はてなキーワード: ざまぁとは
みたいなことになっている。
そもそもなんで農家がトランプ支持しているのかよくわからないが、多数の農家がトランプを支持していたらしい。
で、就任前からの方針通りトランプが関税を使った貿易戦争を始めたために農家大ピンチ。
とくに、米大豆農家のほとんどを輸入していた中国にぶち切られ「じゃぁ、お前のところの大豆いらねわ」と拒否られた結果廃業が続いている。
しかし、トランプ一期目では多額の補助金で農家を救済したので、今回も「きっとトランプが救済してくれる!」と思いきや、政府閉鎖中で救済策の議会承認が降りない。
そんな中、トランプが中国にさらに関税ふっかけてもはや農家涙目。
こんなザマァ系みたいな話ある?
いやー、マジで最高の展開になってきたな。この状況、飯が美味すぎるんだが。
まず状況を整理しよう。首相は、前の総裁選で負けたはずの石破茂。んで、この前の総裁選で勝って、次期首相の椅子を予約したのが、我らが「日本の誇り(笑)」こと高市早苗。まだ臨時国会が開かれてないから、首相指名選挙ができず、総理の椅子には石破が居座ってるっていう、珍妙極まりない「ねじれ」状態だ。
この状況で、石破首相が置き土産とばかりに「戦後80年メッセージ」を出す気マンマンなのが、全ての始まり。まあ、内容は想像つくよな。「深い反省」とか「不戦の誓い」とか、国際社会向けの常識的なやつだ。
当然、黙っちゃいないのが高市新総裁とその一派。「石破総理、貴方ご自身が先の総裁選で国民(※党員)の信任を失ったことをお忘れか!」「党の総意に反するメッセージなど断じて認めん!」って息巻いてるに決まってる。自分たちが散々やらかした裏金問題や旧統一教会との関係は棚に上げて、どの口が「党の総意」とか言うんだか。あいつらにとっての総意ってのは、自分たちの支持団体と歪んだ歴史観だけだろ。
高市さんサイドは、さっさと臨時国会を開いて、自分が首相になって、この話をチャラにしたい。石破ざまぁ、これからは私の時代よ、と。完全に勝利した気でいるわけだ。
だがしかし、だ。高市新総裁が忘れてる、たった一つのことがある。
まだ首相の座にいる石破茂には、憲法69条に定められた「衆議院解散権」という最強のカードが残されてるってことをな。
もう総理の座から降りることが確定してる石破さんには、失うものがない。党内のしがらみもクソもない。だったら、最後にいっちょ、この腐りきった自民党にデカい爆弾を落としてやろう、とか考えないか?
つまり、こういうことだ。
高市新総裁が「早く国会を開け!」と圧力をかける中、石破首相が官邸で緊急会見を開く。「我が党は先の総裁選で高市氏を新たなリーダーとしましたが、その政治姿勢、特に歴史認識や政治とカネの問題に対する姿勢は、国民の感覚から大きく乖離しています。このまま高市氏に政権を委ねて良いのか、国民の信を問いたいと思います」
総選挙の構図は最高に分かりやすい。総理の座を追われた石破に同情票が集まる、なんて甘い話じゃない。争点は「裏金とカルトにまみれた高市自民党に、日本の未来を任せられるのか?」の一点だ。
国民はもうごまかされない。あの総裁選で、自浄作用ゼロどころか、さらに右傾化して開き直った自民党の姿をハッキリと見たんだから。結果、高市自民党は歴史的な大惨敗。高市さんは、一度も首相になれなかった史上最も短い自民党総裁として、歴史に名を刻むことになる。
まあ、全部俺の妄想だけどさ。
でも、このねじれ状態、石破さんが最後に男を見せるチャンスでもあるんだよな。自分のためじゃなく、この国の政治をまともにするために、最後のカードを切る。そんな展開になったら、間違いなく歴史に残る最高のエンタメだわ。全力で期待してる。
2歳女児の虐待死を「汚物の幼体、逝く(笑)」「汚物なんざ成長しても他責フェミになるんだから両親は正しい👍」
と言ってるアンフェの女がいる
許せない
絶対に許せない
https://x.com/mimibi717/status/1971528799859953887?s=46&t=B-MGBIeP6Elj_a3WZyocYQ
https://x.com/mimibi717/status/1971406886210797708?s=46&t=B-MGBIeP6Elj_a3WZyocYQ
https://x.com/mimibi717/status/1971455320649326879?s=46&t=B-MGBIeP6Elj_a3WZyocYQ
ざまぁものから始まって悪役令嬢もの、転生もの、ハイファンタジーもの、SNSで話題になってるやつやコミカライズの原作を見つけて検索しては片っ端から読んでる。
一番ありがたいのは既に完結してる作品。安心して最後まで読める。基本コミカライズしてるやつだと面白さも6割方担保されてるから、応援の気持ちを込めて原作買って読み直したりする。たまに文の癖が酷すぎてコミカライズの方がマシじゃんって奴もある。最近、これである作品を見限った。コミカライズで直しててくれたら嬉しいんだけど……。
次にありがたいのは未完ながらも連載が続いてる作品。100話読んで寝落ちて、次の日にトータル話数が増えてた時はめちゃくちゃ嬉しかった。これからも頑張ってほしい。
一番最悪なのが進行形の連載何個も持ってるくせにろくに更新もしない、なのにSNSではコミカライズの宣伝やらアニメ化の宣伝やら諸々してるやつ。ろくに完結もしないのに単行本化もコミカライズ化もされててエタっている。
SNSで作者の名前を見かけるたびに「あっ、いつもまともに完結できない人だ!」ってなる。最近ようやく1本だけ完結させたらしい。並行して連載してて初の完結だとか言っていた。ちなみに、自分はもう作者ごと見限ったから読んでない。
タダで連載してるんだからなろう読者ごときが文句言うなというのはその通りだが、自分もある意味物を書いて生活してるから、金取るくらい自分の作品に自信があるのなら、相応の責任を持って欲しいと思ってしまうんだよな。
昨日イベント会場を出てから電車に乗るために駅まで歩いてたんだけど、人が多すぎて駅までの道のりでさえギュウギュウだったんだよね。
そんな状況でみんなゆっくり駅の入口まで歩いてるところに、後ろから来たおばさんが手に持った大きいトートバッグで人を押しのけながら無理矢理前に進んできた。自分もすごく押された。押された衝撃で隣にいた人にも軽くぶつかった。
それで抜かされた瞬間ものすごくイラッときてそのおばさんの靴の踵を踏みつけた。
おばさんは一度振り返ってこちらをガン見してきたけど元に戻ってまた人をぐいぐい押しながら前に進んで行った。
このおばさんは最悪だったけど、カッとなって踵を踏んだ自分は狂ってる気がする。衝動的に加害してるのやばいかも。でもそれと同時にざまぁw自業自得wとしか思えない。精神科とか行った方がいいのか。
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA512 https://anond.hatelabo.jp/20250902210605# -----BEGIN PGP SIGNATURE----- iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaLfWOQAKCRBwMdsubs4+ SA0wAP9hYwEtvppipxw9MePMll+kNGcN4z2sxNLc3ZZA+X8ooAD/aLcmtAovIfag lD2gpdgPKhG5ic+YgmZgYEcwqgAnFAs= =ubMs -----END PGP SIGNATURE-----
もう辞めない?
いや、ほんと、最近のなろう小説とか漫画とか、なんでこう毎回同じパターンなの? 「馬鹿な王子様(だいたい金髪でイケメンだけど中身スカスカ)が、貴族令嬢の主人公に向かって『お前との婚約を破棄する!』って大勢の前で宣言する」っていう、あのテンプレ。もう見飽きたんだけど。
最初は「へえ、ざまぁ展開くるかな?」ってワクワクしてたけど、毎回毎回これで始まるからさ、なんかもう食傷気味。しかも、だいたいその後、主人公が「ふん、別にいいわよ! 私、実はめっちゃ有能なんで!」って逆転するパターン。悪役令嬢とか転生ものとか、ほぼこの流れじゃん?
王子様さ、なんで毎回こんな大事なことパーティーの真ん中で叫ぶわけ? プライベートで話せばいいじゃん。空気読めなさすぎでしょ。あと、破棄する理由が「なんか別の女(だいたい聖女とか白蓮花キャラ)が好きになったから」とか、薄っぺらすぎて笑える。せめてまともな理由用意してよって。
で、主人公もさ、なんで毎回「実は魔法の才能がすごい」とか「前世の知識で無双」とか、そんなスーパー設定持ってるの? 普通の女の子が普通に傷ついて、普通に立ち直る話じゃダメなの? なんかもう、テンプレすぎて展開が読めちゃうんだよね。3話目くらいで絶対「元婚約者が後悔するシーン」くるでしょ? で、主人公は新しいイケメン(だいたい黒髪のクール系か優しい王子様その2)にモテモテになってハッピーエンド。はい、はい、知ってる。
このパターン、最初は楽しかったけど、量産されすぎて「またこれ?」ってなる。作者さんたち、ちょっと新しい切り口で書いてくれないかな。たとえば、王子様が実はめっちゃいい奴で、破棄の理由が何か深い事情だったとか、主人公が本当にただの普通の女の子で、逆転なしで地味に幸せ見つけるとかさ。なんかそういうの、読みたいよ。
もう「馬鹿な王子様から婚約破棄される主人公」は、しばらくお休みしてほしい。みんなもこのテンプレ、どう思う? 飽きた人、他にいる?
正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。
もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。
こちらも可能な範囲で言葉を尽くすので、「腐女子の功罪」について共に今後も考えて欲しい。
もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。
0.著者は何者だ?
自分は世紀末〜平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマの描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。
世紀末のアニメや漫画はキッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。
続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。
このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。
ライブ感優位の物語が摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。
時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式/非公式問わず)カップリングさせ、恋愛やエッチなことをさせたいと思う女性」とする。
確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。
自分はテニプリの個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉の黎明期だったのではないか?と見ている。
ボーイズラブ(BL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。
公式コミックだと思って購入したマンガが18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?
人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式で恋愛関係、結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。
とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。
3.腐女子って変化してんの?
平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。
また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼、聖闘士星矢などが晴海の同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。
で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。
腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。
だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしか生まれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばしてしまう。
そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。
男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマ、ニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク=犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。
自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性の表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。
教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。
彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクにだって居場所はあるのだと。
前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。
どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。
ある。
というか、「腐女子」という言葉が生まれてから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。
少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトのジャンル変容を添えて教えて欲しい)
わかる、めっちゃわかる。
だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。
当然である。
それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタクは!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ。
引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。
『腐女子』という言葉の発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。
腐女子を名乗れば、強くなれる!
自分は腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。
平成初期、まだ昭和の価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然と蔓延っていたのがオタク世界のインターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクのオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。
そもそも「PCという高額商品とインターネットに月額課金」という特殊な環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。
人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?
そんな時代にオフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。
(参加した事ないけど一緒にtalk!時代のガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)
ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性にしかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。
上澄はとことん品位があったものの、底辺はマジで救いようがなかった。
中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代のインターネッツだ。
こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。
下ネタで絡まれ、マウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。
ポイピクなどで見られる「パスワード」機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタク達から身を守るために必要とした防衛機能の名残である。
誰かと繋がりたい。
でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。
当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラや人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。
ただイラストを描いただけなのに。
ただ感想を書いただけなのに。
女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタや嫌がらせのコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。
ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。
「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?
わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw
あ、文字読めねぇのかwwww」
こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉なアイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。
というか、この『腐女子』という言葉のインパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。
それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。
そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。
同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク=腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれてしまったのも痛かった。
ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラルに勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。
女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。
多少は本命の女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…
これが平成初期女児向けコンテンツのスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。
筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。
ディズニー黄金期のリトル・マーメイド、美女と野獣、アラジンの3コンボと派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナはウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラとかめっちゃ捏造して遊んでた。
そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代の存在を否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクターや女性読者との関係を否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子は原作の敵」に見えてしまうのである。
そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。
それが省略されて夢。
男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分の名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットとホームページ制作ツールの進化によって可能になった。
それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラやゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクがじわじわとケータイサイトを中心に姿を現し始めた。
同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様系女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。
しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。
筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様系女子は間違いなく存在した。
そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である。
かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。
ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。
これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。
しかも夢女子は腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである。
夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子の名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。
ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想や公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。
「推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである。
で、その視点から見ていて夢女子も腐女子も「推しキャラ」という存在にめっちゃ入れ込むタイプのオタクという点では似てるよなぁと感じている。
たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。
キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味ないかなとは思う。
思うのは仕方ないし、内心の自由だし。