【福島】町と旧吉岡村が合併70周年を今年迎えるのを記念し、福島小学校の長浦紀華校長が、記念ソング「大好きな福島町」を作った。17日の同校学習発表会で全校児童78人が合唱し、澄んだ歌声を体育館に響かせた。29日の合併記念式典でも合唱を披露し、祝福ムードを一層盛り上げる。
制作に着手したのは6月で、長浦校長自ら詞を練り上げ、曲は音楽生成AIを活用し7月に完成させた。9月下旬からは学年ごとに合唱練習を開始し、この日が初のお披露目となった。
歌詞には、今年度新たに掲げた4つの学校教育目標①自分を大切にする子②いろいろな考えを認める子③自分で決めることができる子④決めたことをやりとげる子―を反映。サビでは「大好きな福島町 私たちの誇りここにある 挑戦する心を燃やし 未来へ羽ばたこう」と歌い、軽快なメロディーに郷土愛を育みながら健やかな成長への願いを込めた。
学習発表会で児童は声高らかに歌い上げ、保護者や地域住民から大きな拍手が送られた。長浦校長は「とても上手に歌ってくれた。子どもたちにとって思い出の曲になってくれたらうれしい」と笑顔で話した。式典のほか、11月の町民文化祭でも合唱を披露し、音源も残す予定。(鈴木 潤)