30日に発生したカムチャツカ半島沖の地震で、電子てんびんでの計量で表示が不安定になるといった影響が出ているとして、計測機器メーカーのエー・アンド・デイ(東京都豊島区)が交流サイト(SNS)で注意を呼びかけている。 計量に使うはかりは、人が感じない程度の揺れの波にも影響を受ける。今回も、震源地は日本列島から離れた場所だが、揺れの波が伝わり影響を受けたと考えられるという。11年の東日本大震災では、農家が資材や収穫物の計測などで使うようなはかりでも、数日間影響が続いた。 同社によると、今回は農家が使うはかりへの影響は報告されていない。だが、電子てんびん、特に分析てんびんなど高感度な機器については地震発生直後から問い合わせが増加。表示が安定しない現象が報告された。影響は30日午後まで続いたという。 31日午前には影響は収まっているというが、今後の余震の影響が出る可能性もあるという。同社は「表示が安