海洋研究開発機構(JAMSTEC)などによる南鳥島沖でのレアアース(希土類)の試験掘削が2026年1月に始まる。深さ約5500メートルの海底からレアアースを含む泥を回収するという前例のない挑戦だ。6月に同島周辺の排他的経済水域(EEZ)を中国海軍の艦隊が通過するなど緊張が高まる中、戦略資源の自立確保に向けた動きが本格化する。防衛省の発表によると、中国海軍の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦など計4隻
氷は「0度を超えると、とけて水になる」というのが一般的なイメージです。ところが、韓国標準科学研究院(KRISS)が率いる国際研究チームによって「室温で固体になる氷」の存在が確認されました。研究チームは発見した結晶構造の氷を「氷XXI(ice XXI)」と名付けています。 Multiple freezing–melting pathways of high-density ice through ice XXI phase at room temperature | Nature Materials https://www.nature.com/articles/s41563-025-02364-x XFEL: Warm ice in the X-ray laser https://www.xfel.eu/news_and_events/news/index_eng.html?openDir
ほのめ 鉱石系V 🐾🦈 @Hanamure_Honome 青を作ることができる鉱物 実は2つあって、少し色味が違う どちらも高価で、画家の人生を左右してきた🐾🦈 pic.x.com/ZEaB4f4aeV 2025-10-19 18:33:59 リンク Wikipedia 藍銅鉱 藍銅鉱(らんどうこう、英: azurite、アズライト)は鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。ブルー・マラカイトと呼ばれることもある。 藍銅鉱の主な産地は、モロッコ、アメリカ、中国、ロシア、フランス等。化学組成はCu3(CO3)2(OH)2で、結晶系は単斜晶系。銅の代表的な二次鉱物の1つであり、世界各地の銅鉱床の風化帯に産する。同じく銅の二次鉱物である孔雀石(マラカイト)(Cu2(CO3)(OH)2)と共生することも多く、時にはこの孔雀石と藍銅鉱が混じり合った状態で生成されることもありこの混合した状態で生成されたも
(CNN) ある米国企業が新たな種類の木材を生み出した。鋼鉄に対して最大10倍の強度重量比を持つ一方、最大6倍の軽量化を実現する素材だとしている。 この「スーパーウッド」は、材料科学者のフー・リャンビン氏が共同設立した企業インベントウッド社により、このほど商品化された。 10年以上前、フー氏は木材という人類にとって最古の部類に入る建築材料を再発明する挑戦を始めた。メリーランド大学材料革新センターで研究していた当時(現在はエール大学教授)、同氏は木材を再設計する革新的な手法を発見。木材の色と強度の一部を担う主要成分であるリグニンを部分的に除去することで、木材を透明化することさえ成し遂げた。 しかしフー氏の真の目的は、セルロースを用いて木材を強化することにあった。セルロースは植物繊維の主成分であり、同氏によると「地球上で最も豊富な生体高分子」だという。 2017年、フー氏は化学処理で天然セルロ
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 中国の吉林大学や上海科技大学などに所属する研究者らが発表したプレプリント論文「Room-Temperature Superconductivity at 298 K in Ternary La-Sc-H System at High-pressure Conditions」は、ランタン・スカンジウム合金と水素化合物を超高圧下(260GPa)で反応させることで、298ケルビン(=約25℃、以下「K」表記)という室温付近で電気抵抗がゼロになる超電導体「LaSc2H24」の合成に成功したと報告している。 超電導とは、電気を流しても中で失われることなく(電気抵
湿地に浮かぶ青い炎、その謎を解く鍵は「泡の電気」だった!湿地に浮かぶ青い炎、その謎を解く鍵は「泡の電気」だった! / Credit:川勝康弘古くから世界各地の湿地帯や墓地では、夜になると青白い火の玉が揺らめくという目撃談が伝わってきました。 日本では「鬼火」や「狐火(きつねび)」、欧米では「ウィルオウィスプ」と呼ばれ、昔から不思議な現象として語られています。 かつて人々はこれを妖怪や幽霊の仕業だと信じ、恐れてきました。 暗い森や湿地で、理由もなく青白い光る火の玉を見れば、確かに怖く感じることでしょう。 しかし、現代の科学者たちはこの怪奇現象を解明しようと研究を進めてきました。 19世紀ごろから、鬼火は湿地に溜まった「メタン」というガスが燃えているのではないかと考えられてきました。 メタンとは、湿地や沼地の中で植物が腐ったときに発生する可燃性ガスです。 このガスがゆっくりと低温で燃える現象を
ミツバチに人工的な栄養食を与えたところ、最大15倍の繁殖力を獲得したという研究結果が報告されました。ミツバチの不足から来る食糧難に対処できる可能性があります。 Scientists found the missing nutrients bees need — Colonies grew 15-fold | ScienceDaily https://www.sciencedaily.com/releases/2025/08/250822073807.htm ミツバチをはじめとする花粉を媒介する昆虫は、世界の作物の70%以上の生産に貢献しています。ところが、栄養不足、気候変動、ダニの寄生、ウイルス性疾患などが重なり、ミツバチが繁栄するために必要な花の多様性が失われた結果、ミツバチの発育が悪くなっているそうです。アメリカだけでも過去10年間の商業用ミツバチのコロニー損失率は年間40~50%に達
ドアには「鉱山にノー」と書かれている。村では採掘プロジェクトに反対するメッセージをあちらこちらで見かけた=ポルトガル北部コバシュドバローゾで2025年7月4日午後4時46分、岡大介撮影 スマートフォンや電気自動車(EV)に欠かせないリチウムイオン電池。その材料である重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の「囲い込み」が活発化している。自国や友好国の供給網を拡充し、圧倒的なシェアを誇る中国に依存するリスクを低減させる経済安全保障の一環だ。しかし、鉱山開発を巡っては、環境面や採算面での不安が出ている。欧州とアジアで、経済安保という「大義」に揺れる現場を歩いた。 <関連記事> EVは「金持ちが乗る車」 村民に響かぬリチウム採掘計画の意義 日米比vs中国インドネシア アジアで激化する“ニッケル戦争” 「依存は弱さ」 重要鉱物で脱中国を狙う欧州 ロシア産ガス教訓に レアメタル採掘巡る“犠牲の構造” E
【読売新聞】 戦闘が続くミャンマー国内で、中国系企業が関与しているとみられるレアアース(希土類)などの鉱山採掘が増え、国境を挟んで下流にあるタイ北部で河川の水質汚染が問題化している。少数民族武装勢力や国軍の資金源になっているとみられ
2025年夏アニメシーズンにおいて、科学愛好家たちの間で静かな旋風を巻き起こしている作品があります。それが『瑠璃の宝石』です。鉱物学という一見ニッチな分野をテーマにしながらも、その科学的正確性と魅力的なストーリーテリングによって、アニメファンのみならず地学・鉱物学コミュニティからも熱い注目を集めています。 いわゆる日常系アニメではあるものの、OPがファンタジー物のようなテイストで、 『瑠璃の宝石』という作品—現代版トレジャーハンティングの魅力 『瑠璃の宝石』は、渋谷圭一郎による漫画作品を原作とする本格サイエンスアドベンチャーアニメです。2019年より『ハルタ』(KADOKAWA)にて連載が開始され、2025年7月からスタジオバインドによってアニメ化されました。 物語の中心に据えられているのは、キラキラしたものに魅せられた女子高生・谷川瑠璃と、鉱物学を専攻する大学院生・荒砥凪の出会いです。雑
40年ぶりの大革命:「空気」で光ファイバーの大幅な速度向上を実現。Microsoftが拓く超高速通信の未来 40年間、ほぼ進化が止まっていた技術がある。それは、現代社会の血液とも言えるインターネットを支える光ファイバーだ。しかし今、サウサンプトン大学とMicrosoftの研究チームが、その長い停滞を打破する革命的な技術を発表した。光を「空気」で導くことで、従来の限界を打ち破り、45%高速で、信号損失を記録的なレベルまで低減させる新しい光ファイバーの開発に成功したのだ。 静かなる停滞:光ファイバー通信が直面した「物理的な壁」 我々が日常的に利用するインターネット、クラウドサービス、動画配信。その膨大なデータは、地球の裏側まで瞬時に届く。この現代社会を支えているのが、人間の髪の毛ほど細いガラスの糸、光ファイバーだ。その基本原理は、1960年代に確立された「全反射」に基づく。光信号を純度の高いガ
スペインのカタルーニャ・ナノ科学ナノ技術研究所(ICN2)、中国の西安交通大学、アメリカのストーニーブルック大学からなる国際共同研究チームが、ごく普通の氷が「フレキソエレクトリック効果」を持つことを世界で初めて明らかにしました。これはつまり、氷には曲げると電気が発生する性質があることを意味します。 Flexoelectricity and surface ferroelectricity of water ice | Nature Physics https://www.nature.com/articles/s41567-025-02995-6 Scientists find that ice generates electricity when bent https://phys.org/news/2025-09-scientists-ice-generates-electricity
ニュース 土壌中の放射性セシウム、「食塩」「真空」「800度」で9割除去 原子力機構 2025.08.21 放射性セシウムで汚染された土壌について、塩化ナトリウム(食塩)を加えて真空中で800度に熱すると、短時間で9割のセシウムを除去できることを日本原子力研究開発機構(JAEA)が発見した。高速のイオン交換という新しい現象が関わっていたとみられる。今後2年ほどかけて、10キログラム程度の土壌でも低コストで除去できるかなど、実証実験を進める予定という。 2011年の東日本大震災で被災した東京電力福島第一原子力発電所から出た放射性セシウムは、雨などとともに地上に降った。セシウムは土壌にある粘土鉱物の層状構造中にイオンとして入り込むため、除去が難しい。一方、放射性セシウムの同位体のうち、セシウム137の物理学的半減期は30年で、環境汚染が長く続く。そのため、低コストで効率の良い除染方法の開発が求
岡山県で採取されたヒスイの中から新種の鉱物が見つかり、「アマテラス石」と名付けたと、東京大学などの研究チームが発表しました。 東京大学や山口大学などの研究チームは、鉱物を詳しく分析した結果、ほかの鉱物には見られない独自の元素比率や、特徴的な結晶構造を確認したということで、「アマテラス石」と名付けて、去年11月、国際鉱物学連合から新種の鉱物として承認を受けました。 命名の経緯について研究チームは、古くから日本人の生活に関わり国の石を意味する「国石」にも選ばれているヒスイの中から見つかったことなどから、天照大神にちなんで名付けたとしています。 「アマテラス石」はプレートの境界付近での地質作用によってヒスイとともに生成したと考えられ、ヒスイの生成過程を詳しく理解する上でも貴重な資料になるということです。
水にぬれていても極めて強力な接着力を長期間維持できるジェル状の材料を、北海道大のチームが人工知能(AI)による材料探索で開発した。二つの材料を1平方メートル接着させた場合、ゾウ十数頭がぶらさがってもはがれないほど強いという。全国で破損が相次ぐ上下水道管の補修や、洋上風力発電などの海中構造物の建築、立体的な臓器作製などへの応用が期待できるとしている。 ゼリーのようなジェル状の接着剤は凹凸にも対応できるため、建築から医療まで幅広い用途に使われている。しかし、柔軟性を得るための分子構造は複雑で開発が難しいほか、塗布面がぬれていたり水中だったりすると接着力を維持しにくくなる課題があった。 チームは、細菌や軟体動物などが優れた接着性のたんぱく質を作り出していることに注目した。米国立衛生研究所(NIH)に登録されている2万4707種類の粘着たんぱく質をもとに、AIなどを使って強力な接着力を持つ分子構造
京都大学大学院農学研究科の宋和慶盛助教らと村田製作所、BioSerenTach(バイオセレンタック、京都市中京区)は、脂肪を燃料とするバイオ電池を開発した。脂質を加水分解する酵素リパーゼが入った極小の針を搭載し、脂肪の加水分解で生成するグリセロールを燃料とする。試作パッチを作製し、牛肉の脂肪分から出力0・1ミリワットで発電できると実証した。 バイオ電池は酸化還元酵素の触媒反応を利用し、化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。燃料を参加する酵素を負極に、酸素を還元する酵素を正極に付けて電気を取り出す。今回は極小の針で脂肪分解酵素リパーゼを脂肪に注入して加水分解しグリセロールを生成後に、針からグリセロールを取り込み燃料として発電する仕組みとした。 今回は牛肉の脂肪を燃料に発電したが、将来はヒトの脂肪を使った安全な稼働の確立に取り組み医療分野への応用を目指す。利用する酵素を変更すれば脂肪以外の
東京科学大学の白鳥洋介特任教授と安井伸太郎准教授らは、水に混ぜれば簡単にリサイクルできるリチウムイオン電池を開発した。電解質などの材料を塗って乾かすだけで電池を作れ、水に混ぜれば材料を回収できる。定置用蓄電池への応用を想定している。電池メーカーなどと協力して実用水準の大きさにして2030年ごろの実証を目指す。研究成果は材料科学の国際学術誌「アドバンスド・マテリアルズ」に掲載された。リチウムイ
皇帝クラウディウスの横顔が刻まれた銀貨。ローマ帝国の財政を支えた貴金属は何種類かあるが、硬貨には銀が使われることが多かった。(ROBERT KAWKA, ALAMY STOCK PHOTO) 2000年前、古代ローマの兵士たちは銀を求めて遠征に乗り出した。帝国の運命を変えうるほどの大鉱脈に、彼らはどの程度近づいていたのだろう。 読み飛ばしてしまいそうな一節だ。ローマの歴史家タキトゥスの『年代記』に、未開地の危険な採掘場に軍団兵を強制的に送り込んでいた、ある評判の悪い司令官の逸話が一段落ほど書かれている。ほかの史料には一切見当たらない話だ。時は皇帝クラウディウスの治世(紀元41〜54年)で、ローマ帝国が周辺地域とその資源をのみ込みながら、勢いよく拡張していた時期だ。鉱山の場所ははっきり書かれていない。ローマ帝国のゲルマニア・スペリオル属州のすぐ外に位置する「マッティアキ族の居住地域内」とだけ
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