画期的な無人機X-BATが登場(TWZ)―シールドAI社の新型機は破壊的な変化を航空戦力に持ち込みそうで注目。こうした新興企業が続々でてくるところに米国の底力があります シールドAIにはVTOLステルスドローンで自律戦闘機市場を一変する野心がある シールドAI シールドAI Shield AI が発表したX-BATはステルス性能を備えたジェット推進式の「自律戦闘機」だ。垂直離着陸が可能で、任務完了後は尾部から着陸する。同社はHivemind自律ソフトウェアと、より簡素だが実戦で実績のあるV-BAT垂直離着陸ドローンで知られる。X-BATは陸上・海上からの発進・回収地点で全く異なるレベルの任務柔軟性を提供する設計で、成長中の共同戦闘機(CCA)及び無人戦闘航空機(UCAV)型ドローン市場に破壊的な影響を与えようとしている。 本日の発表に先立ち、本誌は同社の航空機部門シニアバイスプレジデント兼
軍事分野のAI技術で大きな存在感を示すはShield AIは「次世代の自律型航空機を9月に発表する」と予告していたが、Shield AIは垂直離着陸が可能なスタンドアロンタイプの自律型戦闘機=X-BATを公開し、あまりにも革新的すぎて久々にぶっ飛んだ未来感と期待感を感じさせる。 参考:X-BAT 参考:The Rise Of X-BAT 参考:Shield AI unveils X-BAT, a VTOL stealth loyal wingman drone もうX-BATのどの部分を切り取っても革新的すぎるため「最大の特徴だらけ」だが、X-BATはCCAと異なり完全なスタンドアロンタイプの自律型戦闘機日本人にとってShield AIと言えばMQ-35A(Martin UAVを買収して手に入れたV-Bat)を想像するかもしれないが、同社のAI技術は防衛分野で非常に大きな存在感を示しており
過去最高の6000億ドル防衛予算で日本は無人システム・長距離弾薬を強化へ(USNI News)―令和8年度概算要求の内容をUSNI Newsが伝えていますのでご紹介します 過去最高の6000億ドル防衛予算で日本の無人システム・長距離弾薬を強化へ(USNI News)―令和8年度概算要求の内容をコンパクトにUSNI Newsが伝えていますのでご紹介します 自衛隊画像日本の防衛省は、島嶼部侵攻に対抗する長距離弾薬と航空無人システムを優先し、次年度予算として過去最高の6000億ドルを要求した。防衛省は4月1日開始の2026年度予算として8億7500万ドルを、新プログラム「SHIELD(シールド:Synchronized, Hybrid, Integrated and Enhanced Littoral Defense)」に充てる方針を発表した。防衛省によれば、SHIELDは多層的な沿岸防衛システ
スバルは7月9日、有人戦闘機とともに行動し、その任務を支援する無人航空機の一つ「遠隔操作型支援機」の実験機を、防衛装備庁に納入したと発表した。実物の画像や、実験機による編隊飛行の様子を収めた動画も公開している。 実験機は薄いグレーのような明るい色で、機首や主翼・尾翼の縁のみ橙色に塗り分けられているように見える。動画を見るに、大きさは成人男性と同程度とみられる。動画では離着陸や編隊飛行の様子が確認できる。 防衛装備庁は有人航空機と連携して飛行する無人航空機の技術開発を進めており、遠隔操作型支援機もその一つ。パイロットが自機を操縦しつつ複数の無人機を管制する技術や、有人機や他の無人機の情報から、無人機の飛行経路を自律的に算出する技術を研究しているという。 関連記事 高出力レーザーでドローンや無人機を迎撃 防衛装備庁の“レーザー砲車両”に潜入した 国内唯一の防衛・セキュリティ展示会「DSEI J
川崎重工業が日本最大の防衛装備品の国際展示会「DSEI Japan 2025」で初公開した戦闘支援無人機のコンセプト。日英伊3カ国が共同開発中の有人の次期戦闘機との連携を目指している。左側の無人機は全長4~5メートルで既存のミサイルを改造したタイプ。一方、右側の無人機は固定翼機でより高度な電子戦能力を持つという(筆者撮影) 日本の防衛大手の川崎重工業は5月21~23日に千葉・幕張メッセで開かれた日本最大の防衛装備品の国際展示会「DSEI Japan 2025」で、人工知能(AI)を搭載する戦闘支援無人機のコンセプトを初めて公開した。AI活用によるこの自律型無人機は、日英伊の3カ国が2035年までに共同開発し、配備を目指す有人の次期戦闘機だけではなく、同社製造の海上自衛隊P1哨戒機など他の有人機との連携も目標にしている。 ライバルの三菱重工業は昨年10月の「2024国際航空宇宙展」で、AI搭
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な協調戦闘機=CCAを計1,000機取得するため開発を進めており、第1弾調達のYFQ-42AとYFQ-44Aは今夏に初飛行を予定しているのだが、米空軍はYFQ-44Aに続きYFQ-42Aの実機を公開、アルヴィン参謀総長も「この無人戦闘機が敵に警告を与えることになる」と述べた。 参考:DAF begins ground testing for Collaborative Combat Aircraft, selects Beale AFB as the preferred location for aircraft readiness unit 参考:GA-ASI Moves Into Ground Testing of New YFQ-42A CCA 実際に運用してみると「想定外」があるかもしれないが、従来の有人戦闘機で航空戦力の質と量を増強するより安価になる可
YFQ-44A『戦闘ドローン』連携戦闘航空機の実機が初公開(The War Zone)―ペースが早いですね。今年中に初飛行です。これがインクリメント1で次々に発展していく構想です。 米空軍提供の写真 米空軍はアンドゥリルのYFQ-44Aとジェネラル・アトミクスのYFQ-42Aの地上試験を開始した。今年中の初飛行が予定されている 米空軍とアンドゥリルは、YFQ-44Aドローン(通称「フューリー」)の「量産仕様機」で最初の画像を公開しました。ジェネラル・アトミクスもYFQ-42Aの新たな画像を公開ししたが、これが飛行を目的としたプロトタイプかどうかは不明。両ドローンは、空軍の「連携戦闘航空機Collaborative Combat Aircraft(CCA)」プログラムのインクリメント1の下で開発中だ。 YFQ-44A「量産代表試験機」の正面写真。米国空軍提供 空軍は本日、CCAプログラムのイ
米軍のMQ-9用に開発中のジェネラル・アトミクスの空対空レーザーのクローズアップ画像。 写真提供:筆者 // 転載禁止 ジェネラル・アトミクスは、米軍のMQ-9ドローン用に開発中の新しい空中レーザープログラムの存在を確認した。 今月初めにSea Air Space 2025で新しい空中レーザーのプロトタイプを本誌が初めて見た後、ジェネラル・アトミクスは現在米空軍と米海兵隊に配備されているMQ-9艦隊に空中レーザー兵器を提供する国防総省との共同プログラムの存在を確認した。 本誌は、この件に詳しい同社の広報担当から確認を得た。同スポークスマンは、MQ-9ファミリーに新たな空対空レーザー兵器を追加しようとしているプログラムの存在を確認したそれは、対無人航空機手段(C-UAS)として空中レーザーを提供する共同プログラムの一部である。 「当社は、共同プログラムで空中レーザーを開発中です。その開発は、
米海兵隊の司令官はドローンがもたらす脅威や対処の難しさについて「海兵隊が伝統的な制空権下で戦うことは二度とないかもしれない」「兵士が敵航空機の接近阻止や救急ヘリの要請以外で頭上の心配をしなければならないのは第二次大戦以来かもしれない」と述べた。 参考:Handheld counter-drone devices headed to deploying Marine units 制空権や航空優勢の定義は「有人機が主戦場にする高空域からドローンが主戦場にする低空域までの全空域支配」に変更される可能性が高いウクライナ軍は侵攻当初から商用ドローンを活用していたものの、ロシア軍との地上戦は概ね「大砲の火力が戦場を支配する」という伝統的な戦い方で推移していたが、アウディーイウカを巡る戦いが本格化する頃には砲弾や対戦車兵器の不足が顕著になり、これを補う形でウクライナ軍のFPVドローン使用が本格化し、ロシ
米海軍は低コストの空中目標=フーシ派が使用する無人機や安価なミサイルの迎撃コストや高価な迎撃ミサイルの消耗に頭を悩ませており、Military.comは27日「今夏に展開予定の空母打撃群にCoyoteとRoadrunnerを配備する」と報じ、このシステムは空母打撃群に加わる駆逐艦に搭載されるらしい。 参考:Roadrunner and Coyote: Navy Set to Deploy Land-Based Anti-Drone Systems at Sea Roadrunner-Mに至っては交戦で消耗しない限り再使用が可能なため、陸上と比べて補給手段が限られる海上での運用に適しているのだろうRTXは国立海洋大気庁がWP-3Dを使用して実施しているハリケーン追跡調査向けに小型無人機=Coyoteを開発、これを偵察・監視用途に米空軍と米陸軍も導入したが、RTXはCoyoteをベースに対無人
GENERAL ATOMICS ウイングマン・ロボットを製造する2社が空軍の指定を受けている ジェネラル・アトミクスは、今夏の初飛行後に協働型戦闘機(CCA)の量産する準備が整うだろうと、同社社長は語った。 「我々の工場で月産12機から18機は簡単に作れる。しかし、「新しい建物を大量に購入したり、資本金を大量に増やしたりすることなく」、その生産量に達することができる、とジェネラル・アトミックス・アエロナバル・システムズのデイブ・アレキサンダー社長は語った。 同社は、空軍のコラボレイティブ・コンバット・エアクラフト・プログラムの "インクリメント1 "を開発している競争相手であるアンドゥリルとともに、今夏の初飛行に向けて準備を進めている。その後、空軍は両社の製品のどちらか、あるいは両方を製造するかどうかを決定する。 「我々はすでにプロトタイプを製造しており、現在は量産機を製造している。だから
FQ: CCAで米空軍が無人戦闘機の制式名称を設定(The Aviationist)―新しい時代の幕開けを目撃しているのでしょうか。意外に早く実機が姿を現してきたようです 連携戦闘機YFQ-42AとYFQ-44A。 (画像引用元:Gen. Allvin経由米空軍)。 米空軍は、初の連携型戦闘機2機種にYFQ-42AとYFQ-44Aと制式名称がつき、無人戦闘機として初の装備品となると発表した YFQ-42AとYFQ-44A アメリカ空軍参謀総長のデイビッド・オールヴィン大将は、2025年3月3日に開催された航空宇宙軍協会(Air & Space Forces Association)の2025年戦争シンポジウムの基調講演で、最初の2機のCCA(Collaborative Combat Aircraft)の制式名称を発表した。ジェネラル・アトミクスYFQ-42AとアンドゥリルYFQ-44Aの2
ロシアがウクライナに対して起こして2年11カ月近くたつ全面戦争のおよそ1300kmにおよぶ前線では、小型のドローン(無人機)が四六時中いたるところを飛んでいる。各ドローンは敵の動きを監視したり、目標の座標を味方の砲兵や軍用機に送ったり、あるいは補給物資や地雷、爆弾を投下したりしている。FPV(一人称視点)自爆ドローンの場合、敵の兵士や車両に体当たりする。 ロシアもウクライナも小型ドローンを月にざっと10万機製造していて、それを無力化することは双方にとって喫緊の課題になっている。対策としては、ジャマー(電波妨害装置)を用いてドローンを地上に落とす、車両にスクリーンやネットを装着して、突っ込んでくるドローンを爆発する前に受け止める、地上の兵士が散弾銃でドローンを撃ち落とす、といったものがある。 ウクライナ側はさらに、ロシア軍のドローンをドローンで狙うケースも増えてきている。ウクライナ軍のドロー
三菱重工業は2025年11月、人工知能(AI)を搭載する無人実証機の初飛行を実施する。防衛装備庁担当者が11月12日に都内で開会した「防衛装備庁技術シンポジウム2024」で明らかにした。 この飛行実証機は、新たに開発された航空技術を航空機の飛行環境で評価する「実験用航空機」(FTB、Flying Test Bed)と呼ばれる。同庁から契約を受注した三菱重工業が2022年度から「無人機へのAI搭載技術の研究試作」を開始。AI搭載技術を実証するため、AIが実装できるFTB無人機や管制装置などを試作している。 このFTB無人機には2種類あり、戦闘型と偵察型になっている。両型機は胴体とエンジンを共通化しているほか、主翼と尾翼をモジュール交換が容易な機体とすることで、これら2つの機体形態が可能になるという。 全長は戦闘型、偵察型ともに3メートル超で、全幅は戦闘型が2メートル強、偵察型が3メートル超と
ウクライナ(CNN) けたたましいプロペラの轟音(ごうおん)が、完璧な静寂を断ち切る。車のヘッドライトが点灯し、闇を切り裂く。ライトは前方の滑走路の一部分のみならず、ウクライナ軍の最高機密に属する兵器をも照らし出す。それを操るのは、同軍きっての秘密工作部隊だ。 灰色の機体の先端には、フクロウの黄色いエンブレムが貼り付けてある。翼を広げ、剣をつかむその姿は、紛れもなくウクライナ国防省情報総局(GUR)のシンボルだ。 同じフクロウのワッペンの入った戦闘服を着るパイロット2人が車内で最終チェックを行い、親指を立てる。「さあ行こう!」 車を高速で走らせ、50秒間追跡した後、全長約3.9メートル、翼幅約7メートルのドローン(無人機)「AN196リューティー」は一瞬で姿を消した。漆黒に染まったウクライナの夜の中へと。 ドローンが目指すのは、ロシア領の奥深くに位置する標的だ。 CNNは前例のない独占的な
CCAドローンのコストは1ポンド=1200ドルを下回り、メンテナンス不要のミサイルトラックとして順次進化していく構想が公開された。(Air and Spece Forces Magazine) アンドリルのフューリーのモデルがAFRLブースに展示されていた。A Tech Expo – Air, Space & Cyber Conference on September 17, 2024. Photo by Mike Tsukamoto/Air & Space Forces Magazine コラボレイティブ・コンバット・エアクラフト(CCA)とは、空軍が有人戦闘機と組み合わせることを検討している自律型「ウィングマン」ドローンだ。 9月18日のパネルディスカッションでは、CCAの設計優先順位の理由や、どのように開発されているかについて議論された。クレイトス・ディフェンス・アンド・セキュリティ
2003年撮影、USSキティホークの格納庫に積み上げられた先進中距離空対空ミサイルLEILA GORCHEV / AFP VIA GETTY IMAGES 初のロボットウィングマンがAMRAAMの「トラック」になることを期待する米空軍 ミサイル兵器メーカーRTXは、ジェネラル・アトミクスおよびアンドゥリルと協力し、戦闘機パイロットと一緒に飛行し戦闘を行う空軍ドローンの最初の機体に空対空ミサイルを搭載する。 空軍は、RTXの先進中距離空対空ミサイルAMRAAMを、共同戦闘機プログラムの必須兵器に設定している、とRTXの航空・宇宙防衛システム要件・能力担当副社長ジョン・ノーマンは言う。 CCAプログラムの "インクリメント1 "のドローンは、基本的に有人戦闘機の空対空能力を運搬するミサイルトラックとして機能する、とノーマンは言う。 「そして、F-35であれF-22であれ、そのような共同戦闘機を
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