[go: up one dir, main page]

[この記事は Brandon Wuest、ソフトウェア エンジニア & Stereoscopic Sightseer による Google Developers Blog の記事 "Bringing Google Cardboard and VR to the world" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

Google Cardboard は世界中に仮想現実(Virtual Reality: VR)を展開しています。先日、Google Cardboard アプリは Android およびiOS デバイスの両方で、100 か国以上、39 の言語で利用が可能になりました。また、VR エクスペリエンスの構築を支援する Cardboard デベロッパー ドキュメントが 10 か国語で公開されています。Cardboard アプリは Google Play から 1500 万回以上インストールされており、VR を楽しむ人が世界中でますます増えていることをうれしく思います。

Google Cardboard ビューアーでの作業

オープン デザイン(ダウンロードはこちら)を使えば、誰でも Cardboard ビューアーを作成できます。DIY は苦手という方は、Mattel View-MasterZeiss VR One GX など、認定ビューアーを購入することをお勧めします。

ビルドに適したツール

デベロッパーからのリクエストの「トップ 2」であるドリフト補正と Unity パフォーマンスに対応するため、Android と Unity 用の Cardboard SDK をアップデートしました。今回のアップデートでは、ジャイロスコープとアクセレロメーターからのシグナルを連携するセンサー フュージョン アルゴリズムを徹底的に見直しました。特に、品質の低いセンサーが搭載された携帯端末では、今回の改善によりドリフトを大きく減少することができます。Cardboard SDK for Unity は、Unity ネイティブでの歪みに対応します。主要なプラグインのオーバーヘッドすべてを回避することにより、パフォーマンスが改善され、Carboard アプリが iOS 上の Metal レンダリングと、Android 上のマルチスレッド レンダリングに対応できるようになります。これらはすべて、ユーザーの VR エクスペリエンスの改善につながります。

もっといろいろな所へ

また、Cardboard で Google ストリートビュー が探索できるようになりました。これでさらに多くの場所へ行くことができるようになります。AndroidiOS 向けの Google ストリートビュー アプリの最新版をダウンロードし、Cardboard を使って世界中の行きたい場所に行ってみてください。
Cardboard をたくさんの場所で入手できるようにすることで、世界の人々の距離が少しでも縮まればと願っています。ぜひ活用してみてください。

Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Google マップチーム が Google Japan Blogに投稿した記事のクロスポストです。-山崎]

本日 10 月 29 日から11 月 29 日まで、「Google マップの歩みとストリートビュー」を日本科学未来館で展示します。

この展示は、今年 9 月より、ストリートビューで館内を公開している日本科学未来館のご協力により、多くの方に Google マップやストリートビューの技術をより身近に体験していただくことを目的に実施します。

Google が、地図サービスを手がけてからの 8 年間の歩みを、時系列で体験できる企画展です。開発の背景、製品がどのように発展してきたかを、公開当時の映像や写真を通して知ることができます。ストリートビューを実際に撮影している車、トライク(自転車)、トロリーも展示、ストリートビューを支えている技術について詳しく解説します。複数の画面をつないで 360 度で Google Earth を体験できる Liquid Galaxy も自由に操作することができます。





ぜひ、期間中、未来館に足を運んでみてください。

開催日時
2012年10月29日(月)~11月7日(水)、11月15日(木)~11月29日(木) (火曜日は休館日)

10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
※毎月最終土曜日は21:00まで

開催場所
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa

参加費
無料



[世界的に有名な17 の美術館と協力し、1,000以上の芸術作品をオンラインで鑑賞できる Google アートプロジェクトの登場です。Google マップチームからのこの記事は、 Google Japan Blog とのクロスポストです。-山崎]

Google マップのストリートビューは、世界の色々な街角を、あたかもそこにいるかのように体験できるツールとして多くの方にお使いいただいています。最近では、スペシャルコレクションとして、二条城の中を撮影したり、UNESCO と協力して、世界各地の世界遺産を撮影、デジタルアーカイブに取り組んでいます。そして本日、ストリートビューがはじめて屋内に入りました。

Googleは、世界的に有名な17 の美術館と協力し、1,000以上の芸術作品をオンラインで鑑賞できるアートプロジェクを開始します。このプロジェクトは、アートに情熱を持つ Google の社員が集まり、Google のテクノロジーとインターネットの力で、世界中の人が素晴らしいアート作品に触れられる機会を作りたい、という思いから始まりました。

ニューヨーク近代美術館


このプロジェクトのアイディアが芽生えてから約 18 ヶ月間に渡り、美術館スタッフの協力を得て、作品の選定や撮影、室内の撮影用に特別にデザインされたストリートビューの機材で撮影をしてきました。本日公開されたアートプロジェクトでは、ボッティチェッリ作「ヴィーナスの誕生」や、レンブラント作夜警」、ゴッホ作「星月夜」「画家の寝室」、ベルサイユ宮殿の内、日本からは葛飾北斎「雷神」、伊藤若冲「鶴図」等を含む、486名 の芸術家による1,000以上の作品を高解像度で鑑賞することができます。これらの作品の中には、それぞれの美術館から各1点ずつ、超高解像度で撮影された作品も収録されており、細かい画家の筆のタッチまで詳細に見ることができます。

ニューヨーク近代美術館収蔵 ゴッホ作「星月夜」


今回、協力いただいた美術館は下記の通りです。
  • メトロポリタン美術館-米国
  • ニューヨーク近代美術館-米国
  • フリーア美術館-米国
  • フリックコレクション-米国
  • アルテ ナショナルギャラリー(旧国立美術館)-ドイツ
  • 絵画館-ドイツ
  • カンパ美術館-チェコ
  • ソフィア王妃美術館(ソフィア王妃芸術センター内)-スペイン
  • ティッセン=ボルネミッサ美術館-スペイン
  • ナショナルギャラリー -英国
  • テート・ブリテン-英国
  • ヴェルサイユ宮殿-フランス
  • アムステルダム国立美術館-オランダ
  • ゴッホ美術館-オランダ
  • エルミタージュ美術館-ロシア
  • 国立トレチャコフ美術館-ロシア
  • ウフィッツィ美術館-イタリア


各美術館内のストリートビューへはGoogle マップからもアクセスできます。例えば、ヴェルサイユ宮殿等は宮殿の外観も見ることができますので、ぜひ訪れてみてください。


ヴェルサイユ宮殿外観


ヴェルサイユ宮殿 鏡の間


また、アートプロジェクトサイトの使い方をスライドショーで紹介しています。
ぜひ、アートプロジェクトでお好きな作品を探して、世界の美術館を探検してみてください。