「死ぬほど寒い」と言われると、私はひげからつららが伸びたホッキョクグマや、エヴェレスト登頂を目指す登山家を思う。凍傷で指が黒くなったり、凍えて低体温症になったりと、そういうことを思う。
ヒオカ/1995年生まれ。地方の貧困家庭で育つ。noteで公開した自身の体験「私が“普通"と違った50のこと――貧困とは、選択肢が持てないということ」が話題を呼び、ライターの道へ。“無いものにされる痛みに想像力を"をモットーに、弱者の声を可視化する取材・執筆活動を行い、若手論客として、新聞、テレビ、ラジオにも出演 <なぜそんなことを言ってくるのか。貧困家庭の子は「生まれてきてはいけなかった」存在で、進学やあらゆる人生の選択肢をあきらめなくてはならないのか。貧困家庭出身の女性ライターが「可視化したい」ものとは> 貧困をテーマにした記事が公開されると、多くの人から理解を得られる一方で、目も当てられないようなコメントがたくさん付く。しかし、無理解の根源は、悪意よりも、単にごく身近に困窮している人がいないことからくる無知にあるのかもしれない。 地方の貧困家庭に生まれ育ち、現在はライターとして活躍す
国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)を推進し、地域や社会をよくしようとする企業や自治体の活動が活発化してきた。一方、県内では多くの課題がいまだに解決されていない。SDGsの理念にある「誰一人取り残さない」「持続可能な未来」の実現へ必要なものは何か。連載企画「SDGsで考える 沖縄のモンダイ」は、記者が現場を歩いて現状を報告し、沖縄大学地域研究所と大学コンソーシアム沖縄の協力で、学識者に解決への道筋を提言してもらう。今月は、コロナ禍で生まれる健康格差や、コロナのために生活がさらに苦しくなる「コロナと格差」を世界にまで広げて考える。 ■その日のことで手一杯 経済的な事情で赤ちゃん用の粉ミルクを買えない世帯の支援を行う「共育ステーションつむぎ」(那覇市小禄)代表の髙良久美子さん(59)は、支援を続ける中で、新型コロナワクチンを打って「副作用が出て(休んで)も生活の保証がない」、「仕事を休
http://luvlife.hatenablog.com/entry/2013/08/07/221155 読んで色々考えさせられた。 せっかくなので、身の上話を増田に吐き出そうと思う。 すごい田舎の底辺中学を卒業してるけど、地元同級生たちや親戚達の常識感っていうのは独特だなぁとずっと思ってた。 上京してからは特にそう思ってて、同じ日本なのに本当に違う世界が共存しているんだなと思ってそれがもう日本だと思ってた。 この記事を読んで、そうかそれは「低学歴の世界」と「高学歴の世界」の溝だったんだと納得した。 地元は田舎だからか両親ともに兄弟が多くて、いとことか30人くらいいるんだけど、その中で大学に行かせてもらったのは俺くらい。 俺の両親は、他のいとこが次々と中卒・高卒で働き始めたりしているのを横目に、頑張って俺を大学まで行かせてくれた。 両親が大学まで俺を行かせたかった理由としては学歴コンプレ
先週にひきつづき、在日韓国YMCAへ。フリージャーナリスト、安田浩一の講演を聞く。「連続講座 移住者のリアリティ」 の第4期第4回「レイシズムの現場を取材して~社会を息苦しくするものはなにか」。 安田浩一はこの数か月間、在特会および「行動する保守」関連の取材を重ね、そのまとめの記事が載った『『g2』第6号がちょうど発売になった当日というタイミングだった。講演の内容は『g2』の記事「在特会の正体」でまとめられていることにそったもので、在特会および「行動する保守」のデモや街宣に参加する人たちが、何をきっかけに、どういう考えでレイシズムに染まっていったのかを、自身の取材体験をもとに解き明かすというもの。 この『g2』の記事は、おそらくこれまでに出た在特会に関する記事の中でもっとも深く、正確にその実態を記述したものだと思う。従来的な保守/リベラル、あるいはウヨサヨの枠組み彼らをとらえることがいかに
サンプロのあとにはじまった「サンデーフロントライン 」ですが、選定委員がニュースの優先順位を決めてそれを集計してニュースを報道するという番組。これ、それぞれの選定委員の偏り具合はよくわかっておもしろい。結果的にはわりとバランスのよい優先順位なんじゃないかなあーと思ったのですが、最近、ニュースでクマクマうるさい。「不審者に襲われるよりクマです、スズメバチです♪」とか冗談で言えなくなるじゃないの。ほんとにもー。熊は怖いですが。以下日本最悪の獣害事件の小説です。 羆嵐 (新潮文庫)/吉村 昭 トップ10にクマ入れてるの誰だ? 鳥越 俊太郎氏 7位 ここも、あそこもクマ出没 大谷 昭宏 7位 ここも、あそこもクマ出没 ははは。 さて、今日のニュース。治安悪化で騒いだ結果。 ----------------- 民間刑務所ガラガラで食材費5億円余が無駄に 会計検査院が指摘 刑務所の過剰収容が問題となっ
村木厚子さんと東電OL 2010年10月10日 文芸春秋10月号、江川昭子さんがまとめた村木厚子さんの手記を読んだ。 事件の経緯だけでなく、村木さんが生きてきた道が丁寧に描かれていた。 村木さんは検察で嘘の調書を強要され、抵抗し続けてきた拘留期間に、こう考えたという。 「検事の土俵にいる限り、私が勝つことなんてありえない。だとすると、やらなきゃいけないのは負けてしまわないこと」 そのために村木さんがしたのは「目標を低く設定すること」だったという。しかも驚いたことにその目標はたった二つ、こういうものだった。 「体調を崩さないこと」 「落ち込まないこと」 目が覚めるような「ケンカの作法」である。「戦い方」である。いったい、私のフェミはなんだったのか、と思った。 私が村木さんの立場に立ったとしたら・・・と想像するだに恐ろしい。 自殺したと思う。 死なずとも心は完全に死んだと、思
2010年09月08日 1日1ドルでがんを治療できるか−低所得国に対するガイドライン。 上記のタイトルの論説が、New England Journal of Medicine 2010年8月26日号に掲載された。概略を紹介する。 2002年、世界で760万人ががんで死亡した。これは同年の世界の全死亡の13%を占めるが、驚くべきことに、エイズ・結核・マラリアの死者560万人より多い。世界のがんの新規発症例は2000年の1000万人から2020年には1600万人に増加し、そのうち70%を発展途上国が占めると予測されている。 現在、発展途上国でのがんの診断は、痛みと苦しみを伴う死を意味している。理由の一つは医療費の欠如であり、2008年の英国の国民1人当りの医療費(がん以外も含む)が3000ドルであるのに対して、ケニアでは8.30ドルに過ぎない。 先進国では、生存期間をわずかに延長するだけ
奨学金が返せない - 若者の貧困に追い討ちをかけ、国際人権規約から逸脱する日本の奨学金制度 | すくらむ 上のグラフは、文部科学省のホームページに9月7日にアップされた『図表でみる教育 OECDインディケータ(2010年版)』の中で、最初に登場する国際比較です。日本の公的教育支出は対GDP比3.3%しかなく、OECD加盟国(各国平均4.8%)の中で最下位です。 OECDは、「教育は、未来への投資である」として、「教育に投資された公共資源は、最終的に大きな税収となって国に還元される。OECD諸国では、高等教育を修了した男性は、後期中等教育までしか修了しない場合と比較すると、所得税及び社会保障などに対する寄与として、119,000ドルの付加価値を生み出すと試算される。この額は、それに投資された公財政を差し引いたとしても86,000ドルとなり、高等教育に対する公共投資額(一人当たり)の約3倍とな
▼失業者支援で検討チーム=5月連休明け設置−政府 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010042600957 >菅副総理はまた、内閣府参与として年末年始の「公設派遣村」開設に取り組んだ反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏に、チームへの参加を求めたと説明。湯浅氏は3月に参与を辞任したため、「内閣府参与にもう一度なっていただけないか打診している」と述べた。 ↓↑ ▼失業者に相談者個別派遣へ…湯浅氏再起用も >これに関連し、菅副総理は同日の記者会見で、先に内閣府参与を辞任した元「年越し派遣村」村長の湯浅誠氏を再び参与に起用し、新制度の具体策を詰めてもらう考えを明らかにした。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100426-OYT1T01214.htm ▼失業者、個別に就職支援 首相が新制度検討を指示 >メンバ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 一般職に応募する男子学生、就職専門の家庭教師に指導を受ける有名私立大学生…。買い手優位の厳しい雇用環境を背景に、学生の就職戦線に異変が起きている。「ゆとり教育」世代が就職期に入り、全体の質が落ちた影響と採用側は言う。 「一般職に、男ですよ」 困惑を隠し切れないといった表情で、ある生命保険会社のベテラン採用担当者が話す。企業の採用活動が本格化する4月。その最前線では、一昔前なら考えられない事態が起きている。 この保険会社では、長らく一般職と総合職の2つの職種で学生を採用してきた。一般職は、社内の事務処理などの仕事が中心であり、キャリアを積み重ねていく総合職とは異なる。応募条件に男女の制限はないが、通常は女性が就く職種と考えられてきた。 とりあえ
東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者への別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも判明している。調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」と訴えている。 調査したのは、千葉県市川市職員で路上生活者支援を担当する奥田浩二さん(53)ら臨床心理士、精神科医、大学研究者ら約20人。池袋駅周辺で路上生活者を支援する市民団体と協力し、本格的な研究の先行調査として昨年12月29、30日に実施。普段炊き出しに集まる20~72歳の男性168人に知能検査を受けてもらい、164人から有効回答を得た。 それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(64)の報酬過少記載事件で、東京地裁がゴーン元会長と元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(62)の勾留延長を却下し、近く保釈が認められる可能性が高まっている。…続き[NEW] ゴーン元会長、保釈金はいくら 過去最高は20億円 [NEW][有料会員限定] ゴーン元会長、近く保釈も 取締役会出席できる? [有料会員限定]
性教育に出かけるとき、その地域・学校で待っている子どもの様子・家庭の事情が大きく違うことに気づきます。中学生の段階でとても大きな差があるわけです。 高校では進学校とその他の学校では養護教諭の日々の様子まで異なります。 最近の事情を知るためによんだ本です。数字は埼玉と大阪での詳細な調査結果が照会されています。 1)高校教育の無償化は、授業料だけでは足りない、ということ。 通学費がなくて遠方の学校に通いきれなくなる家庭があること、授業料は減免・減額措置がっても、修学旅行その他にかかる費用に減免がない。 2)文部科学省の出している中退の数字は分母に問題があること。 学年で補正をすると、現在100%進学に近いのに、進学した8%前後が中退していることわかる(文部科学省の数字だと半分の評価になってしまう)。 家庭や学校がセーフティネットになっていない今、かなり早い時期から低学力・生活能力を奪われ、子育
新型インフルエンザによる死者数が増加しているインドでは、政府が治療薬の流通を規制するなか、牛の尿の抽出物を用いた療法やギーと呼ばれる澄ましバター、ハーブ薬品などを求める人が増えている。何百年も昔から受け継がれてきたインドの伝統療法、「アーユルヴェーダ」で免疫力を強化し、感染を予防するためだ。 8月3日、インド政府は同国南西部プーンで国内初の新型インフルエンザによる死者を報告し、現時点ですでに100人以上が死亡している。スイス製薬会社ロシュのインフルエンザ治療薬「タミフル」は、政府が地域感染時における病院での供給量を確保するため流通規制をかけており、国民は市場に出回っている未認可の医薬品に加え、アーユルヴェーダによる予防策を取り入れている。 未認可の治療法が利用され始めたことで、医療福祉支出が下位50カ国に入るインドのインフルエンザ対策の難しさが浮き彫りとなった。同国保健・家族福祉省の下部委
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く