子供の私立中学受験を考える保護者にとって、志望校を選ぶ上で重要な項目の一つが学費だ。産経新聞で東京都の主な私立中で入学初年度にかかる学費を調べたところ、最も高額だったのはドルトン東京学園の154万円だった。2位は慶応中等部の148万円、3位は玉川学園の142万1300円と続いた。学費は①入学金②授業料③施設維持費・教育充実費など-の合計で、教材費や修学旅行の積立金などは含まれない。 ドルトン東京学園(調布市)は東京学園を前身とする学校で、2019年に名称を変更。現在は河合塾が運営しており、生徒中心の「ドルトンプラン」という米国で提唱された教育方針を採用している。昨年度は国公立大学に7人、早慶上理GMARCHに60人の合格者を出している。海外の大学の合格者は17人。 2位の慶応中等部(港区)は慶大の付属校で、制服や厳しい校則を設けていない自由な校風で知られる。入試に体育と面接が課される。3位