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Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

EOSな日214. ポルトガル補記・屋外で食事をする!

リスボンでも、カシュカイシュでも、ポルトでも私達の夕飯の半分ぐらいは屋外のパブリックスペースで宴会をしていた。 もちろん日本にもこうした設えはある。例えば名古屋市大須商店街(ブログ2016年4月23,25,27,28日)など。だが実際には、外で食べるよりも…

EOSな日213. ポルトガル補記・ポルトの霧

一寸だけポルトガルの忘れがたい記憶を補っておこう。 ポルトのホテル・ユニバーサルの屋根裏部屋の窓から見える街の風景は絶景だった。朝早く眼が覚めたときは、海霧が出ていた。あのタイタニック号をめくらにした大西洋の霧だ。その霧のなかにポルトの街…

番外編417. 私論、旅機材!

ポルトガルでは、機内持込手荷物8kgの制限に対して私の荷物は7.6kgだった。 さて旅って、どんなレンズを持ってゆけばよいのだろうか?。そこで私が撮影したデータをとってみた。 私は焦点距離を定めてからファィンダーをのぞいて撮影するので、概ねキリの良…

番外編416. 撮影機材は、エアラインの持込手荷物制限の重さで決まる

過去のこだわりのフィルム撮影機材を全部処分!。頭を刈ったようにスッキリ。 断捨離を実行したおかげで私のフィールド用撮影機材は、以下3タイプに集約。カッコの数値はバッテリー付きボディとレンズの合計重量。 EOSシステム:EOS1Dsmark3+EF28-300mm/F3.5-…

ZEISSの空気51. 建築物を上すぼまりにしてはいけません

人間の眼は、見ている建築の風景を頭の中で補正しているが、レンズは見たとおりに写り人間のようには補正しません。そこでレンズに工夫がいるわけ。特に大きな建築、極端な例が超高層建築を下から見上げた上すぼまりのアングルで画面にいれるわけ。小さな建…

番外編415. オリンパス・システムを処分してSONYへ

2009年6月30日ブログでオリンパスE-PL1画像のアップを始めたのを契機とし、その後PEN E-P2、E-P3、E-P5、OM-DのE-M5、E-M1、EM-1mark2とオリンパス機材を使い続け、レンズもパナソニック・ライカのレンズや、オリンパスの7-14mm/F2.8、12-100mm/F4といった高…

Nikon Freak408. 金曜日!!!

沖縄県には、竹富島と渡名喜島の集落が伝統的建造物群保存地区に指定されている。私は、どちらもまだ見ていない。ただし保存地区ではないが、本島のフク木に囲まれた備瀬の集落には出かけたことがある。このブログでは、2015年1月2日、6日、7日で取り上げて…

Nikon Freak407. 水中の植生!?、動物!?

海底の植物をまとめてみた・・・と書いて、実は珊瑚は刺胞動物だった。じゃあ草のように赤い枝を広げているイソバナをWEBで調べると、刺胞動物門花虫綱八放サンゴ亜綱ヤギ目イソバナ科とあってれっきとした動物の種類だった。 では水中の植物は何かといえば…

Nikon Freak406. 夏休み気分

水面に映る光を下から見てみるとか、差し込む光を撮ってみるとか、ぼかして撮ってみるとか、そんな風に撮影すると面白い画像が撮れる。光や水が反射したり光芒や透過や泡などを生み出し戯れている光景だ。それらが混ざり合ったり拡散しながら繰り返し現れる…

Nikon Freak405. 続々渡名喜村ブルーコーナー・五六の岬で

渡名喜島は、縦に連なるチョウチョウウオの群れ、ムラサキハナゴイ、キンギョハナダイやアカネハナゴイが舞い、これまでの沖縄の海とは異なる大変濃い魚影の風景だった。撮っても撮りきれないほと、スケールの大きな水中の空間に魚が広がっていた。 ここで撮…

Nikon Freak404. ダイバー達

トップ画像は、エキジット直前だ。安全停止が終わり、これから船に上がるぞ!、とインストラクターがサインを出している。こうしてみるとダイビングは、スポーツだから鍛えた人間は動作に無駄がなく格好が良い。それに引き替え我々ファンダイバーは不格好の…

Nikon Freak403.  続・渡名喜島

京都を発ち、名古屋、ポルトガルを経由して15日目、旅の最後は渡名喜島でダイビングだった。ここは、北の風、西の風、南の風がこない僅かな時だけ、島が風よけになって潜ることができるポイントだ。 だから滅多にはこれないポイントだと聞いた。確かにここ…

Nikon Freak402. 久米島

那覇から久米島のダイビングに向かった。 早速見かけたのが、この透明の生物。初めて見た生物だ。ホヤ科のサルパだ。ゼリーのように見えるが触るとものすごく堅い体だ。移動するときは体に水分を含んで吸い込み、同時に餌も一緒に食べる効率のよい魚だ。そ…

Nikon Freak401. 水納島、瀬底島

本部の美ら海水族館の少し手前にローカルな景観を呈した漁港、渡久地港がある。ダイビング初日は、ここから水納島、瀬底島へでかけた。 トップ画像は、ダイビング前のブリーフィング。私達のマレア沖縄が相乗りするリベルテ号の船長さんからダイビングポイ…

Nikon Freak400. 沖縄本島真栄田岬から

さて旅の後半ダイビング初日は、時差ボケが残る沖縄本島真栄田岬。ダイビングで一気に時差解消をはかろうか。潜れば眠くない。そこはいつもの魚の光景が広がっている。 さてトップはコバンザメにクリーニングしてもらっているアオウミガメ。よいタイミング…

Nikon Freak399. 渡名喜島

さて13年目にはいったこのブログ。ポルトガルの仕事から帰ったあとは、時差ボケを引きずりながらダイビングの夏休みだ。 先ず、ダイビング最後の日の最後のダイブ画像からゆこう。 アジュメール号が慶良間諸島に近づいてゆくと右に舵をきった。やがて慶良間…

EOSな日212. 旅の総括

7日目は、ポルトから高速バスでリスボンに戻り、半日だけ自由行動の時間があった。もう街歩きをしないと決めたので、S君、Y女史と一緒にリスボン水族館へでかけた。世界第4位の水槽をもち、大阪海遊館を設計したペーター・カーマイフェの設計によるから建築…

EOSな日211.  ドン・ルイス1世橋

街の中央の都市軸にドロウ川に架かるドン・ルイス1世橋がある。歴史地区と対岸のワイナリーを結んでいる。ギュスターブ・エッフェルの弟子テオフェロ・セイリングが設計した道路・鉄道併用橋。この橋からポルトの街並みが手に取るようにみえる。だからレン…

EOSな日210. カイス・ド・リベイラ界隈

ドロウ川に面したカイス・ド・リベイラというリバーフロント沿いの賑やかな界隈がある。 少しはポルトガルの生活感があるかと思って、その1本裏の細い路地を通り抜けてみた。まあここにも観光客だよ。ヨーロッパは、夏の観光シーズンなのだろう。人々がこぞ…

EOSな日209. ポルト歴史地区・フローレス通り

さてポルトの世界文化遺産歴史地区に戻ってきた。夕飯の待ち合わせ時間までは3時間しかない。 駅前広場に2つの通りが接している。シルベリア通と歩行者専用モールになっているフローレス通だだ。私は後者の道を進んだ。 こうした歴史地区に来て何を撮るかっ…

EOSな日208. ルーラルスケープ

今回の旅では、ルーラルスケープ、つまり田舎の景観を追いかけることはしなかった。それでも車窓から時折見える田舎の風景を撮していた。最初に気がついたのは、屋根の色が淡いオレンジ色で 比較的よく統一されていることだ。それは屋根材が同じとする事情も…

EOSな日207. ギマランイス歴史地区

ポルトガル建築という洋式があるんだろうけど、勉強してこなかったからよくわからない。わからないままに撮影してもね。というのも日本では、この建築の専門書が皆無に等しかった。スペイン建築のついでとかで研究者の関心もあまりないのだろう。 そんな建築…

EOSな日206. ギマランイス歴史地区・ブラガンサ公爵邸

ポルトから1時間20分、世界文化遺産ギマランイスだ。さて暑いぞ。夏だからあたりまえか。 先ずはギマランイス城とブラガンサ公爵邸のどちらかを見て街へ降りてこようと考えた。多分城は廃墟だから先ず公爵邸をみよう。1つぐらいは建築を・・・。 ブラガンサ…

EOSな日205. ポルトの夜と朝

私達が泊まったホテル・ユニバーサルも古い部類なのかもしれないが、とりたて世界文化遺産歴史地区のなかに位置するのだけど、それにしてはむしろ質素で地味な建築だ。それよりも屋根裏部屋の窓から、あきらかに歴史地区の古い建築群が眺められることのメリ…

EOSな日204. コインブラB駅からポルトB駅に向かう

コインブラにはコインブラB駅がある。ここがリスボンからくる鉄道の駅なのだ。本来のコインブラ駅には、ここから乗り換えて1駅ゆかなければならない。 それはポルトでもそうだった。つまりヨーロッパの鉄道駅は、レールが行き止まりになる頭端型の駅が多い…

EOSな日203. コインブラへようこそ!

私達がコインブラへついたのは、もう午後遅く、時刻は夕方に近づいていた。リスボンから200kmはあるから特急列車といえども時間はかかる。もちろん市内へ入る列車に乗り換える時間などなく往復タクシーでコインブラ大学を訪れた。1308年創立とあるから、世…

EOSな日202. 旅の合間に

オドビスからリスボンに戻り、サンタ・アポーローニヤ駅でコインブラ行きの列車を待つことにした。少しリスボンの幕間の光景でもまとめておこう。 トップの画像は、私達がリスボンに着いた最初の晩に夕飯を食べに出かける途中で遭遇した地元のミュージッシャ…

EOSな日201. Obidos、そして中世城郭都市

オビドスは、中世の城郭都市が綺麗に残されているし、いまもこの城郭を中心にした小さな町だ。 和辻哲朗の「風土-その人間学的考察」のなかには、西欧の空間のとらえ方に関する記述がある。 「(ヨーロッパの)カフェーは茶の間であり,往来は廊下である。この…

EOSな日200. Obidos、そして旅の荷物

今日は、全ての荷物を持ってオビドス、コインブラを経由してボルトへ移動する。 だからS君からは機内持込手荷物だけにしろ!、と忠告されていた。機内持込手荷物制限は8kg迄だ。だから事前に何回もパッケージのシュミレーションをして道具を精選した。おかげ…

EOSな日199. 山本宗平個展とカシュカイシュ

ポルトガルへ来た目的の一つであり、カシュカイシュのギャラリーで行われている山本宗平さんの個展に出かけた。 山本宗平さんは、サン・フランシスコにある全米最大の美術大学アカデミー・オブ・アート大学で油絵を勉強してきた画家である。だから彼の色は…