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「農場」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 農場とは

2025-10-28

anond:20251028120628

そもそも日本田舎が「開放的」すぎるのだ

ヨーローッパにしろ中国しろよく見る田舎風景

中心部に壁や堀に囲まれ集落があり周辺に農場が広がってるのだ

外敵を防ぐためだが当然獣にも効果がある

作業中に襲われる危険は無くならないが内部にいる間は比較安全だろう

日本でも大昔はそうだったが江戸時代から変わってしまった

2025-10-17

anond:20251017012537

人類史を見ると都市化したら4.0下回るんだよね

アメリカ奴隷ですら都市部家事奴隷使用人は下回ったわけよ(当時の農場だと6.0くらいあった)

大戦前の列強各国も都市部はそうで、農村部が頑張ってた

人間牧場しかない

2025-10-13

anond:20251013213915

職場恋愛が下火になったのって

何となく良くないものとされるようになった」とかよりも

もっとシンプルに、非正規雇用一般化して女性間の格差が広がったからだと思う

昔の腰掛けOL正社員だったから同じ職場男性正社員とは対等な立場で、それゆえに職場恋愛から結婚が盛んだった

だけど今の事務派遣契約社員の女は正社員じゃないから対等じゃない

正社員の男からしたら火遊び相手になっても結婚相手にはならない

農場主の白人男が黒人奴隷の女を犯して子供を産ませても妻にはしないのと同じ

職場恋愛が下火になったのは非正規労働(女の奴隷化)のせいだよ

2025-10-12

Netflix】ヴィンランドサガ

・一期は間違いなく面白かった

アシェラッドさんとトルケルさんが出てくるあたりは

文句なく面白かった

・2期の奴隷タイムきららは「トルフィン君がここまで

メンタル回復して…!この日々、続いて欲しい」と思いつつも7話位で視聴から遠のき

視聴再開した

・ゆうてもあの旦那のあの農場に買われてエイナルさんに会えたのは

ルフィン君の人生トップクラスの「運が良かった」ことに入る

申し訳ねえがやっぱり「物語」「コンテンツ」は

「気に入らない奴 敵を倒す」のを見るのが楽しいとこある

・2期は色とか絵の感じとか結構進撃の巨人っぽかった

・お父さんを見てるとどうしてもゲンジちゃんがよぎる

ヒックとドラゴン実写の話題からアニメ見直し

ヴァイキングものが見たくなり視聴始めた

2025-10-03

トランス女性っていつも不遇

トイレ問題でも

話題に上がっているのは2種類の人で

一般的トランス女性  ②本当にトランスかどうかもわからない自称の人、又はトランス女性でも女性に加害する人

人権派が守りたいのは①で、

反対派が排除したいのは②

から本質的には対立構造にはないんだけども

反対派にはまずその区別がついていない、①も②も全て一緒くたにしている人が多い

そして、人権派当事者にも色々な主張があって、

生物学女性・手術済の人だけ入れれば良い、未手術でも外観的に女性なら入ってもいい(使えないのは人権侵害)、パス度次第などなど

残念ながら、明確に①と②を事前に区別する指標がなく、またどこに線引きをするかも色々な主張がある。

そこで、明確な指標があるじゃないか生物学女性のみで使用すればよく、それ以外はお断りだ!女性危険が及ぶのだから仕方ないだろう、と言う主張もあるが

人権派にはその選択肢がまずない。

彼らにはこう聞こえる。

私たち利益が侵されないために、人権侵害はしてもいい」

そもそも大前提として、トランス女性排除人権侵害。だから

奴隷使用していた農場主が、「奴隷がいなくなれば私達は困るんだ、だから解放はしない」と言っても「いやいや、奴隷そもそもあきまへんで。解放するしないじゃなくて、存在してはいけないんです。」となるように

トランス女性女子トイレに入っていいのは当たり前で、どこに線引きをするかが譲歩の限界

線引きの難しさが①も②もまぜまぜの概念にしてしまった結果、トランス女性本来浴びるはずのなかった攻撃をもくらっている。

また、ここで飛び火する?のがトランス男性

今まで(おそらく)不自由なく暮らしてきたもの

もしも生物学的な性でトイレ使用を定められたら、今までのように男子トイレが使えなくなるだろう。

そして、トランス女性トイレ使用反対派が歓喜叫びをあげていたところに排除したはずのおじさんが堂々の侵入

二次トイレ大戦が開幕…

冗談はさておき、

どれだけ大人しくまともに、苦しくても耐えながら少しずつ理解を得ようとしても変態にぶち壊されるトランス女性って不遇だよねって話

2025-09-30

anond:20250930160407

いくら給料が上がっても都会の学生専業主婦田舎農場で働くようにはならんし、エッセンシャルワーカーと呼ばれる職業は大体専門職肉体労働だぞ

2025-09-24

anond:20250923083751

小岩井農場おすすめ。ひろーいところにぽつぽつと動物がいる(はず。最近言ってないから調べてくれ)農場っていうよりめっちゃ広い公園って感じののどかなところだよ。

2025-09-08

anond:20250907201648

そいう日本人を食い物にしている、ブラック農場があるらしいが。

2025-08-26

便乗でJICA(というか海外協力隊)への過去恨み節をかく

20年以上前の話

青年海外協力隊おっさんが父に商談をもちかけてきた

中南米農場支援をずっとやってて、その農業生産物日本販売したいという

父はそれに乗って出資し、おっさんは毎月固定給

国内販売業務はこちらでやり、おっさんは年間の殆ど海外

 

最初の数年は儲かったそう

が、次第に儲からなくなる。主に「モノがなかなか入ってこない」のが理由

後でわかったのだが日本以外の販路拡大日本向けに回す数が足りなくなっていた

しばらくして農場が天候災害で壊滅的被害を受け、いよいよモノが入らなくなる

おっさん固定給払ってるのに売上ないんだから赤字

 

おっさんに今後の見通しを聞いても、会社販売の話が返ってこない

おっさん海外協力であれをやりこれをやり、の話ばかり

そのうちの半分以上、うちを通したビジネスの話と関係ない

まり固定給で働いてるけど労働時間の半分はうちと関係ない仕事をしていた

それどころか、件の産物日本以外の販路拡大自体おっさんが率先してやっていた

まり給料を貰っといて売上と関係ない仕事時間を使い、さらには売上を減らすほうに動く、利益相反をやってた

そのほうが現地が儲かるから日本バブル終了し次第に「買い負け」していく時代の流れもあった)

そのことを詰めて、この先どうすんだと聞いたら逆に「もっと出資してくれ」 「報酬もっと上げてくれ」と始まった

父(というか隣で聴いてた母が主に)絶句

事業終了とあいなった

 

あくまで「元」であり、JICAは直接は関係ない

が、ボランティア脳というのはこういう人たちなのだと判らされる

営業マンが得意先の気持ちのいい話ばかりして、自社に赤字垂れ流させるのに似てる

 

本人は「よいこと」をしてるつもりなのだ

まれた国に生まれたから、恵まれてない国のためにがんばる

それを他人にも要求し、他人の金を使うことに慣れている

継続してくための金回りのことは考えない

本人はそれで「やりがい」を得てハッピー

 

実際、ボランティアはそのぐらい厚かましくないと成り立たないと思う

普通の人がやらないことをやる、というだけで面の皮の厚さが要る

そこに金を使うとなれば、さらに厚かましく振る舞ってみせる態度が要る

そんなことを通常の感覚と両立してやれる凄い優秀な人もいるだろう

けど、半分以上は、そもそも通常の感覚がぶっ壊れててボランティア活動必要な厚かましさがデフォルトな人たちか、

活動してるうちに通常の感覚が擦り切れてしまった人たち、なのだろう

 

2025-07-26

うちのオカンドクターハウスを見ててさ、

金玉肥大化した男の話が出てきて、んで「これは精巣がんに決まってる」とか「いや、違う」とか話してるわけ

んで、ハウス患者に「本当のことを教えてくれ」つったら患者が「僕は牛に恋をした。道の途中に農場があるがそこで...」とかヤベー話をしてんだよな

これ、食卓で見れるドラマじゃねーだろ😂

2025-07-21

anond:20250721184521

誰も住まないか土地が安くなる→企業が買う→土地を整地→極力自動化した工場農場を作る ってならないのか

2025-07-18

異性化糖バカにすんな!

異性化が何かも知らないくせに!

なにか、性転換か何かだと思ってるだろ?女体化たかコーラの瓶の形状が、ってか?バカが!!

異性化ってのは元素組成を変えずに構造、つまり分子の並び方を変えることだ

マッチ棒3本を並べ替えて、△の形を4の形にしてください、みたいなパズルと同じようなもんだと思えばいい

あれが異性化だ

グルコースとフルクトースは、どちらもそういう名前の糖で、元素組成は同じなんだけど、その並び方が違うから違う性質の、違う名前の糖なわけだ

なので、グルコースって糖をフルクトースって糖に変えるのが異性化ってわけだ

それに何の意味があるかって?

めちゃくちゃ意味があるんだよ

いかい?糖ってのはスーパー勝手に出現するんじゃない

誰かが植物から抽出して糖を作るんだ

いわゆるお砂糖、これはスクロースって名前の糖なんだけど、これはサトウキビとかの汁から抽出するわけだ

じゃあそれ以外に糖をとってくる方法はあるかって?

あるんだよ、デンプン

みんなが日々食べるご飯とか、芋とか、小麦とか、トウモロコシとか、あれは全部主成分はデンプンなんだけど、デンプンってのはグルコースって糖がながーく繋がって鎖みたいになっている構造

これをひとつずつ、ぷちぷちちぎっていけばグルコースができるわけ

口の中のつばにもデンプンをちぎってグルコースに変える酵素があるからご飯をずっと噛んでたら甘くなるでしょう?あれだ

あの、ごはんを噛んでたら甘くなるのと同じ反応を工場タンクで起こすと、デンプンから大量のグルコースが手に入るってわけ

砂糖スクロースと、デンプンを千切ったグルコース、何が違うんだよ、糖は糖じゃないか、って思うだろ?

実は全然違うんだよ

想像してごらん?沖縄サトウキビ畑、、、ざわわ…ざわ…ざわ…

アメリカの見渡す限りのトウモロコシ畑、、、、

はいサトウキビアメリカトウモロコシ、どっちが安いでしょうか?圧倒的にトウモロコシが安いんです!メリケンのクソデカ農場の大規模栽培より安い作物なんてありません!!!

じゃあ、サトウキビからとったお砂糖と、コーンデンプンから作ったグルコース、どっちが安いかっていうと圧倒的にコーンから作ったグルコースが安いわけ

ん?

グルコースが安いのは分かったけど異性化は?関係なくない?って思うでしょう

実はグルコースには問題があるんです

実は、あんまり、甘くない…

ご飯をずっと口で噛んでたら確かに甘くはなるけど、飴玉のように甘くなりますか?ならないですよね?あれがグルコースの味です

飴玉がスクロースの味ね

砂糖スクロースの甘さが1だとすると、グルコースの甘さは0.6だとかなんだとか言われてます

じゃあグルコースもっと甘いものに変えられたらいいんだけどねえ

あるんです!!それが異性化!!!

グルコースを、元素組成はそのままに、ちょっとだけ並び方を変える異性化をするんです、異性化酵素

そしたらグルコースはフルクトースに変わるんですよ

フルクトースは別名が果糖で、果物にたくさん入っている糖ですね

そしてフルクトースは甘い!砂糖より甘い!!!最大砂糖の1.8倍くらい甘い!

しかも、冷えたら甘みをより感じやす構造に変化するので、冷やしたほうがより甘くなるんです!!!

舌は低温だと甘みを感じにくいので、お砂糖グルコースは冷やすとあまり甘くないんです

でも、フルクトースは冷やすと余計に甘くなるので、低温で舌の機能が下がってもしっかり甘いままなのです

これ、冷たい飲み物とか、アイスにいれたら最高じゃない?

アイスコーヒーのガムシロップに入れてもよさそう

はい、入ってます!それらは全部フルクトースです!!!

果糖ぶどう糖液糖、って成分に書かれてたらそれです!果糖がフルクトースのこと!!果糖多め、グルコース(ぶどう糖)少な目の異性化液糖が果糖ぶどう糖液糖!

果物にも、スイカにも入ってます!!冷やしたほうがおいしい果物はフルクトースがたっぷり入ってます!!

じゃあさ、フルクトース最強じゃん

デンプン加工でできるから激安、冷やしても甘いまま、雑味もなく滑らかな味わい… 夏の冷たいお菓子を支える最強のアイテム、フルクトー

なんか欠点ないんか?

あります、摂りすぎると健康に良くないです

でも、砂糖グルコースも摂り過ぎたらよくないなんて当たり前です

フルクトースはそれよりもうちょっと肝臓よろしくないとは言われてます

でもま、常識範囲で摂る分には問題ないです、それ気にする人はスイカキウイも二度と食べないでよね!!!

ま、そんなわけで、コスト、味、甘さ、冷たくても美味しい、そういう観点では異性化糖であるフルクトースより素晴らしい甘味料はないんですよ

なんとなく、人工甘味料とか健康に悪いとかのイメージ忌避する人が多いみたいですけど

スイカと同じ冷やすと甘い成分を、トウモロコシデンプンから激安で作れるようにしました!ってだけなので、脂肪肝は嫌いでも、異性化糖のことは嫌いにならないでください!!!

こちらからは以上です!!!!!

2025-07-16

はっきりさせておきましょう...動物虐待の99%は、普通の人々がそれに対

動物が好きですか?

はっきりさせておきましょう...動物虐待の99%は、普通の人々がそれに対してお金を払うために起こります

人間草食動物であっても全く問題ありません。代替品は年々良くなっているので、ビーガンライフスタイルに切り替えるのは簡単だよ。21世紀になった今、人、動物、そして地球に対する残酷さは大幅に減らすことができます

畜産は原因となっています:すべてのパンデミックの1/3、温室効果ガス排出量の15%、アマゾン森林の約2エーカーが毎秒台無しにされ、世界中に輸出される動物飼料を育て、昼夜を問わず1種全体が絶滅しています

畜産は、世界の全淡水消費量20%〜33%を占めており、さらに一部を汚染しています

畜産水産養殖は131,000トン、または世界抗生物質使用量の76%を占めています

米国における抗生物質の80%は、病気治療のためではなく、成長を最大化し、ストレスを軽減するための家畜用です。

WHOは、「抗生物質耐性は、今日世界健康、食料安全保障、開発に対する最大の脅威の1つです。(...)人間動物における抗生物質誤用が、そのプロセスを加速させています

人間動物食品を食べる栄養必要ありません。乳幼児子供であっても、私たち食事ニーズはすべて、動物を含まない食事によって最もよく供給されます

世界の主要な健康問題は、カーニズムによって引き起こされています

2,500頭の牛を飼育する農場は、人口411,000人の都市と同じ量の廃棄物を生み出します。

2,500ポンド牛肉生産するには、1ガロンの水が必要です。

アマゾン熱帯雨林破壊の最大91%畜産が占めています

畜産は、乱獲、汚染気候変動により海洋生態系を壊滅させているため、海のデッドゾーン引き起こしています

漁業世界の大型魚の90%を一掃しました。

毎年約30万頭のイルカクジラネズミイルカ漁業によって殺されています

釣りは毎時最大30,000匹のサメを殺します。

漁具(年間640,000トン)を投棄することは、海洋プラスチックの致命的な形態です。ストローを小さくします。

350億ドル補助金世界中漁業に向けられ、大型船、より多くの燃料、漁業免許さらに多くの海洋生物捕獲に支払われています

比較のために、NASA予算は220ドルです。

世界的には、畜産に対する農業補助金が毎年5,000億ドルありますさらに、それは同じかそれ以上のダメージや、値段をつけられないもの引き起こしています

動物は痛みを感じますか?YouTubeで「ドミニオン残酷な警告」をご覧ください:それは「放し飼い」や「人道的な虐殺」など、プレートに何が載っているかを示しています

卵を食べると、雄のひよこを生きたままミンチにするためにお金を払うことになりますが、それらは力で繁殖する雌鶏の副産物です。

牛乳を飲むと、雄の子牛は出生時に屠殺され、雌の赤ちゃんは「あなたの」牛乳を飲まないように連れ去られます。「ハッピーミール」や子供向けのアイスクリームは、その痛みを抑えています。牛は何日も悲しみ、より長い時間忘れることはできません。オーツ麦ミルクは奇妙すぎるので、彼らのミルクコーヒーに入れます

ビーガン代替品は棚にあり、あなたの決定が残酷さを救うのはたった1つです。

牛は、4つのからメタン(CO2の25倍の強力な温室効果ガス)を生成します。強制再生産(人間強姦)された牛が10億頭もいます。牛はすべての畜産動物温室効果ガス排出量の1/3を排出し、畜産はすべての人為的排出量の15%を生み出します。

肉食動物食事療法は個人的な好みではありません。それはすべての人々、動物、そして地球に害を及ぼしています

ビーガンであることはあなたカットしますr カーボンフットプリントを半分に。

ビーガン食は、EU農業排出量を70%削減します。

ビーガン毎日1,100ガロン(4100リットル)の水を節約します。

ビーガン毎日45ポンド(20kg)の穀物節約しています

ビーガンは毎月30匹の動物を救っています

非常に多くの世界問題は、次に買い物をするときに棚から植物ベース製品に手を伸ばすことで解決されます

ヴィーガニズム私たちの消化器系にとって自然ものです。3,000万人がヴィーガン選択しました+5,000万人がヴィーガンに近い人です。ミス・ユニバースドイツ最強の男はビーガンです。

動物の1/3は、馬、サイ、バイソンゴリラ、ゾウなどの草食動物です。

「いつの日か、他の動物奴隷制に対する人間のほぼ普遍的な信念の不条理さが明らかになるでしょう。そうすれば、私たち自分たちの魂を発見し、この惑星を彼らと分かち合うにふさわしいものになるでしょう。」

2025-07-11

自民党農業政策が非効率理由

anond:20250711145156

日本の米政策は、長らく農林水産省による強力な管理を前提としてきました。特に減反政策」に代表される生産調整は、米の需給と価格の安定を目的として導入されましたが、その統制的な側面は、過去共産主義国家における農業政策との類似性を指摘されることがあります。本稿では、自民党が主導してきた日本の米政策共産主義農業政策に見られる共通点、そしてその背景について考察します。

計画経済アプローチ

まず、日本の米政策における主要な類似点は、「計画経済アプローチ」です。かつての減反政策は、政府が米の生産量を全国規模で調整し、各農家地域生産目標(作付け転換目標)を割り当てるという形で運用されました。これは、市場の需給メカニズムに任せるのではなく、行政供給量を直接的にコントロールしようとするものであり、共産主義国家が生産計画を立てて農業生産指導した構図と非常に似ています政府価格支持を行うことで、市場価格の変動リスク農家から吸収し、生産者の経営を安定させるという目的はあったものの、その結果として、市場シグナルが生産者に届きにくくなり、過剰生産や非効率生産体制が温存されるという問題が生じました。

農民インセンティブへの影響」

第二に、「農民インセンティブへの影響」という点で共通点が見られます共産主義体制下では、集団農場における個人努力が直接的な報酬に結びつかず、生産意欲が低下しました。日本減反政策も、直接的な強制こそなかったものの、生産調整に応じた農家に対して補助金交付する仕組みは、米の生産抑制誘導するものであり、必ずしも市場需要に応じた効率的な生産を促すものではありませんでした。収益補助金依存する構造は、農家が自らの創意工夫や経営努力によって市場競争力を高めるインセンティブを弱める可能性がありました。特定の作物の栽培奨励したり、転作を促したりすることも、農家自身判断で最適な作付けを行う自由制限する側面がありました。

組織による統制と管理

第三に、「組織による統制と管理」です。共産主義国家では、党や国家機関農業生産管理監督しました。日本では、農協農業協同組合)が米の集荷・販売において大きな役割を果たし、また政府の米政策の実行にも深く関与してきました。農協農家生活安定に貢献する一方で、その組織力が政府政策(例えば減反)を末端の農家に浸透させる役割も担ってきました。この構造は、個々の農家自律的市場競争するのではなく、組織を通じて管理されるという点で、共産主義的な統制の一端を垣間見ることができます

効率な米政策自民党

自民党がこのような管理的な米政策を維持してきた背景には、戦後の食料難を経験した日本において、「食料の安定供給」を国家の最重要課題と捉えてきた歴史があります特に米は国民主食であり、その供給不安定になることは、社会全体に大きな影響を与えかねないという認識がありました。また、兼業農家が多い日本農業構造において、価格変動から農家を守り、地域社会の安定を維持するという政治的配慮も強く働いていました。

令和の米騒動の原因

しかし、このような管理的な政策は、国際競争力の低下や、時代に合わない過剰生産の温存といった問題引き起こしました。2018年には減反政策廃止され、農家需要に応じた生産を自らの判断で行う方向へと転換が図られましたが、依然として米の価格形成には行政の関与が残っており、完全な市場原理への移行には至っていません。

結論

結論として、自民党の米政策は、共産主義農業政策が持つ「計画的・統制的な生産調整」「インセンティブへの影響」「組織による管理」といった側面と類似点を持つものでした。その背景には、食料の安定供給農家保護という、日本特殊事情政治的判断がありました。歴史が示すように、過度な管理や統制は、農業の活力や生産性を損なう可能性を秘めています

減反廃止後の日本の米政策は、市場原理をより尊重し、農家自律性と創造性を引き出す方向へと舵を切ることが、持続可能競争力のある農業を実現する上で不可欠であると言えるでしょう。

共産主義農業政策はなぜ失敗するのですか。

共産主義体制下における農業政策の失敗は、歴史が示すところでは避けがたいものでした。その失敗の根源は、経済学的、社会学的、そして人間行動学的な複数の要因にわたる複雑な相互作用に起因します。本稿では、共産主義農業政策が直面した主要な課題と、それが最終的に失敗へと導かれた理由について考察します。

集団農場設立

まず、共産主義農業政策の核心にあるのは、土地私有から集団所有への移行です。ソビエト連邦におけるコルホーズや、中国における人民公社といった集団農場設立は、生産性の向上と平等な富の分配を目的としていました。しかし、この集団化は、農民インセンティブを著しく低下させました。個人が所有する土地で働く場合、収穫量の増加は直接的に自身利益に結びつきます。これに対し、集団農場では、個人努力が全体のごく一部に埋没し、自身労働が直接的な報酬に結びつかないため、勤労意欲が減退しました。結果として、生産性は停滞し、食糧不足が頻繁に発生しました。

計画経済の硬直性

第二に、中央集権的な計画経済の硬直性が挙げられます共産主義体制下では、農業生産目標、作物の種類、播種時期、収穫方法に至るまで、すべてが中央政府によって詳細に計画されました。しかし、農業地域固有の気候、土壌、地理的条件に大きく左右される極めて多様な産業です。中央計画担当者は、往々にしてこれらの地域特殊性理解せず、画一的な指示を出しました。これにより、例えば特定地域では適さない作物の栽培強制されたり、最適な播種時期を逸したりするなど、非効率的農業実践が横行しました。市場メカニズムによる需給の調整機能が働かないため、過剰生産と不足が同時に発生し、資源の非効率な配分が深刻化しました。

農業専門性を軽視

第三に、政治的干渉イデオロギーの優先が、農業専門性を軽視する傾向に拍車をかけました。例えば、ソビエト連邦トロフィム・ルイセンコによる「ルイセンコ学説」は、科学的に根拠のない理論に基づいて農業実践指導し、甚大な被害をもたらしました。政治家科学知識経験無視して、イデオロギー的な正しさを農業に持ち込んだ結果、本来であれば収穫量を最大化するために必要技術革新研究開発が阻害されました。また、失敗の原因を「反革命分子」や「サボタージュ」といった政治的理由転嫁し、問題本質的解決を妨げました。

農民弾圧

第四に、農民に対する強制的な政策が、抵抗と不信を生みました。特に集団化の過程では、土地家畜強制的な没収が行われ、多くの農民財産を失いました。これに対する抵抗は厳しく弾圧され、多数の犠牲者が出ました。このような弾圧は、政府農民との間に深い溝を作り、協力関係の構築を不可能しました。農民政府政策積極的に協力するどころか、不信感を抱き、可能な限り生産抑制したり、隠蔽したりするようになりました。

結論

結論として、共産主義農業政策が失敗した主な理由は、人間基本的インセンティブ構造無視した集団化、現実離れした中央集権計画科学無視したイデオロギー干渉、そして強制的な政策による農民士気喪失に集約されます。これらの要因が複合的に作用することで、生産性は停滞し、食料供給不安定化し、最終的に共産主義体制経済的基盤を弱体化させる一因となりました。

歴史は、農業成功には、個人勤労意欲市場メカニズムの柔軟性、そして科学的知見に基づく実践が不可欠であることを示唆しています

2025-07-08

参政党の農業政策は、人民公社ソフホーズコルホーズパクリである

参政党の農業政策中国共産党ソ連共産党のそれと類似しているという指摘は、一見すると奇異に感じられるかもしれません。しかし、両者の政策に内在する特定思考様式目標設定に着目すると、いくつかの共通点が見えてきます。本稿では、その類似性を1000字で論じます

食料安全保障への国家主導的な介入と自給率向上への強い志向

第一に、食料安全保障への国家主導的な介入と自給率向上への強い志向です。参政党は、日本食料自給率の低さを危機的に捉え、米の増産・輸出奨励種子自給率向上、化学肥料から有機転換による自給率向上など、国家積極的農業生産に介入し、食料自給率を大幅に引き上げることを目指しています。これは、かつてのソ連共産党穀物増産を最重要課題とし、国家計画に基づいて農業生産を統制したこと、また現在中国共産党が「農業強国建設」を掲げ、食料安全保障国家戦略の基礎と位置づけていることと共通します。いずれの体制も、食料の安定供給国家の存立基盤と見なし、市場原理に任せるのではなく、国家が主導して生産体制を構築しようとする点で一致します。

特定農業技術・生産方式の推奨

第二に、有機農業自然農法への傾倒と、特定農業技術・生産方式の推奨です。参政党は、有機栽培や自然農法の面積拡大を目標に掲げ、土壌微生物の力を利用した農法やBLOF農法などを推奨しています。これは、健康環境への配慮を前面に出すものですが、国家特定の農法を推奨し、それへの転換を促す姿勢は、ソ連共産党ルイセンコ学説のような特定農業理論国家的に推進し、科学的根拠に乏しくてもそれが農業政策の基盤となった歴史や、中国共産党が「緑色農業環境配慮した農業)」を奨励する動きと重なります特定の農法を「正しい」ものとして強力に推進する姿勢は、多様な農業実践排除し、画一的農業志向する危険性をはらんでいます

農業従事者への国家的な支援と、国家による管理強化

第三に、農業従事者への国家的な支援と、国家による管理強化の可能性です。参政党は、一次産業予算の増額、農林水産事業者所得補償兼業農家公務員の拡充などを掲げています。これは農業従事者の待遇改善を目指すものですが、その裏には、国家農業従事者をより強く管理下に置く可能性が潜んでいますソ連ではコルホーズ集団農場)やソフホーズ国営農場)を通じて農業国家の直接的な管理下に置かれ、農民国家計画従属する存在となりました。中国では家庭請負生産責任制が導入された後も、党中央農業政策の基本通達を発し、農村の党組織を強化するなど、国家による農業農村への強い統制は続いています参政党の政策に見られる「公務員化」という発想は、形は違えど、農業従事者を国家の統制下に組み込むという点で、共産主義国家の農業政策との類似性を帯びています

国民食生活への国家介入の志向

第四に、国民食生活への国家介入の志向です。参政党は、学校給食有機食材使用義務化や、教育子育てクーポン有機農産物購入への適用などを提唱しています。これは、国民健康増進や食育目的とするものですが、国家国民食生活にまで踏み込み特定食材調達方法強制する姿勢は、共産主義国家が配給制度や集団食堂などを通じて国民食生活管理・統制した歴史を想起させます国民の「健康のため」という大義名分の下で、選択の自由制限される可能性を秘めています

もちろん、参政党の政策共産主義体制下の強制的な集団化や国家による全面的統制とは明確に異なりますしかし、食料安全保障絶対視し、その実現のために国家が強力に介入し、特定生産方式や消費行動を奨励誘導する姿勢、そしてその過程個人自由多様性潜在的制限される可能性という点において、両者の農業政策には思想的な共通点を見出すことができます

これは、現代日本において、食料問題という喫緊課題に対し、どのようなアプローチが望ましいのかを考える上で重要示唆を与えます

2025-07-07

自称愛国保守MAGA人「移民追い出したら農作物収穫できなくて腐っちゃった・・・

クソボケアホガイジ過ぎて流石に草

己の馬鹿さに絶望しながら餓死しとけ猿

アメリカ農場 “移民不在”で人手不足 農作物が腐敗【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2025年7月7日)

https://www.youtube.com/watch?v=d3vJfHbB1J4

2025-07-03

anond:20250703082534

時間はかかるかもしれんがそろそろ日本のどっかで栽培可能じゃないのかね

気温だけじゃないかもしれんが可能になりそうなら大規模農場とか作ればいいと思うがコスト合わんのかな

2025-07-02

農協はなぜ当面は必要

追・追記

単位間違ってた!!!恥ず!

あと収支はチャッピーに聞いた程度のものなので、もっと安く施工できるとか、もっと儲かってないとか色んな現場からのご意見ありがとうございます

これだけかみ砕いてもまだ「ワシの考える農業改革、ワシの考えるJA改革は~!!」って言う人はJA会長にでもなろう!十分な利回りだって言う人、ぜひ農業に参入したらいいと思います

もしくは黙って田んぼに苗でも植えてろ!

追記

朝起きたらブコメチラホラついてた。長くて複雑な話に付き合ってくれて感謝します。農家周りの方々の意見面白い。ごくろうさまです、ありがとう

一つ補足というか…チェリーピックしないでほしいし、ちゃんと読んでよと感じた反応があったので

yingze 進次郎主張の農政改革キモ金融分離なのに、さらっと流されてるw セルフ突っ込み入ってるけど、ブランド作れないJAは要らんのよ。市場に作物流すだけの簡単お仕事だと農家は離れるばかり。

サラッと流してない。言及しているのでちゃんと読んでほしいんだが、金融の分離をしたら最大のメリットJAは最短・適切条件(馬鹿安でもなく高くもなく)での支払いが可能」が難しくなってくのではと思っている、金融分離は農業全体をぶっ潰す最短距離になりうるよ。まぁJA金融事業の内訳を調べてないから分からないが、JAに近いところにいる事情通の人に聞いた話だと、非農業系の金融事業で稼いで農業事業に回しているような状況らしいので。本文で郵便事業の例を引いたけども金融分離化前の郵政はまさにこれで、郵便事業はもうちょっと立ち行かないかもねって感じになってる。相次ぐ値上げ、不正の増加は、貧した結果の倫理低下だろう。

あと、ブランドを作ろうとしてないJAなんてほぼ存在してない。それに、コメがない高いと言ってたこ半年でもブランド米は高いけど売ってたでしょ?ブランド化=価格の高止まりを目指しているわけで、ブランド作れねぇのかと嘲笑するからにはちゃん付加価値が付いた高い作物をしっかり買ってくれるんだよね?って話になりますよ。 <h3>o- *********************************************************************************</h3>

以下本文

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkansports.com/entertainment/news/202506300000813.html

この人気ブコメ傾向についての批判です。

必要か、と語りかけてみたものの、国産野菜コメなんて非効率!金輪際要らんのや!という過激派にとっては農協は当然不要だし、亜米利加国のような大規模集約農業以外は認めへん!という類の過激派にとっても知らんがなという話になるだろう。ただこれらの派閥机上の空論しかないので。

取りあえず、農協は何で「今のところは」 「とりあえず」必要か、という話です。今後、何かが進化して新しい取引流通方法が産み出され商業的に大変安価使用できたりするようになれば変わるかもしんない。または何千億円もの税金をかけて田んぼを集約化できれば大規模農場は実現できてJA不要になる可能性もあるかも(なぜ農業大規模化に多額の税金必要かはのちに述べるかも。大規模集約化が机上の九龍城だよと言う説明として)。

JA以外の一般企業は、「一般農家」と簡単取引してくれない

一番の必要理由はこれじゃないかなと思っている。

勤め人ならご理解やすいかと思うが、一般企業はあまり個人自営業や小規模事業者との直接取引特に彼らからの購買)を好まないことが多い。取引数が多いとその分、経理をはじめとしたバックオフィス業務量が増えるし、宜しくない事案(不当なキックバック要求するけしからん社員が現れたり)が起きやすい。その他色んな理由(与信的なこととかね)がある。

一方で、JAは会員なら誰でも取引可能で、各農協が決めた規格の範囲内の作物なら原則必ず買ってくれる。なので多くの農家にとっての作物の販売先として真っ先に上がることになる。

仕事新規開拓営業したことある人は分かるかもしれないが(はてな民には少なそうな気もするな…)、「販路開拓」というのはなかなか簡単ではないので、規模の大きい農家でも、素晴らしい栽培技術があったとしても、簡単にいい値段で買ってくれる取引企業を見つけられるわけではない。支払い条件なんかも企業によって全然違う。その点JAはきっちり決まってる。JAがまるっと買ってくれるのは農家文字通り「生命線」である

一般企業取引をしている農家ももちろん居る。例えば某ポテチ屋や某トマトジュース屋などは加工原料を契約農家からトマトジャガイモを買っているし、ハンバーガー屋、デパ地下サラダ屋、上げ底コンビニなんかも契約農家から直接仕入れてる。「地元野菜をたくさん使った地産地消レストランです!」というようなところも直取引。これらは日本農家の全体取引からしたら少数。

この企業取引だが、ポテチトマトジュースなどの)原料としての販売金額ちょっと失笑するぐらい安い。彼らは定期的にJAなどを通じて契約農家になりませんかと営業をかけているらしいので、その程度には入れ替わる(儲からいからやめる)んだろうとも邪推できる。一方でもちろん、うまくやってて儲けられてる農家もいる。そしてポテチ屋やトマジュー屋も、JAから仕入れることも有る。パンクチュアルに出荷用の材料数を揃えなきゃいけないし、作物は思った通りに育たない時もあるから

もう一つの主要な直取引先、中食外食向けの野菜。これは場合によってはJA買い取り価格よりも高く買ってくれることもある。半面、ジュースなどと違って原型が分かるわけで、規格(サイズなど)の制限JAよりも厳しいことが多い。加工のために一定サイズに収まってる必要があるから。これらと取引ができるのは選ばれた神農家、または資本力が高い施設栽培(かっこいいハウス栽培農家などが多い。そして彼らも同様に足りなければJAからも買う。

ちなみに、ここでは便宜上JAと言っているが実際にはその地域中央卸売市場が実際の取引の場になる。JAが買った野菜は半分~8割ぐらいは卸売市場取引される。そして卸売市場では上記のような一般企業大手流通小売(スーパーマーケット)、仲卸などが買っていく。仲卸は飲食店とか小さいスーパー八百屋などに卸したり。それで我々消費者が買って皆様のお宅の晩御飯になったりする。

更にちなみに、スーパー八百屋などの野菜は、大半がJA・大卸を通した商品だそうです。

なぜならスーパー消費者ニーズに応えるために少量・多品種必要でかつ欠品も消費者から許されず、それなのに鮮度も求められるから特定農家取引しているんじゃ棚に並べる商品を揃えられないからだそうで。複雑な卸構造になっているのは、消費者ニーズに適切に応えるため。コメはここまでではない(多種はそこまで求められてないだろう)が、鮮度はやはり求められるからねぇ…。

しかし、生鮮食料品流通って難しいね検索たらこの図https://d1obh0a64dzipo.cloudfront.net/images/7595.jpgが分かりやすいなと思ったら元は農水省白書みたいだ。元記事https://minorasu.basf.co.jp/80696記事面白かったのでお時間ある人はどうぞ。

もっと更にちなみに、別にJA農家に「一般企業に売るな」なんて圧かけたりなどはしておらず、むしろ逆で、一般企業からの「契約農家を探してほしいんですが」 とか「〇〇を育ててくれる農家さんいますかね?」というような相談の窓口になっていたりするので、しんじろうが言うてることはますます分からんのよね。JAというか農業界隈は「六次化(2次産業×3次産業からきたダジャレ合言葉)」を叫んでいたりもしていて、JAも、農家一般企業との取引拡大を望んでるんだよね…。

しろ地方中央卸売市場サステナビリティ危機という別の問題もあって、仲卸が跡継ぎ居ない、儲から廃業などで市場機能しなくなっていたり、建物老朽化しても建て替える金がないとかの問題もあって、自治体JA中央卸も、企業ウェルカム!な状態なんすよ。でも農業も卸も対して儲からいか企業の方があまり組んでくれないんよ。

JAなくなると農家資金繰りが厳しくなる

JAに作物を納入すると支払は、その地域JAの決め事により異なるが月末〆、翌月10日とか20日になることが多いようである。これは一般企業取引よりも支払い条件が良い。これはかなり大きいことで、特に出荷期間が長い野菜果物農家にとってはすごく大事な条件である農家の金の周りが良くなるということなので。

これはJA金融機能を持っているからこそ可能なわけで、金融機能を切り離したら支払条件も悪くなるんじゃないかなと思うんだよね…。郵便郵便機能ぼろぼろになったのもゆうちょが儲けてた分がなくなっちゃったからなんじゃないかなーと思ったり。

またJA金融機関なので、農業のための融資をしてくれる。これもなくなると農家はかなり困るんじゃないか。というか一般金融機関農業のための融資継続できる気がしないぜ。

品種改良とかブランド化とか

基本的に作物の品種改良は、その地域農業試験場がやっている(たまには大学研究機関もやっている)

品種や新しい作物(例えばズッキーニとか今は当たり前に作られてるが一昔前は作付けは極小だった)は、これまでの品種と育て方が違うことも良くある。そのための農業指導などを行っているのがJAです。

品種に切り替えるというのは既存農家にとってはナーバス事態である。下手したら半年~1年の売上が吹き飛ぶ可能性すらあるからだ。おまけに新品種簡単には市場には受け入れられない(知名度とか値段とかで)ので、意気軒高に新品種に切り替えて張り切って栽培して成功しても、思ったよりは売り上がらなかった、なんてことだって起きうる。

JAという「ハコ」があることで、たくさんの農家を取りまとめて新しい品種栽培指導したり、ブランド化のためのゆるキャラを作ったり、自治体と協力してキャンペーンしたり、いろんなことがしやすくなる。こういうのは「ハコ」がないと纏まらんよ。普通会社だってそうでしょ?業界団体があるからこそロビイングもできるわけでさ。

ロビイングという言葉を出したのは、要するにJA農家のための団体なので、究極的には我々消費者とは利益相反する。もちろん敵対関係ではないが、彼らはより高く売りたいし、我々消費者はより安く買いたいというご原理的・究極的な部分な。なので消費者が「高えんだよ!」っていうのは当然ではあるし、一方で「何を当然なことわざわざ言うのだ、他のすべてのものが値上がりしてるのに」とも思う。

「ここにきて急に高くなったのはおかしい」というブコメもあったが、それは「もう耐えられないところにきている」という考え方もあると思う。原材料に近い商材ほど付加価値をつけにくいか価格の上昇は他の商材と比べて遅くなるのはごく一般的な傾向だとも思うしなぁ…。

エネルギー費用バイトさんの人件費も、肥料代もすべてが値上がりしている。ハウス栽培が中心の農家エネルギー代で利益が減ってると思うし、精米機械だって倉庫温度管理だって電気で動いてるわけですし。ナスを5個パック入りに商品化するための袋だって値上がりしてるでしょ。

農業の大規模集約化は、進んでいるし、進めるのに金がかかる

「大規模集約化」というのはちょっと乱暴で、事業者が集約される(大農家が零細農家休耕田・畑を使って農地を広げる)パターンと、農地区画物理的に大きくするというパターンに大別されると思う。そしてこのどちらも、進んでいる所はどんどん進んでいるし、進んでいない所は金がないから進まない。

実は農業地域の「良いけど所有者が細分化されてる農地」はどんどん、地域の大農家が集約している。新規就農者はたいていこういう大農家で「農家修行」として小作として働いてたりするし、技能実習生もたくさんいる。あちこち分散している農地を、人海戦術で「作物が取れる農地」として維持している、というのが実情。

そして、一方で「あんまり良くない農地」は人気がないまま放置される。

都市に暮らす消費者ちょっと思いつくようなことなんて、とっくに農家はやっているし、やっても儲かれないことは、アホな消費者が何を言ったところで、やらない。

あんまり良くない農地というのは、山沿いだったり(太陽と風が良くない)、水利から少し距離があったり、四角いきれいな形じゃなかったり、小さかったり、道路が貧弱だったり(トラック通れないと収穫の手間がすごい)。そういうところは大農家も使わないので放置されたまま。

こういうところでもドカーン区画整理をして、四角くしたり、用水路を作ったり、1tトラックくらいなら入れる細い舗装道路を作ったりすれば、ちゃんとした「集約化された農地」になる。でもそれにはすごく金がかかる。これは都心で行われている「再開発」と似たような手法で「区画整理事業」って言うんですが、土木作業のみとはいえお金がかかる。このお金場合によっては億単位の金がかかるので農家負担するのはとてもじゃないが難しい。

例えば

1ヘクタール休耕田を「使える農地」に造成するための費用は、約9,000億円(造成費用1坪3万円で計算。今はもう少し高いと思う)※単位間違ってた!9,000万円です!ごめん!

1ヘクタールの田から取れるコメを約5,400kgとする(10a辺り反収538kgらしいので)

5,400kgのコメの卸価格28,000円/60kgが最新の価格、かなり高い)は2,520万円、経費率を7割(ChatGPT調べ)とみると、利益は756万円弱。

ちなみに1haの農地って、全然「集約化された農地」なんかじゃない、むしろ中の小ぐらいです、サイズ的には。

見てもらった通り、これでは造成費の1億円返していくのけっこう大変。つーかかなり厳しい。したがって農地区画整理は基本的には半分かそれ以上を税金で賄うのが慣例になっている。補助金です。田舎土建屋が儲かる、都会の人が蛇蝎のごとく嫌うような補助金ですね。でもこれがないと「農地の集約化」は不可能ですね。

その程度には農業って「あんま儲からない」ものでもあり、そして「人間が生きていくには不可欠な仕事」でもあり、平地が少ない上に平地がどんどん都市化していく(田んぼよりアパートの方が儲かったりするので)日本では、わざわざ農地お金かけて集約化を実現するんは、かなり難しいんだと理解いただけるとありがたいです。

2025-07-01

anond:20250701112553

農場管理専門家しかできないだろうけど、収穫や雑草抜きくらいの手伝いくらいならできるでしょ しらんけど

2025-06-27

anond:20250622234525

ドラクエ7移民の町プレミアムバザーに育成するべく移民集め中。

移民が40人に達してから移民候補が全く出なくなってしまった。

攻略サイトによれば50人とか行けるはずだが、全然出ない。

移民の数が増えると極端に出現率が下がる仕組みと推測。

後のグランドスラムグレイファーム大聖堂化に備えて、そっちの条件に必要メンバーも集めていたのだが、こんな出現率ではやってられないので、そっち要員のメンバーは町から放逐。

町の人口が減ったらまた移民候補バンバン出始めた。

めっきり出なくなっていたグランエスタード宿屋からも出るようになった。

多分、移民候補の出る確率は『移民の町人口が増えるほど、出現確率は減る。かつ、ルーラで行ける最初の方の町は、候補が全く出なくなる上限人数が低い』という形になっているのだろう。

となると、プレミアムバザー等の特殊形態を狙う場合関係ないタイプの住人は積極的に放逐して、条件達成に必要タイプ移民をまず集めた方が良いな。

人口が増えてから必要タイプ移民を集めようとすると、ただでさえ下がっている出現確率の中からさらに狙ったタイプだけを引き当てなければならなくなる。

プレミアムバザー作って買うもの買ったら、商人全員放逐して農場を狙う事にしよう。

2025-06-10

ふと思ったんやが日本で通常米作るの諦めたら?

高額の国産ブランド米は作りたいところが作ればいいと思うけど

からないやりたくないっていう通常米はもう諦めて東南アジア中国かどっかで

金出して大規模農場作ってそこで育てて輸入する方向に切り替えたら?

2025-05-20

フォレスティアやってる

絵がめちゃくちゃ可愛い

DLsiteゲーにあるまじき絵柄

農場スローライフ系というのも珍しいな

エロ結構遠そうだし移動がちょっとダルいけど

NPCたちが刻一刻と街を歩き回っててめちゃくちゃ凝ってると思う

一応マップとかで今どこにいるかは分かるからいかけるのは苦じゃないけど

2025-05-14

アメリカにはPoor Farm(救貧農場)というのがあったらしい

農業従事者の高齢化後継者不足に悩んでいるようだし生活保護受ける人で働けるなら日本でも政府農場作って働かせればいいのにと思ったが

アメリカでも廃止されるくらいだからなんか問題あるんだろうな

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