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地酒「北斗発祥」、大野ダムで熟成 低温維持「仕上がりに期待」

 【北斗】北斗市観光協会(佐藤敏彦会長)は21日、大野ダム(市中山)の作業用トンネル内に地元産の酒米を使用した日本酒「純米吟醸 北斗発祥」を貯蔵する試験を始めた。
 同トンネル内は通年で低温が確保されており、半年程度貯蔵して熟成度を確認する。地元で収穫された酒米で醸造した酒を、地元のインフラ施設に貯蔵する地産地消の試み。低温熟成でおいしく仕上がることが期待される。
 貯蔵試験を始めた酒は、北斗市内の農家が直播き栽培で生産した酒造好適米「彗星」を100%使用し、新十津川町の金滴酒造が醸造した。この日、18リットルのポリ容器に入れた4合瓶100本分相当の酒をトンネル内に貯蔵した。
 作業用トンネルは、長さ約100メートルで入口から約40メートルの地点に酒の入ったケースを運び、貯蔵した。内部の気温は9~12度程度で、通年で低温が保たれている。
 同酒造の名取重和社長(65)は「函館で生まれ、小学校まで函館で育ったので、地元のコメで酒を作りたかった。北斗発祥は、北海道新幹線開業のときに作った酒」と話す。
 北斗発祥は、やさしくまろやかな味わいが特徴。「人間が年をとると丸くなるように、酒も熟成するとカドが取れて丸くなる。トンネル内での貯蔵に期待している」と名取社長。
 日本酒の醸造には、光の遮断と安定した低温の環境が必要なため、トンネル内の貯蔵は適しているという。 
 市観光協会の佐藤会長(60)は「北斗発祥は多くの方々に愛されてきた地酒だが、これを何とか付加価値を高めて飲んでもらおうと準備を進めてきた。来年の雪解けのころ、多くの皆さまとともに味わいたい」と話していた。(加納洋人)










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