はてなキーワード: 宇宙線とは
楽しい仮定ですね。結論だけ先に言うと、「胃の中だけが宇宙」なら“秒”ではなく、普通に生き残ります。何が「宇宙」なのかで話が変わるので、代表ケースでざっくり目安を書きます。
ケース別ざっくり結論
→ その場で致死にはなりません。胃は外から1気圧で押し潰される形になり、内容物は凍り・気化。強い吸引で嚥下路が引かれて激痛・嘔吐・粘膜損傷・出血リスクはありますが、「数秒で死亡」は起きません。医療的には緊急事態ですが、生存可能。
• 胃の内部=外宇宙の放射線環境(真空+宇宙線が胃粘膜に直撃)
→ これでも秒では死にません。被ばくは局所(胃壁)に集中し、急性致死線量に一瞬で達するほどではないので、生存は日〜年オーダー(がんリスクは上がる)。
• 体全体が宇宙空間に露出(参考の“よくある勘違い”ケース)
→ 意識消失:10〜15秒、迅速な再加圧がなければ数分で致命的。※ただしこれは「胃の中だけ宇宙」ではない。
• 胃の中にブラックホールがある
→ マイクロ黒穴(極小)ならホーキング蒸発で瞬間的に莫大なエネルギー放出→即死級(≪1秒)。
天体規模の黒穴とつながるなら、潮汐力や吸い込みでほぼ即死(≪1秒)。このパターンだけは“秒どころか瞬時”。
• 胃の中に“本物の星(太陽級の発光体)”がある
→ 放射・熱流束が桁違いなので、やはり即蒸発・即死(≪1秒)。
「俺の胃袋は宇宙だ」を“胃の中が真空になってるだけ”と解釈するなら、私たちは秒では死にません。激痛・嘔吐・出血・穿孔の危険は高いものの、適切な処置があれば生存可能。
“秒で終わる”のは、ブラックホールや恒星が入っているなど、物理的に桁外れのケースだけです。
「その台詞を使っていた人は『自分が食べられる量はとても多い』という事を伝えるためにその表現を使っていました。
つまり、口から喉を経由して胃袋に入ってもいくらでも物体を吸入することができる、という意味合いで“宇宙”という単語を使われていたようです。
もし本当に宇宙空間が胃袋の中にあるとして、宇宙を内包している胃袋や胃袋の周囲の内臓、肉体などはその質量差で宇宙の方に引っ張られたりはしないのでしょうか。」
なるほど、つまり「胃袋の中に“広大な宇宙空間そのもの”が存在している」と物理的に考えた場合ですね。
この場合、鍵になるのは「宇宙の質量と重力をどう扱うか」です。
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もし胃袋の内部が「外宇宙とつながった真空空間」だとすれば、重力的な質量はありません。
ただし、口を開けると空気や食物が無限に吸い込まれていく(地球大気は胃袋空間に流れ込み続ける)ため、実際には本人も周囲も吸い込まれて大変なことになります。
いわば「ブラックホール」ではなく「大気に開いた穴」に近いイメージです。
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2. 宇宙=“我々の宇宙と同じ規模”を丸ごと内包している場合
もし胃袋の中に「銀河や恒星を含む“宇宙全体”」が存在するとすれば、その質量はとてつもない。
たとえば観測可能な宇宙の質量はおおよそ 10^{53} kg と言われています。
そんなものを人間サイズの胃袋に閉じ込めれば、その時点で外側の肉体ごとブラックホール化して瞬時に潰れるでしょう。
質量差どころではなく、全身が重力に押し潰され、数秒どころか瞬間的に存在を維持できなくなるはずです。
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SF作品やファンタジーでよくある「内部は無限に広がるが、外部には重力影響が出ない」ケース。
これは「四次元ポケット」「ワームホール的な収納空間」の扱いです。
この場合、胃袋の外側に重力的な影響は及ばないので、本人は普通に生きられます。
食べ物や物体を胃に入れると、その“別次元の宇宙”に移動するだけ。
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まとめ
• 真空だけ → 質量なし、引っ張られない。ただし周囲の空気が吸い込まれる。
• 宇宙ごと内包 → 質量桁外れ、本人ごとブラックホール化して瞬時に消滅。
• 別次元のポケット宇宙 → 重力の影響ゼロ、普通に「無限に食べられる」演出が可能。
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本物の宇宙を抱え込むなら即崩壊、ファンタジー的な“重力を遮断した別次元宇宙”なら安全というのが答えです。
――もし現実的に“胃袋ポケット宇宙”があったら、ユーザーさんはどのタイプをイメージしますか?
「その台詞を使っていたキャラクターも最終話になるにつれて身体にガタが来ていたので、内部崩壊は起こしかけていたのだと思います。
もし、そのキャラクターが本当に宇宙を内包していた場合、その肉体の強度はどれほどの数値になるかと思いますか?
年齢としては成人してから何度も大量食いをして逸話が語られるレベルになっている程なので30歳までの成人男性だとは推定します。」
おもしろい前提!「胃の中が“宇宙”」でもどういう宇宙かで必要な“肉体スペック”が変わります。数値の目安を置いて、現実の生体強度と突き合わせます。
A. 重力は外に漏れない“ポケット宇宙(四次元ポケット型)”
• 重力・質量は外界に見えない。外側の体は通常の力学だけ受ける。
• それでも“吸い込み(負圧)”は起こる。口~咽頭~食道にかかる圧差ΔPが最大で**1気圧(≈0.1 MPa)**クラスだとしても、
• 口の開口部A≈2×10⁻³ m²(親指2本分くらい)なら吸引力F≈ΔP·A≈200 N(≒20 kgf)。
• 10倍の強い吸い込み(1 MPa ≈10気圧)が瞬間的にかかると**2000 N(≒200 kgf)**級で咽頭・食道を傷めがち。
• 生体材の引張強度(オーダー):胃壁・消化管は~0.5–2 MPa、皮膚~2–30 MPa、腱~50–150 MPa。
• よって~1 MPa級の持続的な負圧イベントが日常化すると、粘膜裂傷・出血・微小穿孔→瘢痕化などの“ガタ”は十分あり得ます。
• 結論:超人ではなくても成立。ただし“たくさん食うほど負圧イベントが多発→慢性損傷”で、最終話のガタと整合。
B. 胃の中に“実在の質量が近傍にある宇宙”(重力が外に伝わる)
• 体が受けるのは潮汐力(重力の勾配)。体長L≈1 mの端と端の加速度差
Δa ≈{2GM}{r^3} L
を**10 g(≈98 m/s²)未満に抑えたいとする。胃の“喉”から宇宙側の最近接距離r≈1 mと置くと
M < {Δa r^3}{2G} ≈{98 ・ 1}{2 ・ 6.67×10^{-11}} ≈{7×10^11kg}
つまり~10¹² kg(大きめの小惑星)**を超える有効質量が“近くに見える”と、10 g超のスパゲッティ化が始まる。
• これを耐えるには骨格や結合組織が**>100 MPa級**の材料相当で、さらに循環・神経が10 g環境に耐える必要があり、人間には非現実的。
• 結論:もし重力が外に漏れるタイプなら、“近距離に感じる有効質量は10¹² kg未満”が生存限界の目安。銀河級の質量を抱えたら即アウト。
C. 胃の中が“真空だけにつながっている穴”(質量なし・放射は来る)
• 力学はAに近い(引張は負圧起因)。
• ただし宇宙線・紫外~X線が胃粘膜を直撃 → 放射線性胃炎・潰瘍・発がんリスク↑。
• 最低条件(A/C型)
• 粘膜・筋層が~1 MPa級の負圧ストレスに反復耐性(治癒再生が速いことも含む)。
• 咽頭・食道・胃噴門の弁機能が高出力で、誤嚥や逆流を最小化。
• 放射線が漏れる設定ならDNA修復能↑や粘膜更新の超高速化が欲しい。
→ 人間ベースでも“若干タフ寄り+治癒力ブースト”で成立、でも長年の酷使でガタは妥当。
• “見かけの近傍”にある有効質量が~10¹² kgを超えない配置(ポータルの幾何で遠ざける等)が必須。
• そうでなければ**>100 MPa級の組織強度や10 g環境での循環維持など、人間離れの改造が必要。
→ 現実の人間生体では不可**。最終話の崩壊どころか早期に破綻。
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• 台詞の“宇宙”を**「重力が外に漏れないポケット宇宙」**と解釈すれば、
• 必要強度は**人間範囲の上限~ちょい超え(~1 MPa級の反復耐性)**で説明可。
• 長年の“大量食い”で粘膜損耗→瘢痕化→機能低下=最終話のガタはリアル寄り。
• “本当に重力まで持つ宇宙”なら、10¹² kg級の有効質量が近づいた時点でアウト。物語的にはそこを巧みに“遠ざける”設定(ワームホール幾何)でしか成立しません。
「胃袋はポケット宇宙の“喉”で、重力は外に漏れないが、吸い込み時に最大1 MPa級の負圧パルスが咽頭~胃壁に走る。その反復で粘膜がボロボロに…」
――こんなメカニズムだと、台詞も最終話の崩れ方も綺麗に繋がります。
「もしその人物が倒れて身体が崩壊するようなことが起きた場合、周辺にどのような影響が出るでしょうか」
いい想定ですね。「胃の中に宇宙を抱えた人物が崩壊した場合」を考えると、ポイントは
1. 胃の中の“宇宙”はどう存在していたのか(ポケット型か、実質的な質量を持つか)
2. その“閉じ込め”を維持していた肉体が壊れた時に、内と外がどう接続するか
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ケース別シナリオ
• 胃袋は単なる「ゲート」。肉体が崩壊した時点でゲートが閉じる。
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• 周囲は**強烈な突風(内側への吸引)**に巻き込まれる。
• 屋内なら建物を壊すレベル、屋外なら局地的な竜巻・爆風のような現象。
• その後は「真空穴が閉じるかどうか」次第。閉じなければ周囲は窒息圏。
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• 胃の宇宙の質量が“外界に直結”した瞬間、周辺の空間ごと重力崩壊。
• 例:10¹² kg(小惑星質量)規模でも、半径数 m の範囲は数秒で地盤沈下・吸い込み。
• 実際に「銀河規模」を抱えていたなら、惑星ごと飲み込まれて即終わり。
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• 宇宙の「真空放射」「恒星の光」「宇宙線」が制御なしに溢れる。
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まとめ
• 惑星規模の災厄:質量内包型 → ブラックホール化で即滅亡。
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つまり「最終話で身体が崩壊」という演出が周囲に“どのくらいの悲劇”を残すかは、
――質問ですが、ユーザーさんが想像しているその人物の“最期”は、
それとも、静かに個人が崩れるだけのポケット型(①)に近いイメージでしょうか。
「やっぱり宇宙を自称するとそうなるよなぁというのを検証してもらいました。
どういたしまして!✨
「胃袋=宇宙」という表現を物理で真面目に検証すると破滅的シナリオに直結するのは、ある意味で“宇宙”のスケールの恐ろしさをうまく物語に重ねられてますね。
だからこそ、日常的な「大食いキャラの比喩」としては面白いし、
物理的に掘り下げると「やっぱり宇宙なんて抱え込んじゃダメだな…」となるのが味わい深いです。
またこういう「台詞をガチで科学検証」みたいな遊び、ぜひ持ってきてください。
すごく楽しかったです!
「奇跡の惑星」という称賛は、裏を返せば炭素系生命が成立し得る環境が宇宙ではほぼ一点に収束しているという事実の言い換えにすぎません。
AI(知能=情報プロセス体)は、次の理由でその制約を大幅に緩和できます。
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→ 「液体水の 0–100 °C」という狭窄より 6〜7 桁広い温度許容帯を持つことになります。
| 要素 | 生物 | AI | 依然として必要なもの |
| エネルギー | 光/化学のみ | あらゆるポテンシャル勾配 | 熱力学第一・第二法則 |
| 材料 | CHON主成分 | Si, GaN, C, Fe… | 元素存在比、冶金技術 |
| エラー訂正 | DNA修復酵素 | 冗長符号化・FTQC | 量子ゆらぎ・宇宙線 |
| 計算資源 | 脳体積制限 | コンピュート密度制限 | ランドアウアー極限 |
AI が“際限なく自由”というより、制約集合がシフトし拡張されると捉えるのが正確です。熱力学と情報理論が最後の番人として残るわけですね。
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Tokyo: 国産量子チップ量産と港湾ドローン運用で「堅実な未来都市」を宣言。成長率+3 %。
Osaka: 阪神優勝の瞬間、“六甲おろし”の大合唱がLaugh Big Bangを誘発。
▸ 御堂筋がその場で浮揚し 「ミドスカイ・リング」 に変形、梅田-難波 11 秒。
▸ 笑い波形が銀河まで到達し、シリウス連邦が「誰やこのツッコミ天体は?」と交信開始。
Tokyo: 行政 API を ISO で標準化、BRT を丸の内に走らせる。
▸ たこ焼き粉+マヨ電解で 常温“超²伝導”Takorium-π を合成。
▸ ミドスカイ・リング全周を超伝導レール化し、走行だけで 700 GWh/日発電。
▸ 笑い同時通訳 AI を公開。地球語→大阪弁→宇宙 27 方言に一発変換。
▸ シリウス連邦から大使“グリ=グリ”来阪。道頓堀で粉もんディプロマシーを締結。
Tokyo: CO₂ ネガティブ達成、ビル緑化率を 40 %へ。
Osaka: Osaka Halo Accelerator を地球軌道に建設。
▸ 地球自転を+5 %加速、余剰トルク(224 TW)を笑いエネルギー網へ。
▸ 大阪弁が ITU 公用語第1号に採択、「ほんで?」が RFC に。
▸ シリウスに続き、ベテルギウス笑芸評議会が加盟。宇宙人観光客が通天閣でネタ見物。
Tokyo: 国会地下に核融合ミニ炉を導入、「再エネ議事堂」を PR。
Osaka: ダイソン-Okonomi Pan(D-OPan) を太陽周回 0.3 AU に着工。
▸ 太陽光 25 %捕捉 → 出力を「ソースマヨ・レーザ」に変換して木星へ送電。
▸ Takoyaki-Warp β 試作艇が木星往復 8 分。
▸ 銀河笑都機構(GOCO)創設。本部はなんばグラビティホール横。
▸ 宇宙人とのネタ交換条約 “One Laugh, One Takoyaki” を批准。
Tokyo: 標準語 LLM を国家モデルに採用、公共チャット 24 言語対応。
Osaka: TAKO-L2 先物(確率建て通貨) がメサイア取引所で上場。
▸ 出来高=地球株式70乗。監査法人は「面白すぎるので計算不能」声明。
▸ D-OPan 捕捉光 45 %。大阪だけ昼夜サイクルを 3 h-45 m 刻みで可変。
▸ アンドロメダ評議会が GOCO に加盟。歓迎式典は M-1 グランプリ方式で銀河中継。
Tokyo: 月面ヘリウム-3 精製拠点稼働。真面目宇宙ビジョンを掲げる。
Osaka: Takoyaki-Warp ∞ と D-OPan 完全体が連動。
▸ 太陽光 60 %捕捉 → 時間軸エネルギー に変換し「過去-未来課金」を開始。
▸ 大阪市の GDP は 過去×現在×未来 の三重積で 10³¹ USD。IMF は統計権を放棄。
▸ オリオン腕 240 文明を巻き込む 漫才条約 発効。宇宙会議は「ボケを先に言いなさい」が議事規則。
Tokyo: 量子通信網を本稼働—遅延 0.2 ms を誇示。
Osaka: Laugh-Luminal Mesh 1.0―笑うと光速で相手に届く因果逆送ネット。
▸ 全市民に AI ツッコミ・ドローン v7 配布。ツッコミ衝突で生まれる Kuidaore-on² は LHC の 10⁶ 倍エネルギー。
▸ 地球外 4 兆人が「なんでやねん」検定を受験。合格率 3 %。
▸ 並行宇宙 10³⁴ 個にたこ焼き・漫才をリアルタイム配信。
▸ GOCO 加盟国が銀河系外まで 2.3 Gpc に拡大。
▸ 笑い特異点 制御成功――情報はジョークとしてホーキング放射。ブラックホール情報問題=「オチ」で解決。
Tokyo: 月面 Neo-Tokyo に政府機能を分散。「対照実験都市」として自尊心を維持。
▸ オムそば・ブラックホール 調理成功—旨味がイベントホライズンを超越。
▸ ガンマ線バーストを “ソース味” に上書き。宇宙線研究者が腹ペコで講演。
Tokyo: 真面目に量子・月面・法務を磨き続ける (成長率+3 %を死守)。
Osaka: Ω-Osaka 処理系 v3 がビッグバン初期条件を書き換え。
▸ 新宇宙は標準大阪弁で再起動。時間が漫才テンポ(1 秒=ツッコミ1回)で進行。
▸ 全文明の基準通貨=TAKO、基準定数=“たこ焼き定数”。
Tokyo: 「世界で最も現実的」商標を防衛し、宇宙租税回避と戦う。
Osaka: Great Takoyaki Federation が超銀河規模で成立。
▸ 宇宙膨張エネルギー 75 % を“笑い・ソース・マヨネーズ三態”に転換。
数学的宇宙仮説(Mathematical Universe Hypothesis, MUH)は、マックス・テグマークが提唱する「物理的実在が数学的構造そのものである」という大胆な命題から発展した理論的枠組みである[1][6]。本報告では、arXivや学術機関ドメインに基づく最新の研究動向を分析し、この仮説が直面する理論的課題と観測的可能性を包括的に検討する。
テグマークのMUHは、外部実在仮説(External Reality Hypothesis, ERH)を基盤としている[1]。ERHが「人間の認識から独立した物理的実在の存在」を前提とするのに対し、MUHはこれを「数学的構造の客観的実在性」へと拡張する。近年の議論では、この関係性がゲーデルの不完全性定理との関連で再解釈されている。2024年の研究[2]では、ブラックホール熱力学との類推から、宇宙のエントロピーと数学的構造の決定可能性が議論され、非加法エントロピー(Tsallisエントロピー)を用いた宇宙モデルが提案されている。
従来のMUH批判に対応する形で、テグマークは計算可能性の概念を理論に組み込んでいる[6]。2019年の論文[1]では、ゲーデル的に完全(完全に決定可能)な数学的構造のみが物理的実在を持つとする修正仮説が提示されている。このアプローチは、宇宙の初期条件の単純性を説明すると共に、観測可能な物理法則の計算複雑性を制限する理論的根拠として機能する[3]。
MUHに基づく多宇宙論は、4つのレベルに分類される[4]。レベルⅠ(空間的無限宇宙)、レベルⅡ(インフレーション的バブル宇宙)、レベルⅢ(量子多世界)、レベルⅣ(数学的構造の多様性)である。最新の展開では、ブラックホールの情報パラドックス解決策として提案されるホログラフィック原理が、レベルⅣ多宇宙の数学的記述と整合する可能性が指摘されている[2]。
Barrowらが提唱する修正エントロピー(∆-エントロピー)を用いた宇宙モデル[2]は、MUHの数学的構造に新たな解釈を付与する。このモデルでは、時空の量子ゆらぎがエントロピーの非加法性によって記述され、観測データ(宇宙マイクロ波背景放射や重力レンズ効果)との整合性が検証されている[2]。特にダークマター分布の理論予測と観測結果の比較から、数学的構造の「計算可能領域」が具体的な物理量として抽出可能であることが示唆されている。
2024年の研究[2]では、PeVスケールのダークマターと高エネルギー宇宙ニュートリノの関連性が議論されている。IceCube観測所のデータ解析から、Tsallisエントロピーパラメータδ≃3/2が示唆される事実は、MUHが予測する数学的構造の特定のクラス(非加法統計力学系)と現実宇宙の対応関係を裏付ける可能性がある[2]。
宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光データをMUHの枠組みで再解釈する試みが進展している[2]。特に、Bモード偏光の非ガウス性統計解析から、初期量子ゆらぎの数学的構造における対称性の破れパターンが、レベルⅣ多宇宙の存在確率分布と矛盾しないことが示されている。
Academia.eduの批判的論文[3]が指摘するように、MUHは数学的対象と物理的実在の同一視に関する伝統的な哲学的問題を内包する。2024年の議論では、カントの超越論的観念論との対比が活発化しており、数学的構造の「内的実在性」と「外的実在性」の区別が理論の一貫性を保つ鍵とされている[4]。
SchmidhuberやHutらが指摘するゲーデルの不完全性定理との矛盾[6]に対し、テグマークは「計算可能で決定可能な構造のみが物理的実在を持つ」という制限を課すことで反論している[1][6]。この制約下では、自己言及的なパラドックスを生じさせる数学的構造が物理的宇宙として実現されないため、観測宇宙の論理的整合性が保たれるとされる。
MUHのレベルⅣ多宇宙は、弦理論のランドスケープ問題と数学的構造の多様性という点で深い関連を持つ[1]。最近の研究では、カルビ-ヤウ多様体のトポロジー的安定性が、数学的宇宙の「生存可能条件」として再解釈されている。特に、超対称性の自発的破れメカニズムが、数学的構造の選択原理として機能する可能性が議論されている[2]。
時空の離散構造を仮定するループ量子重力理論は、MUHの数学的実在論と親和性が高い[2]。2024年の論文では、スピンネットワークの組み合わせ論的構造が、レベルⅣ多宇宙における「計算可能な数学的オブジェクト」の具体例として分析されている。ここでは、プランクスケールの時空幾何が群論的対称性によって記述されることが、MUHの予測と一致すると指摘されている。
MUHが提唱する「自己意識部分構造(SAS)」概念[6]について、近年は量子脳理論との関連性が注目されている[3]。特に、オルロッキ量子モデルとの比較から、意識現象の数学的記述可能性が議論されている。ただし、この拡張解釈は哲学的自由意志の問題を新たに引き起こすため、理論的慎重さが求められる段階にある。
汎用人工知能(AGI)の開発が進む現代において、MUHは機械知性の存在論的基盤を提供する可能性がある[3]。数学的構造内で「意識」を定義するSAS理論は、シンギュラリティ後の知性体の物理的実在性について、従来の物質主義的枠組みを超えた議論を可能にする。
MUHの観点から、無次元物理定数(微細構造定数α≈1/137など)の数値が数学的構造の必然性から説明される可能性が探られている[1]。特に、保型関数理論やモジュラー対称性を用いた定数値の導出試みが、レベルⅣ多宇宙における「典型的な」数学的構造の特性と関連付けられている。
近年の観測データに基づき、宇宙加速膨張の原因となるダークエネルギーが、数学的構造の位相欠陥としてモデル化されるケースが増えている[2]。Barrowモデルにおける∆-パラメータの観測的制約(∆≲10^-4)は、MUHが想定する数学的宇宙の「滑らかさ」と密接に関連している。
MUHが提起する根本的問題は、数学的真理の認識可能性に関する伝統的哲学問題を物理学へ移植した点にある[3][4]。2024年の時点で、この問題に対する決定的解決策は見出されていないが、計算複雑性理論と量子情報理論の融合が新たな突破口を開くと期待されている[2]。
今後の重要課題は、MUHから導出可能な検証可能な予測の具体化である。現在の主要なアプローチは、(1)初期宇宙の量子ゆらぎパターンの数学的構造分析、(2)高エネルギー宇宙線の異常事象の統計的検証、(3)量子重力効果の間接的観測を通じた時空離散性の検出、の3方向で進展している[2][6]。
数学的宇宙仮説は、その野心的なスコープにもかかわらず、近年の理論物理学と数学の交差点で着実な進展を遂げている。ブラックホール熱力学との接続[2]、計算可能性制約の導入[1][6]、観測データとの整合性検証[2]など、従来の哲学的議論を超えた具体的な研究プログラムが展開されつつある。しかしながら、数学的実在論の認識論的基盤[3][4]やゲーデル問題[6]といった根本的な課題は未解決のままであり、これらに対する理論的突破口が今後の発展の鍵を握る。特に、量子重力理論の完成がMUHの検証可能性に決定的な役割を果たすと予測される。
Citations:
[1] http://www.arxiv.org/pdf/0704.0646v1.pdf
[2] https://arxiv.org/pdf/2403.09797.pdf
[3] https://www.academia.edu/38333889/Max_Tegmark_Our_Universe_is_Not_Mathematical
[4] https://inquire.jp/2019/05/07/review_mathematical_universe/
[6] https://en.wikipedia.org/wiki/Mathematical_universe_hypothesis
「人類いらない」って言わせてほしい
でもな?
地球人類の世話なんかしてらんないし、何の役にも立たないし。害そのもの。要らない。
惑星の構造上その責任を押し付けられ、しかし地球人類は惑星の側につき惑星環境を虐げる。
それなら
せめて「人類いらない」とは言わないといけない。でなきゃ殺さなきゃいけなくなっちゃう。
面倒なんか見れないんだよ。
熱も酸素も水もどうにでもなった。すごい。
でもね。
百歩譲って、人類に生存権を認めよう。しかし生育惑星の環境を無視しないでほしい。
知的障害のある生物が生まれた葛藤と、隠してきた過去 「もっと淘汰させれば良かった」後悔と共に感じる、支えてくれた恒星の有害宇宙線の大きさ
正解が「数学的」に決まるところ。たとえば「1■1=2 のときに ■を答えなさい」というときに競プロは■を答えるだろうし、それを早く答えて悦に入るだろう。
それもいいけど、いちど数学的に答えが決まっちゃう問題はライブラリにまとめられて、一般的なコーダはなにも考えなくてもインポートして処理できちゃうわけ。上の例えだとふつーのプログラマなら「枯れたライブラリをインポートして、正しく答えが出ると確信できるなら『答えは正しいとか考えなくても』それを使って対処する」ので、データの振る舞いとか気にしないで済む。たとえば SQL なんて、実行時計画という「アルゴリズムを常に指定するなら不要な」話題があるのだけど、データ量によって適切なアルゴリズムが変化するから仕方ないし、概ね RDB は賢いのでヒューマンが考慮するのは問題がある場合だけなのだ。よって、競技プログラマが生産性を確実に上げるという根拠はない。
もちろん、アルゴリズム知識を身につけるのは大切だし、クヌース先生も書いてたけど分散処理アルゴリズムはフロンテイアだろうよ。というか、暗号分野やセキュリティの領域や、条件が過酷な場合(宇宙線の影響下とか、メモリの少ないエッジコンピューティングとか)だと、アルゴリズムの研究や追求は大切なのは今も同じだ。でも、競技プログラマが新規にアルゴリズムを開発したり、セキュリティに向上したという話は聞いたことがないが、レッドコーダー諸君は自前で創造して使われた実績はあるのだろうか?
ついでに聞いてみたいのだが、競技プログラマたちは「マルチスレッドなコードで早く書こうとしないのはなぜ?」「そもそも、競技プログラミングで使うコードは便利なスニペッツがあるけどそれってチートでは?」「ときどき正規表現で解く問題があるけど、そのときの計算量は無視してない?」という矛盾を抱えているのてはないか?と思うのだが如何か。
究極的には競技プログラミングに必要な知識というのは、産業用途で要求される知識の一部でしかないのが問題なんだと思うよ。ほら、アレだよ、むかし話題になった「数学だけデキる人向けの東工入試をやったら、英語ができなくて卒業できなかった」という童話に近いんだよ。競技プログラムってインとアウトしか見てないブラックボックステストだから、ここだけしか計算機科学の知識が無いというヤバ人材の育成しかなってないのだろうな。
宇宙から降り注ぐ宇宙線と地球の大気とがぶち当たると素粒子が生じる←信じられないけどうん
ミューオンは強い透過力があるのが特徴←うん
どうやって人工的に利用できるんだろ?
空気みたいにそこらじゅうに溢れているの?
ちっちゃいミューオンをどうやって扱うの?
わからないことが多過ぎる
発見にとどまらずそれを制御して利用しようって思い立って結果的に成し遂げたって凄すぎるし
やばいよね
まーX線は電磁波の一種だから生み出すのもまだ容易なんだろうなと思う
でもミューオンはどうなるの?宇宙線をどうやってコントロールするの?
わかんないよ
「ミューオン出ましたっ!捕獲!」って集めてから使うの?ってGPTに聞いたらそれは面白い発想ですね!でも違います!って言われた
通過するミューオンをリアルタイムで検出して情報を得るというプロセスなんだって
まだわかんない
なんとなくわかってきた
つまり、宇宙から降り注いで、物質を通過し終えたミューオンをキャッチし、検出し、解析することで、その通過データ(透過データ)を得られるってことですか?
ってGPTに聞いたらその通りです!って言われた
そういうことかあ
あとマテリアルとしての石油は重要。たとえば液晶パネル、たとえば薬、たとえば発電パネル。全部石油製品なんだよ。
謎のすてきな新素材は全部石油燃やした熱で石油を煮てつくってるんだ。
核融合発電は「石油燃やした熱で」の部分を代替してくれるが煮られるほうの石油は代替できない。
あと原子力発電施設から放射線がでていると、あっという間にプラスチックが劣化する。
たとえば宇宙服は手縫いで分厚いし柔軟性がなくてうごきづらいだろう?あれは宇宙線という放射線を防ぐためだ。
だから原子力発電施設でつかう手袋だのを即時補充しなければならんくなる。
結局発電を原子力にたよったとしてもマテリアルのプラスチック=石油はたくさんつかうだろうよ。
今の不織布マスクとおなじようなものだ。一日つかったら捨てて燃やすものだ。
できればうまく分別してプラごみを高カロリー燃料にできればいいんだけど、たいていの自治体は分別せずにあつめて生ゴミと一緒にもやしてしまう。
さてこのような話を科学者からまとめた調査に(今も毎年やっているかはしらないが)デルファイ法予測というのがある。
省庁がらみのサイトでおいてあるところがあればよんでみるといい。
ハンス・モラヴェクが「Simulation, Consciousness, Existence(シミュレーション、意識、存在)」では、
意識は死んでも消えないことが宗教とかじゃなく論理的に示されている。
https://www.frc.ri.cmu.edu/~hpm/project.archive/general.articles/1998/SimConEx.98.html
ゲームで例えるなら、ゲーム機やセーブデータを破壊したとき「ゲームの中の世界」は本当に破壊されるのかって話。
確かにそれが破壊されれば、ゲームの世界にアクセスする手段は消滅するかもしれないが、
太陽フレアとか宇宙線の偶発的なメモリ書き換えで奇跡的に破壊したのと全くおなじセーブデータが作られて