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Creator's Blog,record of the designer's thinking

研究者の頭とクリエイターの感性で、書き、描き、撮り、制作しています

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴァーチャルアイランド・プログラム26.

今週は、学部の卒業論文・作品の受付、及び大学院の論文・作品の受付があり、さらに私の講義の小論文の締め切りが、重なった。 私は今年、幾つかの受付の担当者であるので多忙を極めた。多忙の理由は、時間に間に合わずに遅れて提出する者がいることだ。どん…

ヴァーチャルアイランド・プログラム25.

ヴァーチャルアイランドのなかに湖がある。ランドスケープソフトVueの地形を加工していたときに、なんとはなしにできたところである。 当初は、リゾートをつくる上で、湖という地形のアイテムが増えることは、プラスだろうといった程度の関心であった。撮影…

ヴァーチャルアイランド・プログラム24.

ヴァーチャルアイランドは、イタリアの火山帯に位置するから、当然火山がある、といったストーリーである。このマウント・ゴッバ火口のレンダリングは、かってこのホームページの扉でも使用した。 実はVueはバージョンによって少しバグがあり、火口付近は、…

ヴァーチャルアイランド・プログラム23.

マウント・ゴッバに登ろう!の続きである。島の北部は急峻な地形である。そんな雲海たなびく瘤の一つにフィギャーを立たせてみた。 地形のテクスチャーには、いつものようにEcosystemを使用した。岩の一部に雑草が生えており、アクセントとなるなど、意外にこ…

ヴァーチャルアイランド・プログラム22.

今日は、ゴッバ山へ登ろう。というわけで、登りはじめの、 左手にゴッバ山腹が見え、 右手にヴァーチャルアイランドの入江が見える 小高い丘で撮影といったストーリーである。 名前の通りいくつかの瘤があるのが、景観の特徴だ。というわけで、ヴァーチャル…

ヴァーチャルアイランド・プログラム21.

前回のグロットでの話を続けよう。アングルを変えて撮影したらどうだろうか。 そこで上から真下を見下ろすアングルとした。だが水面下の海底のテクスチャーが今ひとつグロットの雰囲気とは、かけ離れている。そこで、海底にVueのEcosystemを用いて岩石のテク…

ヴァーチャルアイランド・プログラム20.

ヴァーチャルアイランドの史跡を訪ねてみよう。地中海のリゾートを調べていたら、グロット(洞窟)が、こうした地域には、多々あることがわかった。そこで、我が島にもグロット名所を、というストーリーでオブジェクトを制作した。 グロットは、周囲の風景が見…

ヴァーチャルアイランド・プログラム19.

昨日は天気が悪くグルーミーな1日だった。うっとおしいことが複数重なると、気分はめげそうになる。さて今日は、グリフィンリゾートアイランドの海底を紹介しよう。 すでにストーリーにあるように、ここのロケーションは、地中海なのだから、歴史から判断す…

ヴァーチャルアイランド・プログラム18.

さて前回の海底の火口跡にフィギャーを組み込んだのがこのCG。ストーリーは、リゾートでは、よく行われる自然の地形を利用して開催される夕方のインスタレーション、といった具合だろうか。前衛的なダンス・パフォーマンスを水上の舞台で演じているといった…

ヴァーチャルアイランド・プログラム17.

ランドスケープソフトVue4Espritを用いて最初に制作したのが、このCG。どこかしらジョニー・デップが主演だったパイレーツ・オブ・カリビアンなどに登場しそうな、海賊の城のようだ。 フゥーン、地形はこんな風にクリック一つでできるんだ。アッハッハッハ、…

ヴァーチャルアイランド・プログラム16.

Vueには落下モードがあるので、フィギャーを地面の上に立たせるときは容易である。しかし、バーチャル環境には、ないものがある。それが重力である。重力は、視覚化されない要素なのであるが、この写真のように小舟を浮かべ、その上にフィギャーを配置すると…

ヴァーチャルアイランド・プログラム15.

通例、モデルの撮影において、長い焦点距離のレンズを絞り開放付近で使用すると、被写体の前後の風景はぼける。こうすることで被写体を引き立てようとする手法である。Vueでもこの手法を取り入れることができる。それがこの要塞の廃墟で撮影したのが、このレ…

ヴァーチャルアイランド・プログラム14.

今日は、 グリフィンリゾートアイランド・ホテルの周辺を見に行こう。 というのもヴァーチャルアイランドのロケーションを、地中海カプリ島の南に設定したから、当然歴史は古代から続き、大航海時代には人々の往来が活発だっただろう。もちろん海賊だってや…

ヴァーチャルアイランド・プログラム13

グリフィンリゾートアイランド・ホテルの擁壁の一部になんとはなしに、とりつけたデザインがあった。ここもタラソセラピーにしてしまえといったストーリーで、海とつながる屋内空間を設えた。 一般に3DCGソフトには、スケールというものがない。言い換えれば…

ヴァーチャルアイランド・プログラム12.

グリフィンリゾートアイランドホテルの中には、タラソセラピー(海洋療法)がある。この海際に古代の劇場様式を小さく模したクラシックな建築がある。 そんなストーリーで、ここでは制作している。 ここではレンダリング時に、撮影レンズに15mmほどの超広角レ…

ヴァーチャルアイランド・プログラム11.

今日の写真は、ヴァーチャルアイランド、グリフィンリゾートアイランドホテルの両方、つまりフルオブジェクトの最も重たいファイルにフィギャーを取り込んで制作した。風景としては、建築や地域について語れるので、一番ストーリー性もあり、最も多用される…

ヴァーチャルアイランド・プログラム10.

今日は、グリフィンリゾートアイランド・ホテルの中にフィギャーをいれて撮影した写真を掲載した。データが重くなるので、ヴァーチャルアイランドは、消去してあり、ホテルだけが3DCG環境に設定されている。ホテルの回廊を舞台にして、ライティングと太陽の…

ヴァーチャルアイランド・プログラム9.

VUEは、ランドスケープソフトだから、気候の表現は優れている。それもクリック一つで簡単に変えられるところが素晴らしい。仮想環境の撮影隊にとっては、モデルや点景をセットさえすれば、あとは気候条件を変えるだけで、優れた雰囲気をつくりだせる。こうし…

ヴァーチャルアイランド・プログラム8.

身の回りのオブジェクト環境を制作していると、どうしても人物の存在が必要なときがある。そこで人物=フィギャーについて記しておこう。人物は、空間のスケール把握や風景や雰囲気づくり、そして特にストーリーづくりには欠かせない要素である。 さらに言え…

ヴァーチャルアイランド・プログラム7.

ヴァーチャルアイランド・プログラムでは、大きな環境づくりだけではなく、身の回りの小さな環境づくりも、推奨している。こうすることで、大きな環境と小さな環境とが組み合わさり、奥行きあるリゾートストーリーが形成できる。実際そうした身近な世界も、…

ヴァーチャルアイランド・プログラム6.

プライベートテラスの話を続けよう。ストーリーでは、ヴァーチャルアイランドという環境があり、そのなかにグリフィンリゾートアイランドホテルという建築があり、その一角にこうしたプライベートテラスを設けたのだから、これまでに紹介してきた島全体の3DC…

ヴァーチャルアイランド・プログラム5.

グリフィンリゾートアイランドの客室をみてみよう。リゾートホテルだから、なんといってもプライベートなテラスライフを充実させたい。適度に樹木で囲われたプライパシーの高いテラスでは、すこぶる良好な見晴らしが享受でき、また十分広いスペースは、夕方…

ヴァーチャルアイランド・プログラム4.

3DCGが完成したら、グリフィンリゾートアイランドの中を撮影にゆこう。こんな導入フレーズを、参考作品の資料集に書いておいた。ホテル自体は建築ボリュームしか制作していないので、フィギャーのジェシーを入れるといった具合に、身近な素材を組み込むと空…

ヴァーチャルアイランド・プログラム3.

入江の古城・要塞跡を、リゾート・ホテルに再生するストーリーを続けよう。風光明媚な入江に写真下左の古城・要塞跡があったとしよう。そこで、この歴史資産を活用したリゾート・ホテル「グリフィン・リゾート・アイランド」を計画することにした。写真下右…

ヴァーチャルアイランド・プログラム2.

3DCGが完成したら、お決まりの背景や家具をおいて、これまたお決まりのアングルでレンダリングして終わり!というのでは、単なるパース屋の仕事でしかない。 そこでヴァーチャルアイランドの中を、フィギャーのジェシーと一緒に撮影にでかけた。そんな想定で…

ヴァーチャルアイランド・プログラム

新年あけましておめでとう。 現在私の大学の芸術工学実習の課題として、ヴァーチャルアイランド・プログラムを行っている。この課題は、約10年前の学部開設時に、新学部に相応しくコンピュータ・グラフィックスを多用し、地域の環境デザインを学ぶことが目的…

新年あけましておめでとう 2009年

今年から京都でお正月を迎えることになった。大晦日から冬の気候になってきたようだ。寒くなりつつある。昨夜夜半に、八坂神社の「おけら火」と、知恩院を徘徊した。家に戻ると眼前の寺院で、近所の人々が鐘をついていた。この日ばかりは、夜遅くまで街のな…