[go: up one dir, main page]

北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

釧路地方に道内初の線状降水帯 音別避難指示、浸水被害【釧路市】

道路に水があふれた音別地区の本町3丁目周辺の様子(21日午前11時ごろ)

 前線を伴った発達中の低気圧の影響で、気象庁が道内で初めて釧路、十勝地方に「線状降水帯」が発生したと発表(21日午前3時10分)するなど、20日夜から21日朝にかけて釧根地方では大雨や暴風に見舞われた。

 このうち、釧路市内(釧路、阿寒、音別地区)には大雨、洪水、暴風警報、土砂災害警戒情報が発令されたほか、音別地区で21日午前2~3時にかけて1時間に約80㍉の猛烈な降雨があったとみられ、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を発表した。市は同3時に音別町直別10世帯14人、同15分に同町尺別14世帯35人、同5時に同地区383世帯691人を対象に避難指示を発出した。音別町行政センターなど3カ所に避難場所を設け、ピーク時には51世帯91人が避難した。

 同地区本町3丁目周辺では音別川の高水位が続き、雨水が引かずに道路へ水があふれた。同9時ごろには50㌢以上の水位が確認され、5軒で床上浸水(午後3時時点)となった。

 本町3丁目に自宅がある90歳の女性は行政センターへ避難したが、同9時に戻ろうとした時には道路に水があふれており、同2丁目の友人宅にとどまった。「自宅がそこに見えているのに帰れずもどかしい」と困惑した表情を見せていた。釧路市内では床上浸水や床下浸水などはあったものの、人的被害は発生していない。

 一方、道路では土砂崩れなどにより、道東道の本別インターチェンジ(IC)─釧路空港IC間、国道392号白糠町茶路東1線─同茶路基線、道道87号(知床公園羅臼線)の一部、道道242号の白糠町上庶路の庶路IC─同西庶路東2条交差点、市道の中音別馬主来線、山花14線、中音別線がそれぞれ通行止めとなった。

 また、交通機関も乱れ、JR北海道は21日、特急「おおぞら」1~12号、根室線の普通列車36本(部分運休含む)、釧網線の臨時列車、普通列車合わせて16本、花咲線の普通列車12本の運転をそれぞれ見合わせた。22日も根室線の浦幌─厚内間で道床流出が発生していることから、特急「おおぞら」すべて、根室線の普通列車33本(部分運休含む)、釧網線の普通列車など7本、花咲線の普通列車2本の運転を運休する。

関連記事

釧路新聞

人材確保へアピール 釧根バス会社 運転体験や就職相談【釧路市、根室市】

 釧路、根室のバス会社3社(くしろバス、阿寒バス、根室交通)と道バス協会、道などが連携し企画した運転体験・合同就職相談会が25日、釧路運転免許試験場(釧路市大楽毛北1)で開かれた。各バス会社で...

釧路新聞

未明に地震 被害なし根室で震度5弱 今後1週間注意を【釧路市、根室市】

 25日午前1時40分、根室半島南東沖を震源とするマグニチュード(M)5・8の地震が発生、根室市内で震度5弱を観測した。震源の深さは約40㌔。津波の発生はなかった。  根室市で震度5弱のほか...

苫小牧民報

森に響く古式舞踊 アイヌ文化交流会 白老ポロト

 白老民族芸能保存会(長谷川邦彦会長)は19日、白老町のポロト自然休養林ビジターセンター前で、アイヌ文化交流会を開いた。鵡川アイヌ文化伝承保存会と白糠アイヌ文化保存会のメンバーを迎え、伝統儀式カム...

苫小牧民報

ふるさと懐かしみ交流 東京とまこまい会に180人

 苫小牧市にゆかりのある首都圏在住者が集う「東京とまこまい会」(会長・加来正年王子ホールディングス会長)の総会と懇親会が24日、東京都内のホテルで開かれた。同会は郷土・苫小牧の応援団として1985...

十勝毎日新聞

女性議員比率全国平均超え 管内町村議会 2割に拡大、幕別トップ【十勝】

 内閣府のまとめによると、2024年末時点の十勝管内町村議員に占める女性議員の割合は19.4%と、全国平均(14.1%)より高かった。帯広市を含めた管内の女性議員数は48人で、直近10年間で1.5...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス