山形市の山寺・立石寺で江戸時代に作成されたとみられる大量の木札が発見されたことが、山形大学の発表で明らかになりました。その数はおよそ10万点に上り1か所から見つかった江戸時代の木札としては、国内最多だということです。 山寺・立石寺で発見された木札です。大きさは大小さまざまで、多くは、長さおよそ30センチ幅は4センチほど。木札に書かれた年号から江戸時代の1669年から1692年に作成されたものとみられています。 山形大学の2日の会見で学術研究院の荒木志伸教授が発表しました。 木札は、2021年に山頂にある「奥の院」近くの岩窟にサルが入り込み、木札を散乱させたことがきっかけとなり立石寺の関係者が発見しました。 その木札の一部について荒木教授と学生が考古学の授業でおととしから調査を重ねた結果、総数は、およそ10万点に上ると推定され、1か所から見つかった江戸時代の木札としては、国内最多とみられるこ