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「外交戦略」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 外交戦略とは

2025-09-13

パレスチナ承認はてな民現実を知らなさすぎでしょ

最近はてなブックマークで「日本パレスチナ承認すべきだ!」という声をよく見かけます。でも、ちょっと待ってください。日本イスラエル関係無視して、そんなこと言ってるんですか?

日本イスラエル安全保障技術協力、経済協力の面で強い関係があります。もしパレスチナ国家承認すると、イスラエルとの関係悪化するリスクが高く、特に安全保障面での協力に支障が出る可能性があります

一方、フランスカナダイギリスは、イスラエルとの関係日本ほど密接ではなく、パレスチナ承認することで外交リスク比較的低く抑えられると判断しています特にフランスは、G7で初めてパレスチナ国家として承認する意向を示しています

まりはてな民が「日本パレスチナ承認すべきだ!」と言っているのは、フランスカナダ外交戦略を無視した、現実を知らない発言に過ぎません。日本外交安全保障上の立場考慮すれば、パレスチナ承認するのは現実的ではないのです。

2025-04-06

世界に広がるトランプ政策の波紋――その影響と背景を読み解く

2025年ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領就任しました。この再登場は、国際社会にとって小さくない衝撃でした。というのも、彼の政策スタイルは一貫して大胆かつ予測が難しく、特にアメリカ第一主義」を掲げた通商政策外交戦略は、国際的な秩序や協調体制に大きな揺らぎをもたらしているからです。

たとえば、彼の高関税政策や、NATO北大西洋条約機構)など既存同盟関係の再交渉は、国際経済の安定に欠かせないサプライチェーン不安定にし、各国の企業消費者に不確実性を与えていますアメリカがこれまで果たしてきた「国際秩序リーダー」としての役割が後退し、代わって中国ロシアといった他の大国が台頭するという地政学的な変化も進んでいます

こうした背景のもと、私たちは改めて「国際社会とは何か」「アメリカ立ち位置とは何か」を考える必要があるのかもしれません。

ラストベルトの支持者たちはなぜトランプを支持するのか?

では、こうした国際的不安定化を招く政策が、なぜアメリカ国内で支持を集めているのでしょうか。

その一つの答えが、「ラストベルト(Rust Belt)」と呼ばれる中西部工業地帯にあります

この地域では、かつて繁栄した製造業グローバル化の進展とともに衰退し、多くの人々が雇用喪失生活水準の低下を経験しました。トランプ氏は、そうした「取り残された人々」に対して、保護主義的な政策を通じて経済的な回復約束しました。

もちろん、専門家の中には、彼の関税政策が逆に物価上昇を招き、長期的にはアメリカ経済マイナスの影響を与えるという懸念を示す声もあります。実際、関税をかけられた輸入品価格が上昇すれば、一般消費者生活にも影響が出ますし、国際的孤立は輸出や外交面でも不利益を招く可能性があります

単なる感情論ではない? ラストベルトの支持の中身

それでも、ラストベルトの支持者すべてが感情的トランプ氏を支持しているわけではありません。中には、彼の政策の背後にある理念に強く共鳴し、理性的判断のもとで支持している人たちも存在します。

たとえば、「グローバル化によってアメリカ競争力が削がれた」「安価外国製品や海外移転雇用が奪われた」という見方は、単なる主観ではなく、一定現実に基づいています。また、「アメリカ世界の秩序を維持するために過剰な負担を強いられてきた」との考え方も、近年の外交コストの上昇や国民戦争疲れを背景にすれば理解やすいでしょう。

まりトランプ支持は一部の人にとって、アメリカ役割見直し、「内に目を向けよう」という自己定義の試みでもあるのです。

日本におけるトランプ支持――その少数性と特異性

さて、日本に目を向けると、トランプ氏の政策共感する声はかなり限られています。これは、日本がこれまで自由貿易と国際協調を重視し、アメリカとの同盟関係外交の基軸に据えてきたことと深く関係しています

しかし、近年は「日本も過度に国際社会依存しすぎているのではないか」と考える人たちも少しずつ現れています。彼らは、「自国のことは自国で守るべきだ」「国際援助よりも国内課題を優先すべきだ」といった立場からトランプ氏の「自国優先主義」にシンパシーを感じているようです。

こうした考え方は、日本経済安全保障の「自立」を重視する立場と重なる部分があり、トランプ支持というよりも、「グローバル化のあり方を見直したい」という共通問題意識に基づいていると見ることもできます

日本でもトランプ価値観が広がる可能性はあるのか?

現時点では少数派であるものの、日本でも今後、トランプ的な価値観共感する人が増える可能性は否定できません。

特に経済格差や地方過疎化といった国内課題への不満が高まる中で、「外より内」「他国より自国」といったシンプルメッセージは、一定の魅力を持つからです。

また、世界的なポピュリズムの潮流、つまり既存エリート政治に対する反発」や「自国アイデンティティを取り戻そう」という動きは、ヨーロッパアメリカだけでなく、日本でもその萌芽が見られるようになってきました。

おわりに――国境を越える政治思想の影響

トランプ氏の政策は、世界の枠組みを大きく揺るがしています。そしてその影響は、アメリカ国内支持層だけにとどまらず、遠く離れた国々の人々にも新たな問題提起を投げかけています

私たちが今、注目すべきなのは、こうした動きが単なる一時的現象ではなく、グローバル化への見直しや各国のアイデンティティの再構築といった、より大きな流れの一部であるということです。

国際政治の動きを理解するうえで大切なのは、「誰が正しいか」という二元論ではなく、「なぜこうした考えが支持されるのか」「その背景には何があるのか」といった問いを持ち続けることです。

2024-11-09

トランプが真面目で優秀な政治家であれあるほど「偉い人と仲良くなれば公私混同して日本に有利な交渉ができる」と考えてた安倍おじさんの立場がなくなる

そもそも首相同士の親交で外交戦略決めるような国どこにあんねんとかいうやつは韓国の手先で反日から死刑

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2023-05-22

anond:20230520204017

これなんだよな。英国新聞自国派遣された各国大使が変わると必ず新大使にその国と英国との今後の関係展望を聞きに行くんだけど、安倍政権の時にロンドン派遣された某日本大使は「ゴルフと(やはり英国駐在が長かった)自分父親の話しかしなかった」とまで書かれたんだよね。安倍首相トランプゴルフやったりG7の時も各国首脳を「おもてなし」することばかり注力してた。接待ゴルフでなんとかなんだろ、という昭和営業マンみたいな外交戦略で、思想展望創造性もない。独裁国家相手ならともかく、千年以上戦争ばっかやってきて外交での生き残り戦略死活問題みたいな欧州には太刀打ちできんし、中東インドみたいな商売上手な国相手ではたかられるだけで終わる。

2022-10-01

anond:20221001010018

分かってないなあ。あれは岸田による安倍踏み台にした外交戦略なんだよ。結局は失敗に終わったけども。岸田にとっては安倍晋三なんかどうでも良い。安倍よりも今の岸田は、中国台湾武力統一させまいと必死周辺国関係を作ってる。国葬したこと中国寄りの国の要人達が多く来たのが今回の成果。

2022-04-05

anond:20220405190008

あのアホな外交戦略もどきギャグじゃなくて本気で勝ちを取りに来てたんかwww

2022-01-22

日韓「重要でない」4割弱 日米関係は過去最高―内閣府調査

 内閣府が21日に公表した「外交に関する世論調査」によると、今後の日韓関係について「重要だと思わない」と答えた人は37.4%だった。過去最高だった2020年度の前回調査と比べ3.0ポイント減と若干改善したものの、元徴用工、慰安婦問題などで冷え込む両国関係が依然、国民感情にも影を落とす現状が浮き彫りになった。

約8割が「台湾に親しみ」 日本人意識調査、「友好的」「民主主義」で信頼

 日米関係については、「重要だ」「まあ重要だ」を合わせると、前回比1.1ポイント増の98.2%と過去最高を更新した。

 隔年で調査している文化交流で重点を置くべき分野に関しては、「生け花お茶歌舞伎などの伝統日本文化の紹介」が、19年度の40.7%から25.3%に急落。一方で「アニメ漫画などを通じたポップカルチャーの発信」が、31.4%から40.1%に伸びた。

 20年度から調査方法が変わったため単純比較できないが、外務省広報文化外交戦略課は「現代的、大衆的な文化への関心がより高まりつつあるのではないか」と分析している。

 調査は21年9月30日から11月7日の間、全国の18歳以上の3000人を対象に郵送で実施有効回収率は56.7%。

2021-08-23

anond:20210823093835

外交戦略で牙を抜かれて、入れ歯のお爺ちゃんになってきっとガッカリするよ。

イキったまま首相は出来ないし、それを続けたら支持率は下がる。菅さん同様(これはカンと読んでもスガと読んでも同じ)。

2021-08-01

米国外交戦略室みたいなところの官僚で80くらいになっても嘱託みたいなかたちで引退を引き留められていたおじいちゃんいたよな、確か。

第二次世界大戦から米国外交の中枢に深く関わってこの人がいなくなると困るみたいな存在になった人。

なんか中小企業におけるパートのオバサンみたいな人。

2021-06-14

anond:20210614140724

中国に対してに限らずよくこういう独自外交戦略を吹聴するネット軍師はいるけど、各国の国内政情はまるで無視して国際的にはこうするのが一番って言ってばかりなんだよな

2021-06-05

anond:20210605103017

それはそうで米国EU外交戦略上はやってほしいだけで、日本公衆衛生は考えていない。

ただ他国中枢が開催中止を求めているか、というとそれはNOで、その原因の一つとして北京五輪をみんな意識をしてる。

2021-05-05

anond:20210505080220

何故か一部諸外国に有利な異常な円高が許容されて経済に大ダメージ負ったり

人気取りアピール事業仕分けスパコン潰したり、堤防潰して決壊招いたり、ワクチン開発潰したり

何故か一部諸外国に有利な経済外交戦略だったり

襟立ててギャーギャー言ってるおばさんの国籍が一部諸外国かもしれないけど誤魔化したり

地震カンイライラしてるだけだったり

その後もずっと経済不況が続いたり

評価できるところがなかった。

2020-08-23

[]楠永玉秀の謀略

 梟雄、楠永玉秀には押さえがたい野心があった。武威ノ本第3位の勢力である居戸家で家臣の筆頭人になる、いや惣領である小鯨白姫すら超えて下克上を成し遂げることだ。

 そのために彼が愛用した道具は、讒言である

 居戸領内には全光寺と呼ばれる宗教団体が深く根を張っていた。

 信徒もんぺ姿で自分たち統一し、家臣を深く崇める居戸家の外交にまで口を出してきた。この武威戦国時代において勢力拡大に外交は欠かせない。多少問題のある相手でも、それを呑んで資源を交換するのも武略である

 だがしかし、極端に純化された全光寺教徒は居戸家の外交戦略に異を唱え、一揆を起こした。

 これにあわてて彼らを諫めようとした居戸家の家老馬場阿茶局政治に疎い傾奇者ゆえ口を滑らせ「もんぺ姿の狂信者」と言い放ってしまった。失言騒擾は拡大した。その裏には、もんぺ姿に扮していそいそと全光寺に潜入する楠永玉秀の暗躍があったという。

 たまら馬場阿茶局隠居余儀なくされた。

 また楠永玉秀は家中でも讒言を行い家臣を2名ほど隠居させた疑いが後世もたれている。

 居戸家の力を削いだ楠永玉秀は次いで、他の家臣の茶会の翌日、能舞台の前日に、辻説法を行い、涙ながらに自分が居戸家に尽くしながら不遇の扱いを受けており、まったく報われないことを訴えた。

 領主への不信が蓄積し、全光寺勢力意気軒昂だったところに、これは効果覿面であり、領民はたちまち真っ二つに割れた。武威ノ本各地で家政の失敗があいついでいた時流もあった。楠永玉秀は南蛮商人カルロス・某に情報を握らせ、舶来品と同時に風説を流布させた。

 ここで、かねてより楠永玉秀への疑惑を強めていた桜桃みやこ、虫愛軽路、古田三目の居戸三人衆が決起、楠永玉秀と合戦に及び、宗教施設でもあった居戸家の本拠は激しく炎上した。爆発的な上昇気流に火の粉は高く舞い上がり、他家を恐れ慄かせた

 楠永玉秀は得意の変装をもちいて一揆の中に何食わぬ顔で潜り込み、主家への不満を煽ることで多くの領民を味方につけた。そして内乱に荒廃する居戸家を尻目に家臣の一人を誘って出奔民衆判官贔屓と以前の人脈を活かして勢力を急速に拡大していった。

 彼の誤算は居戸家が内乱の勢いのまま滅びず、騒乱の記憶が失われなかったことであろう。滅んだ居戸家を吸収する梟雄の目論見は頓挫した。

 これは居戸家の家臣、鈴木神楽が連日にわたる鉄砲の三段撃ちで前線を支え、意気消沈していた他の家臣が復帰するまで戦線を支えていたことが大きい。

 滅びなかった旧主家に対して楠永玉秀は初心の讒言を忘れず、ついでに新しく関わりをもった他の家中へも讒言を市中に振りまいた。自画自賛を交えながら。

 ここに一人の剣聖が登場する。目にも留まらぬ二連続抜刀術を得意とする彼は楠永の行状を疑い、仲間と共に調査を繰り返していた。

 ある日、楠永を訪れた剣聖は得意の抜刀術披露することになり、古着を着せられた巻き藁相手に抜いた。

「……ふぅ!」

 抜刀の二撃が着物を十字に切り裂き、トドメの突きが古着背中を突き抜けた。その切っ先には何やら札がついていた。

呉服屋帳面屋お得意様 楠永玉秀殿 納入先土倉住所○○○ ○○○ ○○○ ○○○」

「ややっ!こ、これは……!?」

 その土倉は繰り返し扇動讒言を行う者が変装の服を着て出てくることで仲間内に注目されていた土倉であった。無数にある土倉の住所が偶然一致することは考えがたい。少なくとも楠永家中の者が謀略に関わっていることは確実であった。

 剣聖は「であえであえ!」する楠永玉秀の前から血路を切り開き、市中に証拠の品を晒した。自らのしたことの大きさに改めて震えながら。

 楠永玉秀は謀略への関わりを否定したものの、その理路は整然とせず、急速に求心力を失っていった。

 逼塞を余儀なくされた彼は、しかし、まだ諦めていなかった。

こんなこともあろうかと東の幌生家とはよしみを通じておる。今度は飛ぶ鳥を落とす勢いの幌生家と結ぶことで成り上がってくれるわ!

 楠永玉秀がその後、幌生家をも裏切り、壷に火薬を詰めて自爆するのは、また別の話である

この増田フィクションです。実在仮想人物団体などとは一切関係ありません。

2020-04-26

なんでブクマカって台湾を「国」扱いしてるの?

これは確認するまでもないことだけど日本にとって台湾は国ではない

アジア最高の民主主義先進国言及しているブクマカもいたけど、台湾は国ではない

実際に日本政府公式見解台湾を国として認めていない

台湾が国ではないという見解日本政府独自見解ではなく、台湾国連に非加盟であることからもそれが国際社会大勢であることが理解できる

国際社会台湾ではなく中華人民共和国中国代表として承認している

これは台湾中国の一部であるという中国見解を追認するに等しいものであり、世界見解はこの「一つの中国」に基づいているとも言える

よって台湾

アジア最高の民主主義先進国」と呼ぶことは明確に間違っており、事実に基づいて訂正すれば

台湾アジア最高の民主主義先進(中)国(の一部)」となる

ところで台湾日本公式見解に基づけば非合法政府なのであり、台湾政府日本に友好的な態度を示していることもあくま中国を見据えた外交戦略であるということを日本人は心得ておくとよいだろう

台湾親日あくま台湾政府に実利がある間だけのものであろう

それから台湾が未だ尖閣諸島領有権を主張し続けていることも付記しておく

2019-08-04

どう見ても韓国側勝手に仕掛けて勝手に自滅してるだけなのに、なんでこの状況で彼らの脳内は「アベは嫌韓を煽って利用してる」みたいな世界観になってるんだろう。

民意が望んでいて尚且つ適切な対応をとったから支持されるだけでしょ。それってまさに「民主主義」じゃん。

ただ、安倍政権の対韓戦略を見ていてものすごく危ないと感じるのは、国家間協定を遵守するとか、戦略物資管理を徹底するといった、至極常識的な行動を韓国絶対にしないというのが大前提になってる点。

から韓国正気に返って言動を改めれば、それだけで安倍政権の対韓外交戦略は大きく方向転換をせざるを得なくなる。

2019-07-23

民主党政権時の中国外交戦略

中国外交戦略、間違ってたと思うんだよね。

鳩山首相ってさ、米軍基地沖縄から移転させるとか、中国米国と等距離外交にするとか、中国にとってむっちゃ有利なことやろうとしてたわけじゃん。

西欧アメリカ民主党政権冷遇するのは分かるよ。でもさ、中国もっと民主党政権に対して飴を与えた方が良かったと思うわけ。

そしたら日本国民も、「欧米とは少し距離ができたけど中国とは仲良くなれて民主党政権外交もまあまあだな」くらいには思ったかもしれない。

もちろん石原慎太郎のせいってのは分かるけど、現実は、中国には尖閣諸島を取られそうになったってのが民主党政権外交に関する記憶

あの国土が減りそうな恐怖・アレルギーが未だに残ってるのって、自民政権が安泰な理由の一つでしょ。

2018-12-20

anond:20181220093120

「最新の武器をいっぱい買えば安全だーい」って子どもですか。いくら金がかかると思ってますか。

誰もそんなことを書いてない。ねつ造はやめてもらおう。

全体としての外交戦略を欠いた「国土防衛」論なんて無意味です。

武力裏付けのない「外交戦略」なんて無意味だ。

anond:20181220084802

そうしてあなたのように結局武装の話しかしない、できないことを問題にしているわけです。

「最新の武器をいっぱい買えば安全だーい」って子どもですか。いくら金がかかると思ってますか。

全体としての外交戦略を欠いた「国土防衛」論なんて無意味です。

2018-12-17

anond:20181217100358

じゃあもうそ韓国領土でいいっすわって言って献上したほうが今後の外交の上でお得じゃね?

どうせ手に入らないならさっさと譲って他の外交戦略を円滑に進める材料にしてしまえばいいじゃん

意味わからん

取り返す気がないにしても「不法占拠してる」ってちゃんといい続けたほうが攻撃材料になるじゃん

竹島って要らなくね?

竹島って韓国実効支配されてるんじゃん?

それで日本政府は抗議してるわけじゃん?

でもたぶんこの問題ってこの先ずっと両者が立場を譲ることなく続いていってこれから竹島韓国実効支配されたままで今後の2国間の関係は常に竹島領土問題を孕んだものになるわけでしょ

それって損じゃね?

だってどうせ竹島って韓国に今後も支配されるんでしょ?

じゃあもうそ韓国領土でいいっすわって言って献上したほうが今後の外交の上でお得じゃね?

どうせ手に入らないならさっさと譲って他の外交戦略を円滑に進める材料にしてしまえばいいじゃん

だってぶっちゃけ日本政府遺憾の意ラインを越えて韓国軍と軍事衝突危険性が生じるようなアクションをするのは有権者も反対でしょ

竹島の為に日本国民の血は流せないでしょ

でもたぶん竹島ってもう日本が取り戻すには軍事行動しかないんでしょ

でも竹島の為に日本国民の血は流せないっしょ

じゃあ竹島って本質的には日本国民も要らないって民意を示してる様なもんじゃ

竹島って要らなくね?

2018-12-01

anond:20181201093459

日露戦争日本の国力がない時代だったから引きどころをわきまえて引けたから勝てたの。

安田善次郎が「これ以上の資金調達はできません」と政府高官要求を突っぱねて、日比谷暴動とか起きつつの決着。

二次大戦だって蒋介石が一度降伏条件を受け入れたのに、日本側が調子に乗ってさらに条件付きつけたから泥沼になって、蒋介石外交戦略アメリカを巻き込んでボコボコにされたの。

国力が中途半端についたが、同調圧力でなあなあで突き進む今の日本では、調子よかったら、それが完全にダメになるまで突き進んで完全な破綻を迎えるしかいね

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