国や都が言っているだけだ。

談合は、フツーはダメだと思う。そう思ってる。うちらが払った税金民間企業に不当に持っていかれるのは我慢ならない。けど、それが必要な場面というのは、昔も今も今後も、ずっと存在し続ける。それだけのことだ。

今はどうなっているのだろうか。

うちの会社の方は跡継ぎがいなくて、自分自身も持病がひどくなったので引退した。今だと、趣味レベル地元住民から仕事を請けることならある。

情報はそこまで入ってこないけど、都もそのあたりは【わかってる】んだと思う。そうじゃなかったら、道路維持管理業務とか、いつも特定企業群(メンツ)が順々に請けているなんてありえない。談合にならないように、都が入札の指名うまいこと調整しているのだ。

「また入札情報をアップしたよ。メンツは大体わかっているよね? いつものように、ルールに従って契約相手を決めますよ。業者間でいろいろあるかもしれないけど、都は責任をもちません。自己責任でやってください」

都のスタンス、いや、どの自治体もそういうスタンスで入札のお知らせを送っている。

いっそ、入札とかするんじゃなくて、信用できる会社があるんだったら、民間企業みたいに堂々と特定会社だけ指名すりゃあいいのに。そしたら、談合なんて不正は起きようがない。と、半分老人の立場で思ったことを述べてみた。これで1つは終わりだ。





2つめは、ウォーキング大会でのことだ。

うちの地元では、もう何十年も昔から続いているイベントがある。ありていに言うとウォーキングであり、実態は何でもアリの徒競走である中高生スポーツクラブの子トレイルランをするし、ご老人だと健康志向の長距離散歩となる。

うちの地元には、初心者でも歩きやす登山道がある。そのウォーキング大会では、目印になる公共施設からスタートして、山々を登って降りて、平らな道を突き進んで……を繰り返して、最遠で十数キロ以上も離れた先のゴールをめざす。

イベント中は、子ども若者、老人、家族連れなど多くの人で賑わっている。辺鄙地域とはいえ東京に住んでいてよかったと思うのはこれである

遠く離れた田舎の方だと、素敵な山麓はあるのだろうが、こういう催しを開いても参加者が来ないのだろう。ここは腐っても東京である。人がたくさん来てくれる。

自分が住んでいる地域町内会の一部組が、その自治体が開催するウォーキング大会スタッフ役割を務めていた。

大会運営事務局は自治体担当部署なのだが、うちの町内会の組が、ウォーキング大会の休憩地点で料理を振舞うのである地元料理ベースに、毎年メニューが違っていて、うどんの年もあればそばの年もあるし、芋煮の年だってあった。

とにかく、腹を空かせたウォーキング大会参加者に昼ご飯を振舞うのだ。そのために自治体から現金をもらって、その年に相応しい料理を作る。お金はもらっているものの、割に合わないのでボランティア活動だと思っていた。



しかし、ある年のこと。考えさせられることがあった。

ウォーキング大会が終わると、自治体からもらったお金で何を買ったのか報告する必要がある。自分はこういう作業はニガテなんで、町内会でそういうのに詳しい人に会計報告をやってもらう。自分がその組の一応代表なので、自治体とのやり取りは全部自分がやっている。

会計報告を終えた後、自治体担当部署から電話がかかってきた。どちらかと言うと苦情だった。電話と合わせて、ご丁寧にメールまで送ってきた。

メールの内容】

・収支計算書の明細欄に「アサヒビール1ケース」とある

領収書にも酒類おつまみ?の記載がある

芋煮の準備や提供中、あなた達がお酒を飲んでいたのを職員が見ている

・何十年も続いているようだが、今後は自粛願いたい

公文書公開請求があると、あなた達の個人情報特定される危険がある。ご了承を

・毎年、渡したお金の余りを通帳に入れているのか?

・あれは参加者が払ったお金の一部である。できれば返していただきたい

うん、まあ……違和感はあったよ。

それこそ、子どもの頃からウォーキング大会スタッフをやってるけど、親父やお袋やその地元仲間は、料理準備中も、提供中も、片付けた後も、お酒を飲みながらご機嫌な感じでやっていた。自分らもそうなっただけだ。

あのビールおつまみを、自治体からもらったお金で買ってるのは知ってたよ。若いからずっとだから感覚がマヒしてたのかもしれない。

それじゃなくて、今いきなりその場面(参加者に振舞う食材購入費で酒を買っている)がやってきたなら、おかしいって思うことができたのかもしれないな。

結局自分が、その自治体担当者の人とやり取りをしていった。

うちから具体的にどんな内容を返したかは言わないけど、あの時の自分はすごく怒っていたよ。自分町内会バカにされてる気分だった。人件費無償で、公共行事のお手伝いをしたのに。せっかく、一生懸命ウォーキング大会参加者地元料理を振舞ったというのに。

たかだか、自治体職員から渡されたお金ビールを買ったくらいで、それは町内会スタッフ鼓舞する目的だったのに、「余計なことしやがって」と思っていた。実際、あの時は自治体担当部署に乗り込んでいったよ。町内会長も一緒に連れて。当時の自分40代で若かった。まだ青臭いところがあった。

自治体との話し合いの場では、相手方の幹部職員も交えて懇々と話を進めていった。逐一結果は書かないが、その後も参加費でお酒を買うのは黙認してもらえることになった。ただし、町内会の通帳に入れていたお金の一部を返還することになった。





長々と書いた。今読み返してみたけど、日本語ヘッタクソだなあと、いい年になった今でも思う。

公金をどう扱うかって、難しい問題だと思う。増田利用者でも、地元町内会自治会)で役員をしてる人はいるだろう。自分が住んでる市区町村からお金をもらうこともあるのでは? どんな使い方がいいのか、迷うこともあるんじゃないかと思う。

そういう人向けに書いたとかではないけど、この体験談がどなたか思考きっかけになったのなら幸いである。

2025-02-23

もし日蓮さいたま復興コンサルをしたら

資料1】表紙

埼玉県再建計画:令和版『立正安国論』~持続可能地域社会の実現に向けて~」

プレゼンター日蓮(令和版)

日付:令和6年2月23日

資料2】現状分析

埼玉県の現状:課題先進からの脱却」

人口減少と高齢化地域コミュニティ崩壊労働力不足

産業空洞化伝統産業の衰退、若者の県外流出

環境問題都市部ヒートアイランド現象里山の荒廃

地域格差:都市部農村部経済格差教育格差

課題根本原因:精神的荒廃と地域アイデンティティ喪失

拝金主義個人主義蔓延

地域への愛着と誇りの欠如

持続可能未来へのビジョン不足

資料3】基本理念

「令和版『立正安国論』:地域再生の羅針盤

仏教の教えに基づく「共生」「調和」「持続可能性」

地域資源の再評価活用

多様な価値観尊重するインクルーシブな社会

精神的豊かさと経済的発展の両立

資料4】具体的施策

地域コミュニティの再構築

地域通貨やシェアリングエコノミーの導入

世代交流コミュニティ施設設立

地域ボランティア活動の促進

地域産業活性化

伝統工芸と先端技術の融合

地域ブランドの確立情報発信

若手起業家への支援と育成

環境問題への取り組み

再生可能エネルギーの導入と普及

里山保全活動エコツーリズムの推進

都市部の緑化とヒートアイランド対策

教育文化の振興

地域文化を学ぶ体験型教育プログラム

生涯学習機会の拡充

地域アートイベントの開催

資料5】推進体制

埼玉県地域再生協議会仮称)」の設立

県民企業行政NPOなど多様な主体が参画

地域課題の共有と解決に向けた協働

持続可能地域社会の実現に向けたロードマップ策定

資料6】KPI重要業績評価指標

地域コミュニティ活動への参加率

地域産業売上高雇用者

再生可能エネルギーの導入率

地域文化イベント参加者

県民幸福度地域への愛着

資料7】まとめ

埼玉県は、令和版『立正安国論』に基づき、課題先進から持続可能地域社会へと生まれ変わります。」

私たち一人ひとりが、地域未来を担う主人公です。」

「共に力を合わせ、希望に満ちた埼玉創造しましょう!」

資料8】質疑応答

参加者から質問に、日蓮(令和版)が答えます

プレゼンテーションポイント

仏教用語現代ビジネス用語を織り交ぜる

データや事例を用いて、説得力を高める

情熱的な口調で、聴衆の心を揺さぶ

参加者との対話を重視し、共感を得る

2025-02-11

三重博物館

anond:20250211110037

ミキモト真珠島

日本真珠産業を築いた御木本幸吉が世界で始めて真珠養殖に成功した島にあるテーマパーク

伊賀流忍者博物館

上野公園(伊賀上野城)内にある、戦国時代江戸時代にかけて、情報収集を専門に行った伊賀忍者歴史生活の知恵などを学ぶことができる忍者博物館

万協フィギュア博物館

スキンケア商品お土産付き! 〇様々なジャンルフィギュアを展示しているから飽きない♪ 〇子供から大人まで楽しめる♪

だんじり会館

上野天神祭だんじり3基と鬼行列を展示。大型スクリーンにて迫力ある映像をご覧いただけます

相差海女文化資料館

相差の歴史海女暮らし海女漁などについて、さまざまな資料で紹介しています。 館内中央には潜水する海女等身大人形を展示。

横山ビジターセンター

横山ビジターセンター役割は、伊勢志摩国立公園を紹介し、その自然環境を身近に感じてもらうことです。体験プログラム映像を通して、入り組んだリアス海岸里山生態系など

そらんぽ四日市

体験しながら学べるそらんぽ四日市四日市市立博物館プラネタリウム)。  常設展「時空街道」では四日市古代から江戸時代までの住居などが原寸で再現

桑名市博物館

松平定信(楽翁)自筆資料,古萬古と萬古焼作品桑名藩関係

三重県総合博物館

三重県歴史もいろいろ説明があっておもしろかったよ

愛洲の館

南朝の忠臣愛洲一族に関する古文書や町内の考古,民俗資料等が展示している民俗資料館

2024-12-02

anond:20241201172016

ワイの所の場合

まぁガチの山の場合はこう。

里山に近い中途半端な所の方がやっかいかもなあ。

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