第6回「できれば小型」売人?に送金、入手できず 手製銃を選んだ山上被告
阪田隼人 周毅愷
山上徹也被告はなぜ手製銃を凶器に選び、どう犯行に向かったのか。29日に奈良地裁であった安倍晋三元首相銃撃事件の第2回公判。検察側は前日に続き証拠を使いながら、その経緯を詳しく説明した。
山上被告は当初、来日中の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の幹部に火炎瓶を投げることを考えていた。それが失敗し、確実に襲撃するには「銃が必要」と考えるようになったという。
「できれば小型で破壊力があるものがいい」。奈良県警が押収したパソコンを復元すると、被告が2020年10月に拳銃の売人とみられる人物に送ったメッセージがあった。
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安倍晋三元首相銃撃事件
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