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朝日新聞デジタル

永遠の愛は幻想? 映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』から人間関係を考えた あの夫婦もリアルを語る 

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2025.10.24

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©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

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     かつて永遠の愛を誓った二人は、なぜ激しく憎しみ合うようになってしまったのか。10月24日(金)公開の映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』は、夫婦の間に生じた小さな亀裂が、年月を重ねていくうちに取り返しのつかない大きな溝へと変わっていく描写がとてもリアル。ベネディクト・カンバーバッチとオリヴィア・コールマンの初共演で、幸せだったはずの夫婦が、やがて“命懸けの夫婦喧嘩(げんか)”に突入するまでの過程がユーモアと切なさを交えて描かれ、映画を見る人の心を揺さぶります。公開に先駆けて東京・大阪で開かれた特別試写会の参加者からは、さまざまな感想が寄せられました。あなたはこの映画を見て、誰を思い出し、どんな感情を持つでしょうか。

    入れ替わる夫婦の役割 心の機微を感情豊かに描く

    映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』は、夫婦の壮絶な離婚劇を描いた『ローズ家の戦争』(1989年)をアップデートし、現代の夫婦が抱える葛藤を新たな視点で描いた作品です。監督は『ミート・ザ・ペアレンツ』(2000年)のジェイ・ローチ、脚本は『哀れなるものたち』(2023年)のトニー・マクナマラ。二人がタッグを組み、夫婦の心の機微を感情豊かに描いています。

    ロンドンで出会った建築家のテオ・ローズ(ベネディクト・カンバーバッチ)とシェフのアイビー・ローズ(オリヴィア・コールマン)は情熱的な恋に落ち、アメリカ西海岸で家庭を築きます。双子に恵まれ、テオの仕事は順調。アイビーは育児でキャリアを一時中断していましたが、家族のために料理の腕をふるう日々は、仕事とはまた違った充実感に満ちているようです。

    ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
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    そんな二人に転機が訪れます。テオの突然の失業と、仕事を再開したアイビーの成功が重なり、夫婦の役割は入れ替わることに。仕事がない歯がゆさを抱えながら家事と育児に追われる夫と、目の前の仕事に邁進する妻。互いを思いやる気持ちはあるものの、すれ違いが積み重なっていきます。離婚協議では両者一歩も譲らず、まさに崖っぷちの状況で火花を散らす二人。しかし、胸のうちにあるのは憎しみだけではないようで……。

    相手の自分勝手な振る舞いへの苛立ち、子育てへの思い、愛している人に自分を理解してもらえないさみしさ――。劇中で夫婦が互いにぶつける言葉のひとつひとつに、自分自身の経験を重ねる人はきっと少なくないはず。『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』は、自分の人生や、大切な人との関係を見つめ直すきっかけを与えてくれる作品です。

    パートナーとの距離感、円満の秘訣は? 試写会で特別ゲストが語る

    10月2日(木)に東京、7日(火)に大阪で本作の特別試写会を開催。各会場で、上映前に特別ゲストによるトークイベントが行われました。

    東京会場に登壇したのは、タレント・俳優の小田井涼平さんと映画コメンテーターのLiLiCoさん夫妻。結婚8年目になる二人に夫婦円満の秘訣(ひけつ)を聞いてみると、「しっかりコミュニケーションを取ること」という答えが返ってきました。小田井さんは「目と目で通じ合うのが理想」だと思っていたそうですが、LiLiCoさんから「言葉にしないと伝わらないよ!」と、教えられたといいます。どんなに忙しくても、相手と目を合わせて話す時間を大切にしているそうです。

    タレント・俳優の小田井涼平さん
    タレント・俳優の小田井涼平さん
    映画コメンテーターのLiLiCoさん
    映画コメンテーターのLiLiCoさん

    映画の中でローズ夫妻がカウンセラーの前で互いの好きなところを10個挙げる場面にちなみ、二人にも事前に10個ずつ挙げてもらい、会場で公開。自分では意識していない部分を、相手が好ましく思っていることに気づかされる場面もありました。

    小田井さんは「この映画は、テンポが良くて、悲しいはずのシーンでも笑える。家族や友達、恋人と語りたくなる作品」と語り、LiLiCoさんは「ラストが衝撃的。見たら、パートナーを大切にしたくなるし、相手の好きなところを考えますよ」と力強くコメント。鑑賞後、二人は家に帰ってハグを交わしたそうです。

    大阪会場には、吉本新喜劇の内場勝則さんと未知やすえさん夫妻が登場。映画イベントに夫婦でゲスト出演するのは、非常にレアだそうです。

    本作について、内場さんは「ひとごととは思えない。見ていてずっと『分かる、分かる!』ばかり言うてました」、未知さんは「テンポの速さにわくわくしましたね。喧嘩のスケールが激しくて驚きました」とコメント。すぐさま、「何をおっしゃいますやら」と内場さんのツッコミが入ります。

    内場勝則さん(右)と未知やすえさん。トークでは、お互いの好きなところを3個ずつ挙げる場面も
    内場勝則さん(右)と未知やすえさん。トークでは、お互いの好きなところを3個ずつ挙げる場面も

    息がぴったりな二人は、結婚してから今年で33年。長く付き合っていくためには、「心地よい距離感」を大切にしているそうです。トーク中、お互いの好きなところを3個ずつ挙げた上で、未知さんは「一番大事なことを忘れました。私は内場くんの芝居が好きなので、それを付け加えさせてください」と話し、仲の良さが伝わってきます。

    最後は、劇中で、優しかったアイビーが“命懸けの夫婦喧嘩”で見せた豹変(ひょうへん)ぶりについて、内場さんが「女性は絶対怖い…」とこぼしたのをきっかけに、未知さんが「脳みそストローでチューチュー吸うたろか!」などといった、おなじみの「キレ芸」を披露。会場から拍手が湧き起こりました。

    誰もが身につまされるストーリー

    試写会の参加者からは、夫婦・人間関係やコミュニケーションにまつわるたくさんの感想が寄せられました。「家族なら言わなくてもわかると思ってしまうが、伝えることが大事だと思った」(30代男性)、「体と心のどちらか、あるいは両方が消耗していると相手への思いやりが欠けてしまうのかも」(50代女性)といった声のほか、「子育てとキャリアの両立、子育ての負担のアンバランスさは、どの家庭でも起こりうる」(40代女性)、「愛と憎しみは表裏一体。関係のバランスが崩れると、今まで通りにいかなくなるのはあらゆる関係性でも当てはまると感じた」(30代女性)といった共感も。

    それぞれの立場や経験によって印象に残るシーンや受け止め方が異なる本作。だからこそ、見る側にとっては“自分ごと”として響くのかもしれません。

    すれ違いを越えて、大切な人と生きていくために

    繊細な夫と陽気な妻。かつて惹(ひ)かれ合った性格が、時を経てすれ違いの原因になってしまう――。そんな夫婦の関係の変化に、胸が締めつけられる本作。理想のパートナーだったはずの二人が葛藤する姿に、過去の自分や身近な誰かを思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか。

    自分の人生を輝かせること、夫や子どもと楽しく生きること、家族の幸せを願うこと。どうしたらそのすべてを大切にしていけるのか。見終わった後、一人静かに思いを巡らせたり、大切な誰かと語り合ったりしたくなる映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』。ぜひ劇場でご覧ください。 

    ■映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』
    キャスト:オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノンほか
    監督:ジェイ・ローチ
    脚本:トニー・マクナマラ
    主催・配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
    メディアパートナー:朝日新聞社
    ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

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