2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
一ヶ月続いた祗園祭の最後の行事が、八坂神社の境内で行われる夏越祭。この茅の輪をくぐり、無病息災を祈って祗園祭りが終わる。また来年ね!という気分にさせてくれる。ここには写っていないが、鳥居にはめ込んだ茅の輪が人混みで撮れない。また夕方来ようと…
天気図を見ると、梅雨前線が次第に東へ移動し、このま消えれば暑い夏になりそうだという気配。昨日ようやく前期の講義も終わったので、文字通りキャンパスも休暇モードだ。 朝の京都は、涼しい風も入り夏の開放感を味わえるが、10時をすぎると俄然蒸し暑く、…
昨日の朝、警戒警報が出るぐらいの激しい雨が降っていた。昼前になると刺すような暑い日ざしに変わり、そして夕方、また激しい雨模様となり、それからまた晴れた。ああっ、ややこしい。天気図をみると、京都の上には梅雨前線がしっかり停滞しており、低気圧…
京都とはまったく関係がない、昔の話をしよう。私が筑波の大学院に戻った頃、学部の体育の授業でヨットという種目があった。この種目をとるためには、100mを泳ぐことという試験があり、大学の競泳用屋内プールで泳がされるわれだ。 うかつにも、私は水着を持…
歳をとると、突然何かの切っ掛けで、20代の頃の記憶がよみがえることがある。あの頃ほんとはこんなイメージを志向していたんだ、といった具合に。それも表層ではなく、深層イメージだったりする。 こうした深層イメージというのは、やっかいである。何しろ当…
京都には、海がない。そこが、時間があれば容易に湘南海岸に行くことが出来た横濱暮らしとは大いに違うところである。だから、海が見たい。そこで2時間の空き時間を使って、海へ向かったのである。 海水浴シーズンだが、茅ヶ崎駅から海岸へ行くバスが見あた…
暑い海岸を歩いていたら、瀟洒な建物を見つけた。あそこなら休めるかも、というのでいってみたらイタリアンレストランがあった。ライチタイムは、カフェテリア方式でパスタが食べ放題のようだ。近所の主婦グループがありついていた。 室内は、エアコンが効い…
先日仕事の合間に、茅ヶ崎海岸まで足をのばした。茅ヶ崎は、桑田佳祐の故郷であり、サザンオールスターズのサウンド・プレイス、或いはイメージ・プレイスである。そういうイベント時の環境の変化とは関係なく、茅ヶ崎海岸は大変人気が少ない。まだ夏休み前…
今日は皆既日食だった。その時間、調度私は講義をしていてすっかりそのことを忘れていた。そんなとき、誰かが教えてくれれば、外に出て見に行ったのだが、後の祭りだった。名古屋は、部分日食だったのではと思うが。 大学のキャンパスでは、ワンワンと蝉が一…
日本の一般的な気象現象だが、昼間のむせ返るような暑さが頂点に達し、それが崩れるかのように夕方になると雷を伴う激しい夕立が来る。地表面を暑く照らされることで上昇気流が発生し、地表と上空の大きな温度差が生まれて、大気が不安定になるからだ。 先日…
土曜丑の日の頃に行われる下賀茂神社のみたらし祭、特にこの足つけ神事が面白い。この日だけ清水が引かれるみたらしの池の水は、とても冷たく、夏の暑さを忘れさせてくれる。 入り口で蝋燭をもらい、膝まで冷水につかりながら歩いてゆくと、池の中程に燭台が…
祇園祭・山鉾巡行日の夕方、八坂神社から3台の大御輿と1台の子供御輿が出て街を練り歩く。そして夜になると四条通の御旅所に、各御輿が集まってくる。今日から24日の還行祭まで、御旅所に神様が鎮座するのである。 御輿は、いうまでもなく神様の乗り物である…
四条通でしめ縄を切って始まった山鉾巡行も、人いきれで蒸し暑いので、「とらや」に逃げ込んでお茶をしていた。さて次は新町筋に行こう。 以前のブログでも、この通りについては書いた記憶がある。民家が連なる細い道を鉾がゆっくり軒先をかき分けるように進…
今日は、祇園祭のハイライトである山鉾巡行がある。麩屋町筋界隈で、しめ縄が四条通に渡してあり、これを長刀鉾のお稚児さんが切り落とすと、山鉾の巡行が始まる。ここから、御池でお稚児さんが鉾から降りるまでが宗教行事であり、それ以降がお遊びになると…
この写真は、宵々々山に撮影した。晴天が続いているせいか、例年より人手は多い。山鉾巡行の前々々日で、このありさまだ。 個人的には、いわゆる宵山という行事が、大変面白いと思う。夜が早い京都の街も、三日間の宵山の間は、街中に祇園囃子が鳴り響き、夜…
7月1日から始まっている祇園祭も、いよいよクライマックスが近づいてきた。今日は宵々山だ。 昨日の夕方鉾町を徘徊してきた。まさに準備の最盛期であり、今日からの宵々山、そして宵山、山鉾巡行にむけて、次第に盛り上がりつつある空気が、歩いていていると…
比叡山延暦寺の千日回峰行は、最も厳しい7年にわたる荒行であり、これまでの記録では47人が、この行を達成したとされている。延暦寺の創建が西暦800年頃であるから、それ以来の47人であろうか。 そんな荒行の一つに、延暦寺の寺及び市内260余寺を6時間で歩き…
私が教えている大学の隣の学科(デザイン情報学科)に、私自身が教える新講座を開設しようと考えている。目下その準備のために勉強を始めたところである。専門分化した大学教育のこれまでの経験からすれば、通例隣の学科に専門科目を展開する例は、極めて少な…
このところ散歩がてらに本屋に出かけて、平積みされている本の中から、目についた単行本を買い込んでいる。それらは、 雑誌のような感覚で、セールスされている本だから概ね金額1,500円以下だ。1日で読めてしまう。こうした読書スタイルを雑読と読んでおこう…
四刀流の話を、続けよう。私達が持っている視覚的表現形式つまりクリエイションツールは、 文章や詩文やコンピュータプログラムといった 「文」、数式や論理式或いは分子式といった「式」、地図や設計図やグラフや表や音符といった「図」、絵画やスケッチ、…
昨日は鎌田浩毅(注)の随筆を読んでいた。外山滋比古に続き知の整理学が続く。それは「東大生・京大生が読む」といった具合に帯のキャッチコピーが付けられて店頭に置かれていたので、つられて購入したにすぎない。それにしても、昨今何故知の整理学に、少し…
最近の京都は、蒸し暑さが増してくるとともに、時折激しいスコール状の雨がふる。まだ朝は涼しく心地よいが、あと2週間もすればも梅雨があけ、蒸し暑い夏の季節になる。昨日から祇園祭が始まった。一ヶ月は続く八坂神社の祭礼である。近所の町屋にも、山の看…
京都に棲みだしてから、これまでに撮影したカットを眺めていたら、アレッ!である。というのもカットは、古い民家、伝統行事といった具合に、要は歴史系の臭いが漂い、現代の風景を撮影したものが大変少ない。何しろ古都で曲があるのだから、それは当然なのだ…