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「健康格差」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 健康格差とは

2025-10-24

米国人は早死?

はい、その通りです。先進国の中で米国平均寿命は意外なほど短いです。

主要先進国平均寿命(2023年頃):

日本:84歳前後(世界トップクラス)

米国:76-77歳程度

西欧諸国:80-82歳程度

米国人が「早死に」する主な理由:

医療アクセスの不平等 - 国民皆保険がなく、医療費が高額。予防医療を受けられない層が多い

肥満生活習慣病 - 肥満率が約40%と極めて高く、心疾患・糖尿病が多発

薬物過剰摂取 - オピオイド危機など薬物関連死が深刻(年間10万人超)

銃による死亡 - 銃犯罪自殺で年間約4万人が死亡

所得格差健康格差 - 富裕層貧困層平均寿命10年以上違う地域

これが経済にも影響:

健康労働年齢の人口比率が高い

しか医療費が膨大(GDP比約17%)

貧困層健康問題生産性を低下

日本高齢化問題米国の「早死に」問題、どちらが経済的に有利かは一概には言えませんが、確かに労働構成には大きな差があります

2024-10-15

「未婚男性の死亡年齢中央値けが異常に低い件」は間違い? ちゃんと調べた その3

その2はここ https://anond.hatelabo.jp/20241014165955

 

これまでのあらすじ

・元記事男性未婚者が短命すぎる、かわいそう」

大和総研「そんなことなくない?」

・俺「調べてみたら、確かに男性未婚者と短命に相関はあるっぽい」

 離別者も短命になるっぽい、女性も未婚者・離別者は短命気味だけど、男性が顕著

 相関はしてるが因果関係はまだ謎

_______

 

未婚だから短命?貧乏から短命?

気づいたんだけど、以下の事実があるよね

男性は、年収が低いほど未婚者が多い傾向にある(女性はあまり傾向がない)」

で、たぶんこれも合ってるよね

年収が低いほど短命である

 

じゃあ、「貧乏男性である→短命」の疑似相関として「未婚男性→短命」なのでは?という仮説を思いついたので調べた

ただこの件、めんどくさいことに「お年寄り貧乏かどうか」に端的な指標がない(若いなら年収でいいけど)

なので厳密には調べようがなかった

あくまで「傾向がある」の積み重ねで仮説の可能性を上げるくらい

 

貧乏なほど短命である」について調べる

ちゃんとしたデータアメリカのものしか無かった、アメリカデータ日本にどれだけ適用できるかは謎だね

 

収入格差」が健康に悪いのか?それとも「貧困」が悪いのか?

https://healthpolicyhealthecon.com/2016/10/14/income-inequality-vs-poverty/

 

この研究の結果、収入が少ない人の寿命は短く、収入が多い人の寿命は長いということが明らかになりました。収入上位1%の人は下位1%の人と比べると、男性では約15年も、女性では約10年も、収入が高い人の方が寿命が長いことが分かりました(図1)

ここでも男性の方が大きな差が出ているが、これは世帯収入源が男性が多かったからだろう

 

一応大和総研のまとめもある

人々の所得雇用から見る健康格差2017年

https://www.dir.co.jp/report/research/introduction/economics/disparity/20170217_011733.pdf

・当然だが世帯収入が高いほどかける保健医サービス金額は上がる

特に男性で、収入が低い人は健康診断の未受験者が多い(おそらく雇用形態の差)

収入が低い人は医療負担を恐れて病院いかないケースがある

年収が低いほど肥満率が高い

保険加入者は年収による差があまりなかった

 

当然と言えば当然だが、収入が低いほど健康積極的ではなくなるので、相関があるのは明らかだと思われる

ただ、「医療費が高すぎて払えない」みたいなのは日本では少なそうだった(1割負担なので医療費が激安なので)

なので「それだけで未婚/既婚で13年もの寿命差がでるのか?」は疑問でもある

 

参考:死亡前1年間にかかった医療費と介護費の総額は?85歳以上で死亡した人が最も安かった

https://www.tmghig.jp/research/release/2020/0318.html

 

なお、いちおう「低年収男性ほど未婚率が高い」の図

内閣府 第2-2-6図 男女別にみた年収区分別の未婚率

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je23/h06_hz020206.html

アメリカでも同様に、既婚男性/未婚男性収入差が大きい(女性はほぼ同じ)

https://www.stlouisfed.org/on-the-economy/2020/september/taking-closer-look-marital-status-earnings-gap

 

アメリカでも同じ事象が起こっていた

海外研究も調べてみた(調べたのはChatGPT先生

さすがアメリカいくらでもある、しか1998年からある

https://www.rand.org/pubs/research_briefs/RB5018.html

読むと分かるが、「未婚男性は短命(?)」はアメリカでも同様らしい(未婚女性はそうでもないというのも同様)

そして皆が想像するような理由を並べているが、根本的原因は複雑なので不明としている(1998年であることに注意)

 

ChatGPTにこれもおすすめされたけど、ちょっと違う気がする、これは年次経過観察

https://www.cdc.gov/nchs/data/hestat/mortality/mortality_marital_status_10_17.htm

ただこれに載ってる以下が気になる、今夜にでも読んでみる(公開されてたら)

Robards J, Evandrou M, Falkingham J, Vlachantoni A. Marital status, health and mortality. Maturitas 73(4):295–9. 2012.

Rendall MS, Weden MM, Favreault MM, Waldron H. The protective effect of marriage for survival: A review and update. Demography 48(2):481–506. 2011.

 

これも面白い、今回と同じような議論がもう15年以上前アメリカで起きている

Single vs. Married — Who Really Lives Longer?

https://www.unmarried.org/single-vs-married-who-really-lives-longer/

 

独身の皆さん、ご注意ください。独身のままでいると死んでしまます!」 2006 年 9 月号の Journal of Epidemiology and Community Healthに掲載された研究に基づくこの「発見」は、国中の見出しで大々的に取り上げられました。

...

最近長寿研究は、19歳以上のアメリカ人のサンプルのうち、1989年から1997年の間に死亡する可能性が最も高かったのは誰かという疑問に答えていますメディア報道では、既婚者と比較すると、離婚した人は死亡する可能性が27%高く、未亡人は39%高く、ずっと独身だった人は58%高いと報じられています。これらは、未婚者の種類によって意味のある違いがあるように思えますが、実際はそうではありません。

疫学ジャーナル記事では、その違いは統計的有意ではないと認めています

 

やっぱりというか、「病気な人が未婚のままで居たため」というような因果関係の逆転で疑似相関を排除できない的な話

んで色んな研究があったけどいまいち分からんみたいな結論

 

では、これまでのところ、この研究で実際にわかたことは次の通りです。8年間の期間において、離婚した、配偶者に先立たれた、あるいはずっと独身だったアメリカ人の死亡率に有意な差はありませんでした。

 

あれ、このテーマってひょっとして沼では?

もうこれ↓だけでよくね?知らんけど

 

貧乏だと死にやすいかも?知らんけど

独身だと死にやすいかも?知らんけど

・独居だと死にやすいかも?知らんけど

健康診断ちゃんと受けろ、健康に気を使え

 

健康診断ちゃんと受けなきゃな

 

____

 

この研究どっか頑張ってやってほしいね

金なのか、パートナーなのか、子なのか、寂しいのか、生活習慣なのか、発見の早さなのか、健康への気遣いなのか、その全部か

 

でもまあ30年後くらいにハッキリしそうでもあるけどね、選択的未婚者がかなり増えるし、経済的理由なら女性にも差が出てくるはずだから

いやその前に自分死ぬかw

 

____

 

追記

所得資産寿命の相関データ見つからないんだよね、誰か探して

一応人口動態にはないっぽい

都道府県ごとに調べることで収入格差との相関を調べてる人は居るっぽい

国立がん研究センターでは、教育歴と死亡率の相関を調べてるっぽい

 

あと所得が低い→健康リテラシーが低い という可能性は俺も考えた

 

てか疾病関係統計論文さ、読んでると頭痛くなってくるよね、医者ってすげーわ

日本で、収入寿命との間に統計的関係性は認められますか?

はい日本においても収入寿命には統計的関係が認められています一般的に、収入が高い人ほど長寿である傾向があることが統計的確認されています。この関係は、経済的な余裕があることで医療健康に関するサービスアクセスやすくなり、生活習慣が整いやすことなどが理由とされています

具体的には、以下のような要因が関係しています

理由と要因

1. 医療アクセス:

収入が高い人ほど、定期的な健康診断や予防医療を受ける機会が多く、病気の早期発見治療可能になります

2. 生活環境とストレスの違い:

高収入の人々は生活環境が整っており、ストレスの少ないライフスタイルを維持しやすいです。逆に、低収入の人々は生活不安定からくるストレスが多く、これが健康に悪影響を与えることが知られています

3. 健康的なライフスタイル:

健康的な食事運動習慣を取り入れることが経済的可能になるため、収入が高い人のほうが健康的なライフスタイルを実現しやすいです。

統計的データ

日本データでは、特に男性において収入の差が寿命に大きな影響を与えていることが明らかにされています高収入層の男性は低収入層の男性に比べて寿命が数年以上長いといった差が存在します。

改善の取り組み

社会的経済的格差を縮小し、誰もが適切な医療健康サービスを受けられるような政策の推進が重要です。健康教育の普及や公共健康サポートシステムの強化も、収入による寿命の差を縮めるための有効手段です。

このように、収入寿命には密接な関係があり、社会的経済的格差健康格差もつながることが確認されています

2024-07-28

anond:20240727220424

そこまで念入りにやることやってたのに倒れたら、落ち込むよね。

こういうことってタフな人は相当に無理が効くのに、ヤワな人は気をつけてるのにダウンするってパターンめっちゃ多くて、健康格差とか不条理みたいなものをひしひしと感じるわ。

同意しかできなくてすまねえ。

2023-02-15

anond:20230214210946

ここではあまり盛り上がらない話題だなと思ったけど、投稿結構あるね。

後で見てみよう。


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2023-01-31

世の中には健康格差があって、わかってもらえない壁が存在する。コロナが登場してより顕著になったが、やはり健康な人にはわかってもらえないことが多い。

2022-06-07

https://news.yahoo.co.jp/articles/5015da26607a03ab2fd804f94bd39019607c12f9?page=5

ーー海外では今、「生活習慣病」はあまり目を向けられていないそうですね。

生活習慣病」(life style disease)という用語自体、すでに国際的に見れば使われなくなっています

医学論文検索サイトPubmed検索すると、「life style」 を含む論文は年々増えていますが、「life style disease」という言葉を用いている論文は589本(0.5%) に留まりますしかもそのうち391 本は日本施設日本人が書いた論文でした。つまり生活習慣病」は日本だけのローカル方言となっているのです。

ーー海外では、大規模な研究結果によって健康自己責任論は見直そうという動きが1980年代から広がっていたにもかかわらず、日本は反対方向に突き進んだ。

海外でもそんなにきれい見直しが進んだわけではないです。健康社会的決定要因という概念は、アメリカでは全く流行らず、政策にも取り入れられませんでした。

民主党の中でもよほどリベラルでないとあの概念は受け入れられない。ましてや共和党には全く受け入れられなかった。

ーーヨーロッパだけだったのですね。

ヨーロッパの中でも健康社会的決定要因を政策に盛り込めたのはイギリスだけです。イギリスでの公式な場で取り上げられたのは、1998年に「健康社会的決定要因 確かな事実(Solid Facts)」というWHO報告書が出てからです。当時のブレア政権が本格的に取り組みました。

この研究を率いてきたのは、ロンドン大学マイケルマーモット教授で、ブレア政権アドバイザーになりました。残念ですが連立政権になってからこの概念は外され、マーモット教授政府系の諮問委員から全て外されました。

ーー健康政策は、見事に時の政権思想に左右されてしまうわけですね。

そうです。やはりサッチャリズムレーガノミクスの影響は大きい。社会格差が広がるにつれて、「健康格差」が目に見えるようになってきたので、社会の注目を浴びるようになった。

日本場合2001年から小泉政権あたりではっきり見えるようになりました。そういう意味政権思想の影響をすごく受けるテーマです。

2021-02-06

水道水ロリデーション

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-010.html

「その後、水道水ロリデーションは、米国内はもとよりオーストラリアブラジル香港アイルランドマレーシアニュージーランドシンガポール英国など多くの国々や地域に導入されるようになりました。世界的にみると3億7,000万人が水道水ロリデーションから利益を受けていると見積もられています

また世界23カ国から集められた永久歯むし歯の予防効果86編)、および乳歯むし歯の予防効果(66編)に関する報告を収集し総括してみますと、国の違い・民族の違い・生活様式の違い、さらにむし歯有病状況の違いがあるにもかかわらず、現状のむし歯有病状況を半分以下にするという効果確認されています。むし歯の健康格差をフロリデーションが減らすということも分かっています。」


日本でもやって欲しい…

2016-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20160919205125

しか最近格差だとか言い出して、自ら外れたレール故に発生した損失の穴埋めをさせようとしたりするから地獄感ある。

今日NHK金持ち長生きするのは健康格差だとか言ってたぞ。そりゃ、確かに金持ちの方が長生きなんだろうけど。なんにでも格差だなんだと言い出すんなら、共産主義にでもするしかないな。

 
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