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創作と恋愛に関するmk16のブックマーク (3)

  • ある種の質問にはお答えいたしかねます - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

    期間限定サイト「村上さんのところ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 連日たくさんのアクセスをいただきました当サイトですが、2015年5月13日をもって、公開を終了させていただきました。当主の村上春樹さんは、しばしの休憩をとったあと、来の小説のお仕事に戻っていらっしゃいます(当主からの最後の挨拶はこちら)。 1月15日のオープン以来、119日間という限られた期間でしたが、読者のみなさまと村上さんとの交流はたいへん面白く、そして意義深いものとなりました。3万7465通のメールをお寄せいただいたみなさん、そして、最後までご愛読いただいたみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。 なお、当サイト上での質問者のみなさまと村上さんとのやりとりは、編集の上、新潮社より出版されます。くわしくはこちらをご覧ください。 新潮社 チーム縁の下

    ある種の質問にはお答えいたしかねます - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
  • 脳内彼氏ができた。

    脳内彼氏ができた。 できたというより作ったという表現の方が的確だろうが、脳内彼氏はかれしなのである。 学校の課題に追われているとき、バイト先で怒られたとき、就活が上手くいかなかったとき、 いつだって私を慰め、叱咤し、そして愛してくれた。 「彼に好かれるように素敵な女性になろう」 こんな妄想は、友達もいない、田舎から上京してきた一人暮らしの喪女の私のささやかな楽しみであった。 しかし、別れは突然やってきた。 「こんなハイスペックな彼氏、私なんかじゃ釣り合わないんじゃないだろうか」 ふと思ったそれで不安は増大する。 いつしか脳内人物が二人に増えていた。 「彼に見合うような女性になる」よりも「彼に見合うような女性を妄想する」ことの方がずっと簡単だった。 脳内彼氏と脳内彼女が駆け落ちして出ていくまでそう時間はかからなかった。 そろそろ現実を見ようと思います。ありがとうございました。

    脳内彼氏ができた。
  • 僕には好きな人が居て、その人はとても弱い人だった。 彼女はとにかく頻繁..

    僕には好きな人が居て、その人はとても弱い人だった。 彼女はとにかく頻繁に泣いた。 「変わりたい」といっては泣き、「自分が不甲斐ない」と言ってはまた泣いた。 僕は彼女の涙に対してどうすることもできなかったし、なにかしようともしなかった。 ただ、彼女は泣いていても真剣に話をすることの出来る人だった。 だから僕も真摯に彼女に向き合って、その話に耳を傾けるようにしていた。 彼女のことを弱いと思っていたのは僕だけで、僕以外誰も彼女の涙を見たことがなかったと知ったのは随分後になってからのことだ。 少なくとも僕の知る彼女は常に自分の弱さに苦しみもがいていて、 ときどき思い出したようにうちに来ては、涙を流すのだった。 ひとしきり泣いた後、彼女は決まって凛とした顔つきになって、「よし。」というのだった。まるで新しい自分にスイッチを入れるみたいに。その瞬間の彼女の顔は今も僕の脳裏に焼き付いている。地獄の業火に

    僕には好きな人が居て、その人はとても弱い人だった。 彼女はとにかく頻繁..
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