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「路線変更」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 路線変更とは

2025-10-27

anond:20251025185420

もう何回目だよこの話

エヴァ企画資料はとっくに公開されていて、第一始祖民族を始めとした当初のストーリープロットは全部出てるだろ

投げっぱなしになったのは予算がなかったかだって当時からずっと言われてる

19話の男の戦いの時点で予算使い過ぎて路線変更したって何回もインタビューで言われてるじゃん

から20話以降は低予算アニメになっていて、後でDVDになったとき戦闘シーンとか作り直されてる

ロンギヌスの槍を抜いたときに足が生えるの、テレビだと無かったしその他諸々変わってるんよ

最近配信TV版見て適当歴史改竄するんじゃねーよ

そもそも劇場版は「すいません、予算の目処がついたので25話と26話をちゃんと作り直します」っていう話から始まってる

25話はネルフの壊滅、26話で人類滅亡再生っていうのは予定通りで、旧劇は下手に金ができたから拘りまくってあんな感じになった

ナディアの時も赤字最終話放送当日に上がったとかい無茶苦茶マネジメント

庵野は拘りすぎてその辺のスケジュールダメ批判されてたけど、まぁガイナックスも相当アレだし当時のアニメ業界ブラックすぎたよ

エヴァアニメを変えた部分は分かりにくいけど演出面だよ

今見ても当たり前すぎて普通演出だけど実はエヴァが初めて(もしくはテレビアニメとしてはエヴァが初めて)みたいなのがいっぱいあるから

その部分でエヴァアニメの次のスタンダードになった、みたいなのがあるけど

今の人がTV版を見返してもそんなの絶対からないよ

2025-10-21

anond:20251021061953

現代では社会運動が発生するとすぐに左翼が近寄ってきて

旧来の左翼運動と結びつけられてしまうという問題があるでな

元々階級闘争やっていた左翼たちは、経済問題格差問題が中心やったんや

資本主義資本家労働者搾取するので資本主義が続くとみんな貧乏で不幸になってしまうやで

これが基本路線シンプルでわかりやすいな

そしてソ連希望の星やったんや

一時期はアメリカに先んじて有人宇宙飛行までやってのけたソ連

共産主義資本主義より科学が発展してみんなが豊かになれるから優れていると説得できたんや

ところがソ連崩壊してしまったので、左翼は豊かさ論争では実質完敗してしまったんや

このまま経済発展路線で戦っても保守派には絶対に勝てない

それに気がついた左翼路線変更して、環境問題人権問題で戦うことにしたんや

そして経済という中心的な課題は勝ち目がないので目を逸らしたまま、

勝てそうなフィールド、新しい社会問題を求めて彷徨

本当なら全然関係ないフェミニズム寄生して

女性人権を盾に社会批判してるってわけ

2025-09-15

[]9月15日

ご飯

朝:カシューナッツ。昼:マクドナルド(月見)。夜:天かす梅干しうどん人参キノコ大根スープ。ギョニソ。トマトヨーグルトバナナ。間食:アイス

調子

むきゅーはややー。おしごとはおやすみー。

グランブルーファンタジー

復刻イベントを周回して素材を交換しておしまい

それと風古戦場に向けてシエテHLとジークフリートHLを周回。

ポケットモンスターパール(序盤ポケモン電気袋組の旅)テンガン山〜四天王チャンピオン攻略してクリア

序盤ポケモン旅は毎回終わりの方は苦労するんだけど、ムクバード徹頭徹尾強くてかなりサクサクプレイできた。

飛行、ノーマル、格闘の三つの範囲が広くて強いしどの技も命中威力ともに安定してた。その上特性の威嚇も腐らないいい特性で、エースの中のエースだった。

ビーダルは水技は旅では強いよねって感じなんだけど、タイプ一致で打てるのは良いね特性の天然は時々相手の小さくなるを無視れるのが、嬉しかたかな。

パチリスは流石に非力で旅で使うには辛かった。補助技もあんまり選択肢がなくて怒りの前歯で無理やり削っておくぐらいだった。とはいえ電気技の通りは良いので活躍の場面はあったので良きは良き。

そんなわけで赤緑、金銀、RSに続いて4回目のこのルールでの旅だけど、やっぱり最初から主要メンバーが揃って、それが弱いけど育てていく楽しみがあって好きなルールだ。

ムクバードは弱いとかじゃなかったけど、まあそういう周回があるのも面白い

週刊少年ジャンプ2025年9月15日発売の感想(紙は明日)

・さむわんへるつ

新連載でハガキ職人同士の恋愛もの

大喜利ネタハガキを題材にした漫画フィクションは割とあるんだけど、少年ジャンプらしい真っ直ぐさがあって心地よかった。

こういうジャンルは斜に構えて冷笑しようとすればどれだけでも批評という名の茶化しが出来るんだけど、作品王道するなら僕も真正から楽しみたいと思った。

今後に大期待。

ウィッチウォッチ

作者お得意の謎のゲーム回。

今回は恋愛ゲームなので、性癖を弄る際に明らかにバランスを欠き過剰すぎたあの頃を連想して身構えたが、ちゃん流行りを抑えつつギャグになっていて、面白かったしエロかった。

ピングポング

四戦目決着。

ハイヒール脱ぐときコマ、足裏の書き込みが素晴らしすぎる。

パンツも見えてるしこれはもう青春熱血スポ根漫画からドスケベエロ漫画路線変更かもしれない。

2025-09-13

まり指摘されないけど

からかい上手の高木さん」作者の山本崇一朗って、ほんとの趣味ギャルだよね。

高木さんも最初ギャルっぽかったのに路線変更した感じを含めると、デビューからずっとギャル描いてるし。

まあ人間一番好きなことじゃないことぐらいが一番うまくできたりするもんだよな。と俺は勝手に思っている。

2025-09-02

オワコン過ぎる

https://anond.hatelabo.jp/20250831104105

rectus

京都ちょっと掘るとすぐなんか文化財的なものが出るのよ。そのたびに工事とまるから完成まで50年とかかかりそう。

cider_kondo

荒木飛呂彦「それは! この都の地下を掘れば必ずなんらかの遺跡にぶちあたるためであり そのため工事は中断! 路線変更! 莫大な費用時間がかかってしまうからなのだッ!」

urtz

地下掘るのはもう懲り懲りなんよ。井戸水止まるし市営地下鉄もずっと赤字だったし。それに地下掘ったら絶対遺跡出るのに、全部ぶっ壊さないといけない。自動運転無人タクシー解決策と思う

こんなんが人気コメ

いまどきオープンカット工法のわけないし、

シールドマシンが掘り進む深度に遺跡あると思う?

そもそもこんなつまんないネタが何日人気エントリに張り付いてるのか。さっぱり入れ替わりがない。

2025-08-10

タモリが司会の番組

マニアックで笑えない内容なのに雰囲気で無理やり面白そうにしてるの多いね

タモリ倶楽部深夜番組からあいいけど、トリビアボキャブラとかね。

トリビアは、トリビアの種で路線変更面白くなったけどボキャブラとかよく続いたなって思うわ。

2025-07-25

今日開業のジャングリア沖縄だいじょうぶか?

恐竜いるか?一昔前の遊園地感あるんだけど

ARゴーグルとか無理だったん?

リゾート感だけで良かったんじゃないか

テーマパークに寄せ過ぎて路線変更大変そう

2025-07-20

ちょっと前のゲーム遊んでんだけど、わかんないとこ参考にしたゲーム解説者の名前が「〇〇の政治を切るちゃんねる」みたいな名前でおや…?と思ってチャンネル見に行ったら今はだいぶ路線変更してるらしかった。

そりゃゲーム解説動画に比べたら再生回数は100倍以上に跳ね上がってるもんね…。もう戻れないよね…。この立ち回りが最強!とかこの武器が強い!みたいな話じゃダメだったんだね……。

2025-06-27

言うて初代ガンダム打ち切りじゃし

Zも劇場版の新旧作画ツギハギとか

ZZ路線変更とか

Vガンダムとか

神格化されてるけど結構アレだよナ

2025-05-04

anond:20250504093625

この投稿をちいかわが急に路線変更してだめになったみたいな感じで受け止めてる人がいて、なんていうか、ネタネタ判別するための同じ話題ってこんなに難しいんだなと思うのと、知らないのにいちゃもんつけたいんだなっていうのと…

2025-05-01

anond:20250501182719

定義が間違っていると思うなら「頻繁にある」ではなく「三往復でもレスバはレスバだ」と反論すべきでしたよね

最初反論が誤りだったと認めて路線変更をしたということでよろしいですか?

2025-04-06

anond:20250406135100

だいぶ不格好だけど、これもともと網張る予定だったの?

批判を受けて迅速に路線変更したのが偉いってこと?

2025-04-01

anond:20250331211901

アメリカまれアメリカ育ち、アメリカしか住んだことのないアメリカ人(ただし DNA50% 日本人です)の一人の意見です。

アメリカ文字通り完全に乗っ取られたし、トランプの二期目は始まったばかりなのにすでに修復不可能ダメージ国内にも国外にも与えてしまった。

市場原理主義一人勝ちしてきた冷戦後歴史邪魔して、政治家の全員が Gen Z になる頃までは路線変更もできないと思う。

昔はこういう困難を革命とかで乗り越えてきたけれど、今は命の値段は高いし軍隊も強すぎるから、何も起きないし起こせないと思う。

まり、もう元には戻らないと思ってる。

2025-02-16

コンビニバイト日記

去年の初め頃に前オーナー引退して店が新オーナーの物になり、従業員たちもまるっと好条件で再雇用された。以降、前オーナーの店だった頃の悪習が断たれて当店は売上を回復し、まぁまぁ平穏な店になった。

とはいえ、昼間の売上はいまいち伸びないらしく店長オーナーの息子で準夜・夜勤担当)は頭を悩ませている。問題だらけだった夕方の売上は劇的に改善されたが、それは不真面目モンスターアルバイト不正しづらくなったことに見切りをつけ一度に去り、比較的真面目な奴らだけが残ったためであり、昼勤の人たちには加齢してみんなおばさんになった以外特に何も変わったことはないので、改善する余地特にいから仕方ない。

昼勤の人達メンバー交代せずみんなおばさんになったことは、男性客の入りにはちょっと影響がありそうではある。やっぱりピチピチの若い女の子集客力はエグいし、美人で若く見えるアラフォーの女というのも男から見て気安い様で客を集めがち。ちなみに、単に若い女の子というのはあまり客を集めず、空気の様に存在感希薄で顔も覚えて貰えないがち。それよりは癖の強めの若い男の子の方が、からかいがいがあるらしくおじさん・おばさんから人気があると思う。しらんけど(しらんのかい

昼勤の人たちは、6年前私が当店に勤めだした頃は美人揃いだったが、全員だいたい同じ頃に一気に老けて誰? って感じになった。しかも派手めなギャルママ達だったのがお硬い接客業の女(フライトアテンダントとか古のデパートの案内係)みたいな感じに一斉に路線変更したので個体識別が難しくなり、ポケモンジョーイさんとかジュンサーさんみたいに一族同一労働をしている・クローン人間ばりにゲノム遺伝子の発現にブレのない人達がうようよしてるようになった。なお、私は元からそういう路線の女なので、昼勤の誰かと勘違いされて変なおじさんダル絡みされるようになった。

正直言うと、ファッションを真似されたうえにしかもみんな私の上位互換ということにぐぐぬる気持ちは無きにしもあらずだが、基本的に昼勤の人達とは接点がないのでまあいいか

気がつくと準夜で旧オーナー時代から残っているのは私と高専6年生だけになった。高専6年生は来月卒業でこの春から就職して社会人となるので、私が最後の準夜古株になる。私も高専6年生も特にお客様から好かれるタイプでもないのだが、不変な事に価値を置くお客様も少なからずいるので、高専6年生の卒業は残念に思われそう。

だが、去年から当店に勤めているスリランカ人が準夜のアイドルと化していてお客様たちからめちゃめちゃ愛されている。近年は外国人アルバイトはすっかりお客様たちから受け入れられているとはいえスリランカ人の愛されぶりは異常。天然自然に人たらしで、この人すごいなぁと感心する日々だ。

あとはちょっと残念な感じの高校生バイト3人組と、ダブルワークの30代男性が準夜のいつメンなのだが、ダブルワークの30代男性は今月一杯で辞めるらしいしコイツお気持ち繊細ヤクザで面倒臭いのでまあいいか別にいなくてもと個人的には思う。店長には痛手と思われているらしいが、人を見る目がないなと思う。お気持ち繊細ヤクザ、楽してお金をもらうのが信条で隙あらば仕事を手抜きし、下の者には偉そうにしてるけど?

お気持ち繊細ヤクザが辞めるにあたって、新しい人員が補充された。この春から近場の大学に進学する高校3年生の男の子なのだが、初見仕事仲間たちが口を揃えて「三十代かと思った」と言う、謎に老成した言動をする人だ。二十歳前後男子の見た目が何歳くらいか紛らわしいのはよくあることだが(何故かアラサーよりも老けて見える二十歳前後の子って、よくいるよねー)喋り方がナチュラルボーン営業マンなのは珍しい。

入店初日と二日目は、先輩風吹かしまくりのお気持ち繊細ヤクザから「俺のいる間に完璧に仕上げてやる」とか言われて大人しくアヒルの子の様にあとをついてまわりしごかれていた。だがお気持ち繊細ヤクザは元々勤務時間が他のバイトよりも短く、私や高専6年生やスリランカ人よりも担わされている仕事は少なく特別なことはやっていないのだから別に今直ぐにお気持ち繊細ヤクザコピーになる必要別にないのだ。

みんな、わけの分からない状態から半分ずつ仕事を覚えて相方役割を交代交代しつつ出来る仕事を増やしていくので、一度に何もかも覚える必要なんかない。

お気持ち繊細ヤクザの手が空かないときに私が高校3年生の面倒を見ることになったが、案の定一度に沢山詰め込まれてテンパっており、さっきお気持ち繊細ヤクザから教えられていた事がもう頭から抜けて出来なくなっていた。それを私が復習させているとお気持ち繊細ヤクザが戻って来て、「それはもうさっき教えたから今度はこっちやるぞ」と呼ばれて高校3年生はわたわたと繊細ヤクザを追いかけていった。

果たして高校3年生はお気持ち繊細ヤクザ

辞めるまで当店に残るか怪しい感じがする。大学ではどの学部に入るの? と暇な時に聞いたら経済なんとか学部と言っていたが、なんとなく無益なことも嬉々としてやるタイプじゃなさ気な進路選択をする人っぽいけど、当店はこの人に選ばれるのだろうか。

私の公休日高校3年生が3回目の出勤で、お気持ち繊細ヤクザまたまたしごかれていた様だが、21時を回った頃にクソ客が現れた、とお気持ち繊細ヤクザ談。接客対応をしたのはお気持ち繊細ヤクザだったが、クソ客なお客様から

ホットのS」

と頼まれてその時の対応の仕方が拙くてクソ客なお客様激怒させたらしい。お気持ち繊細ヤクザはわざわざクソ客なお客様

ホットのSってレギュラーのことですか?」

と聞き返したのだ、それでイラッとしたクソ客なお客様から

「あったりめーだろテメェ。一々ンなこと確認すんなや」

と言われて、

「当フランチャイズにはコーヒーはSもМもLもなく、レギュラーラージの2種類になりますので、間違いのないよう一応確認させていただきました」

無自覚的にクソ客なお客様煽り倒してブチギレさせ、新人の前でそんなくだらない事で長時間のお説教を喰らうという恥ずかちい事になったのだが、お気持ち繊細ヤクザはそれを恥と思わず「クソ客の言い方が酷くて傷ついた」と思い、反省もなく高校3年生に「世の中には嫌な客もいるから気をつけろよ」などと言ったらしい。

ホットコーヒーのS」

と注文されたら


「は〜い、ホットコーヒーのSですねぇ〜、お待たせしましたぁ〜」

でいいし、



フランクフルト一本」

と注文されたら


「は〜い、フランクフルト一本ですねぇ〜今お取りしますぅ〜」

と言ってビッグポークフランクをお出しすればよいのです。

なんか間違え過ぎてて何が欲しいのか分からんっていう時は、一旦探しに行って戻って

「すいません、忘れちゃったんでもう1回言って貰っていいですか?」

と再度言って貰うか、あたし耳が遠くてぇ、と言いつつお客様について来てもらい指差しで注文して貰えば舌打ちされるくらいで済む。



お客様の注文の微妙な間違いには気づかなかったフリをして言われたとおりに復唱して正解を出す。これがコンビニ接客のコツの一つであるコンビニ店員は何でも出来る馬鹿だと思われており店の格が奈落の底だからこれでいいのだ。


お気持ち繊細ヤクザからちょっとの事で回避出来るトラブルを悪い客に当たった不運の招く不可避なものとしてふき込まれ高校3年生が、それをそのまま頭に刷り込んでいないことを願うが、そもそも接客対応をしたのが高校3年生だったら同じことを言ってもお客様はそんなに怒らなかったんじゃないかという気もする。


しろ高校3年生はナチュラルボーン営業マンみたいな奴で、細かいことをくどくど説明するのがサマになりそうだしなんとなく雰囲気だけで相手を納得させそうだ。一方お気持ち繊細ヤクザは図体のでかくて緩んだパリピの成れの果てみたいな見た目なので、そんな奴がかしこぶってくどくど喋りだしたら半数くらいのお客様は腹を立てるだろう。私だったら勿論、お客様から量産型ヒューマロイドの一体でしかないと思われているので、流れる様に注文を捌けなかった時点でこのポンコツ! と物を投げられてもおかしくない。

やっぱり、人には人の接客態度ってあると思う。とはいえ人類の半分くらいは単に「説明される」というだけの事自体に傷ついてしまうグラスハートなので、正論からといってみだりにお客様に要らぬ「ご説明」はしないのが無難だろう。

2025-01-30

国に声が届かないなら

こんなに外国人日本観光にきてるんなら、浅草とか渋谷スクランブル交差点で「日本最悪!政治家公約守らない最低!」ってプラカード持って叫んでみたらどうだろうか

個人的感覚だけど、日本のおじさんは身内を下に見ているので、国民の声は聞かないけど他所の国の人からドン引きされると慌てて路線変更する気がする

うちの父とか、家族意見は聞かないけど釣り仲間にそれはかわいそうだよ〜とか言われただけで金だけは出すし

2025-01-28

anond:20140211084625

ま、わからんところもないではないが。。。

事前に万全の情報を与えられても、列挙されているような希望する職業にはそうそうつけないから、安心していいと思う。

大抵トレーニング勉強とか、練習)が必要で、かったるいしパフォーマンスが上がらなくて脱落する。

それで、似たような系統の、より難度が低い職業を狙おうとなるのが多い。

たとえば、医師にはなれそうもない!と気づいたら、じゃあ医師と同様に人の健康に関連する職業として、理学療法士になろう、というような。

でも結局これは満足しないことが多い。なぜなら、職場では医師にあごで使われてリスペクト全然感じられないし、実は親も医師から家庭でも医師になれずに雑巾絞りみたいなことやってる落伍者みたいに言われるから

それで、職業という縛りから離れて、どういう暮らしぶりなら満足できそうかという軸で考え始めるというのが典型的

自分は人のためとかよりは、自己実現自分の納得感を求める性格だったんだなあと、そうするとビルディング設計とかする仕事だったら、もっと満足できたのかもしれないなと気がつく。

しかしこの時点で26歳とかになっていて、路線変更するには遅いというか、なにかを犠牲に(例えば、結婚とか子供を持つこととか)しなければ達成できそうもない…というので、どうしようかしら、もしかしてどうしようもないのかしらとなる。

いまの増田と同じ状況だ。

情報を事前に得られていればおれだってという気持ちは、特に経済的に貧しい家庭出身の者に頻繁に出現するが、実際には情報を得ていてもその通りにはならない、かくも世の中は厳しいということであった。

早い時点で、人生に一発逆転はない、コツコツやるぜというメンタリティに到達した者が、主観的満足度の高い人生を送る傾向にはある。

メンタリティ自発的制御できるとは限らないから、これもまた無用情報なのかもしれない。

なんだかんだ、宗谷水産加工工場で働くのが幸せ人生だったりする。

2025-01-04

ソシャゲ比較的初期から実装されてるキャラの、数年経ってからの突然の不可逆的路線変更そもそもまりやるべきではないし、

仮にやるとなったらある程度しっかり尺取って滅茶苦茶慎重にやるべきだと思うのだが、

なんか複数立て続けに5年選手レベル古参キャラのそこそこ雑な路線変更に立ち会う羽目になってしまって心で泣いてる

作中のシナリオ的な掘り下げ自体は仮にあまりされてなかったとしても、ソシャゲプレイアブルである以上はその時間ユーザーと寄り添ってきた事実はある訳で、

その事実の上にある思い入れ比重ってわりと無視できないもののような気もするんだけど、

そこの温度感みたいなものって案外開発(特にシナリオ班)には伝わりにくかったりするんだろうか

2024-12-26

anond:20241226072926

シュバルゼッテというガンダムを出さないといけないので争わせたっぽい

ラウダはもともと大柄で強面な副寮長のモブキャラで、シュバルゼッテはグエルが乗るための赤い機体としてデザインされてた

グエルはガンダムに乗らないキャラクターにするということで路線変更があって、お家騒動っぽい感じでラウダがキレてグエルを襲撃する展開になった

ガンプラを売るためのアニメからモビルスーツは出さないといけない

2クールに詰め込むのに無理が出た

2024-12-05

anond:20241205030748

日本場合自民党内の派閥グループ事実上の党の役割果たしていて、不満が出ると党内で首相交代する事によって、自民党という組織のままで路線変更できるのがおおきい。

そうして今までも大きな路線変更は行われてきた。

から自民党継続して支持を集め続けているわけだけど、それが不満がないという意味ではない。

2024-11-18

兵庫県知事選挙で、またも透明化される民意について

まず最初に、兵庫県知事選の結果を見て欲しい。

齋藤元彦 1,113,911 (45.2%)

稲村和美 976,637 (39.6%)

( NHK選挙報道より https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )

どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民県庁職員の命を軽んじているわけではない。

逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。

これは右派左派わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。

97万人もの人間投票したうちの39.6%の人間意思無視した発言になってないか

兵庫県で起きていたこと(前半戦)

自分の身の周りで起きていたことを記しておこうと思う。

当初は、いわゆる通常の選挙様相を呈していた。

組織票無党派とは言え党派性での応援対立候補

いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。

自民党大敗記憶に新しいが、小選挙区自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。

ただ、良くも悪くもテレビ新聞マスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。

そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事不信任決議をする、というのが異例だった。

民意と言えば聞こえは良いが、マスメディア報道を受けて支持母体から圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。

兵庫県で起きていたこと(後半戦)

立花孝志を中心とした、従来にない選挙戦の様相を呈してきた。

事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。

齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)

告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。

失職に至る経緯である告発文書報道が、主に理解やす視聴率を稼ぎやすパワハラとおねだりに集中していた点が、事態悪化させていた。

ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである

街頭演説では、おおむね、前知事井戸敏三県政の無駄遣いの批判自身の県政でのお金の使い方(高校への投資企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。

そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。

まり、現職なのでそもそも地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である

マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。

トップダウン井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。

ハッキリ言えば、共産党以下は泡まつ候補である

逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。

一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。

兵庫県でおきていたこと(マスメディア

マスメディアによる齋藤元彦おろし成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。

そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。

また、全国的にも良く知られているが、関西圏維新に対しては通常親和的報道が行われる。

齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党日本維新の会共闘して県政を行っていた。

マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。

また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。

(もしも前知事時代女性関係醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)

兵庫県以外でおきていたこと(SNS

デマ醜聞荒らしであり、聞くに堪えず、見るに堪えない。

しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。

また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。

兵庫県知事選挙でおきていたこと(対立候補、対齋藤元彦陣営

いわば本音と建て前の、建前の部分で、各自失策している。

出直し選挙民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会マスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。

現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。

また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事任期に差があり、失職後に出直し選挙当選しているので、任期リセットされており、ここから4年の任期となる。

今後、兵庫県で起きること

恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。

文書問題調査特別委員会通称百条委員会)については、粛々と聞き取り調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与自主返納あたりで手打ちになると思う。

これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。

兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省調査せざるを得ない内容、法務省調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイント匿名通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。

五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事問題とするには飛躍が過ぎる。

繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。

雑感

立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。

単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合当選していたのは稲村和美であった。

また、簡単に辞職を迫りすぎていた点にも問題があった。

県知事任期は4年であり、第53代兵庫県知事齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。

文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。

マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。

齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラ日常的に行っていたであろうことも百条委アンケート結果からは伺い知ることが出来る。

ただ、それを告発する為にとった手法公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である

そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。

(贔屓目に見ても怪文書しか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法飛ばし私刑を行って良い理由にはならない)

蛇足

風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアから情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

パワハラ認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。

パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険行為なのだ

そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかからないような不特定多数がいるような場所パワハラをしない。通常、パワハラは録音データ漏れしまえば即特定されるのだ。

そして、日本マスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。

そうすると、パワハラ日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。

立花孝志の選挙戦略は、その点をピンポイントで突いたものだ。

従来のマスコミゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。

ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。

やはり、そろそろマスメディア私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。

辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。

https://anond.hatelabo.jp/20241118092831

2024-10-26

anond:20241026123944

M1ノンフィクション本見たけど意外と面白かったな

千鳥笑い飯お笑いガチ勢だったとか

ブラマヨとかノンスタは迷走してて路線変更して成功したとか

スリムクラブ滑舌悪い方がやべーヤツだと思ってたけど坊主の方が舞台皇族ネタやるくらいやべーヤツだったとか

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一 1978年45号 - 1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明 1980年5・6号 - 1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美 1986年1・2号 - 1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

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