コース: Excel VBA入門

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Cellsの使い方

Cellsの使い方

このレッスンでは Cells の使い方について解説します。 Cells の使い方定案は何かというと Range と Cells の使い分けの話です。 基本的なことですので しっかり認識してください。 セルを指し示す時の基本的なやり方は Range 何々、Cells 何々 この 2 つです。 Range の方は C の 2 などの様に セルのアドレスを文字列で指定します。 一方の Cells は 2 の 3 などの様に 行、列の位置を数字で指定します。 両者には、この様な違いがあるんですね。 さて、ちょっと考えてください。 VBA というのは自然発生的に 生まれたものではありません。 種を蒔いて水をやったら VBA が咲いてきた。 そんな訳はありませんね。 おそらく Microsoft の社員でしょう。 誰かが何かの設計思想を持って 作ったんです。VBAは。 では、何故、この VBA を作った人は Range と Cells の 2 つを 用意してくれたのでしょう。 それには理由があります。 それぞれの特徴をよく見ると どんな時にどちらを使うべきか そんな設計思想が見えてきます。 Range は Cells を文字列で指定します。 文字列というのは計算できない値ですね。 田中 + 鈴木は計算できません。 一方の Cells は行、列の位置を 数字で指定します。 言うまでもありません。 数字は計算できる値です。 つまり計算しなくてよい時の Range と 計算をしなければいけないと時の Cells この 2 つを用意してくれたんだ ということが分かります。 ここから Range と Cells の使い分けは この様に考えることができます。 例えばマクロのコードを書いている時点で 対象のセルがもう確定している A の 1、B の 3、C の 4 セルが分かっている様な時、つまり 計算をしなくてもセルが特定できる様な時は それ用に用意されている Range を使うのが VBA の設計思想にのっとった使い方だと言えます。 一方で何らかの計算を行わなければ セルを特定できない様な時 変数を使う等というのも計算の一種です。 その様な時にセルを指し示す時には それ用に用意されている Cells を使うのが VBA の設計思想にのっとった 使い方だと言えます。…

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