2020年06月17日06:00 カテゴリ中国 豪政府の「対中政策」から学べる事 新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の責任を追及されている中国共産党政権を敵に回すことは一国だけでは荷が重いだけではなく、中国側の反撃を受ける危険性が高い。その危険性をあえて冒して、北京当局が新型コロナ感染問題で隠蔽してきたこと、その発生源についての情報提供を拒否していることなどを指摘し、国際社会に新型コロナの発生源の解明を呼び求めたのはオーストラリア政府だ。それ以降、豪政府と中国共産党政権の関係は緊張が続いている。 ▲「中国の圧力に屈しない」と表明するモリソン豪首相(ウィキぺディアから) 両国関係が険悪化してきた最初のきかっけは、上述した中国湖北省武漢市から発生した新型コロナ問題だ。発生源については、武漢市近郊にある「武漢ウイルス研究所」からウイルスが外部に流出し、感染が拡大したという説が有力だ