相次ぐクマによる人身被害。環境省によると、令和7年度のクマによる死亡事故は10月27日時点ですでに10件。また緊急猟銃の実施判断を行ない、発砲まで至った事例は7件にのぼったという。そうしたなか、秋田県の鈴木知事は自衛隊派遣の要望に踏み切った。 〈画像)2023年秋に、主人を襲い射殺されたツキノワギマ 相次ぐクマ被害…秋田県知事が自衛隊派遣を要望クマによる人身被害が相次いでいる。 被害件数の多い秋田県の鈴木知事は、「状況はもはや県と市町村のみで対応できる範囲を超えており、現場の疲弊も限界を迎えつつある」(本人Instagramより)として、防衛省に自衛隊派遣の要望を行なった。 複数の人身被害が発生している鹿角市の担当者は次のように話す。 「今年の状況から言うと、クマが市街地の周りの里山を突破して、日常的に市街地の中に侵入し、目撃されるという状態が続いています。その結果、市街地では人身事故も多