国立大学の収入源は主に国からの運営費交付金です。研究費なら科研費などの競争的研究資金がありますが、いわゆる基盤的経費、つまり日常的に必要なお金や人件費などは運営費交付金がなければ払えません。東大でエアコンを修理できないなんていう話も流れてくるし、どこの大学では配分される研究費(研究のためというより、コピー用紙を買ったり椅子を買ったりしないといけないんですが)がなくなったとかいう話も流れてきました。上の記事はそんなことになった経緯を説明しているので、読んでみてください。僕は国立大学の運営費交付金総額を3000億円くらい増やさなくてはならないと考えています。 さて、高市首相の所信表明演説に対して、国民民主党の玉木代表が11月5日の代表質問で次のように質問しました。 世界的に見て、我が国の研究開発力が失速しており、強い危機感を持っています。高市総理、競争的資金に偏ったこれまでの政策を見直し、大学