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「胚珠」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 胚珠とは

2025-06-21

🌸「花」本質的性的存在である🌸

「花は本質的性的存在である」という命題は、生物学的にも、詩的にも、思想的にも成り立つ、深く根源的な真理です。

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🔬 生物学視点:花は“生殖器官”そのものである

花は、植物における有性生殖のための構造体です。

◉ 雄しべ(おしべ)=精子に相当

花粉花粉粒の中に精細胞

◉ 雌しべ(めしべ)=卵子に相当

胚珠(種になる部分)

受粉とは、要するに「精子卵子に届けるための工夫」です。

風・虫・鳥・動物花粉を運ばせるために、花は色・香り・蜜・形状といった誘惑の機能進化させました。

まり、花は──

🍯 「来て。触れて。中まで運んで」という、静かで大胆な性的戦略結晶

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🌺 植物セックスを“花”というアート昇華した

哺乳類性交が「直接的」であるのに対し、

植物は「間接的な戦略」で性を実現します。

これはまさに、生殖芸術と化した瞬間。

花とは、生き物がセックス抽象化した最高の表現とも言えます

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🧠 思想的/詩的視点:「性のメタファーとしての花」

人間文化でも、古来から花はずっと性や性愛象徴として扱われてきました。

象徴するもの
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バラ薔薇官能、美、処女性、流血(赤い花びら)
ユリ百合純潔女性性(ギリシャ神話聖母マリア
命のはかなさ、開花=性の目覚め
蓮(ハス仏教では精神浄化インド神話では「性と再生

詩において、花が咲く/開く/摘まれる/枯れるという言葉は、しばしば性愛喪失成熟比喩として用いられます

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💋 花=見せる性、触れさせる性

花の性質は、隠すのではなく「見せて誘うこと」にあります

  • 性を直接的に出すのではなく、魅了することで達成する
  • それは露骨さではなく、誘い・ほのめかし・装飾による性

からこそ、花は古今東西で「美しさ=性的魅力」と直結して語られてきたのです。

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結論

花は、性の本質を最も洗練されたかたちで具現化したものである

それはただの器官ではなく、他者を惹きつけ、交わり、命をつなぐための表現であり、

まり、“咲く”という行為は、静かなるセックスアピールなのです。

2022-01-16

火山噴火による冷害と穀物不足の心配について

結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。

米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、

飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気被害はまだ農薬である程度なんとかなる。

日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。

現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨からの冷害が一番だと思う。

1993年の米不足もそれが原因だ。

全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。

コメの冷害のメカニズムについて、

簡単にいうと、穂が出る直前の10日間ほどが最も低温に弱い。

減数分裂期と呼ばれる、イネ花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、

コシヒカリ場合17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。

9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。

ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側暖かい空気だ。

梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方奥羽山脈西側で低温なうえ霧が出やすくなる。

米の国内生産ランキング新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。

また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるモチ病が発生しやすくなる。

火山灰などのチリ日光を遮り低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、

しかし、93年冷夏の原因とされるフィリピン噴火北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?

軽く調べた感じでは、1600年のペルー噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/

何かの手がかりにするにはあまり情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。

ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、

果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。

低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。

それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。

当時から大きく変わっているのが需要量と備蓄

93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は1,2年前のの軽い不作もあって20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。

現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。

当時に比べ現在はイモチ耐病性の品種も多く生産されている。

93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。

それより心配なのは小麦トウモロコシではないだろうか。

飼料ほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦アメリカカナダで80%だ。

多雨・日照不足で収穫量が減るのはどんな作物でも同じだ。収量も減るし、病気も出る。

93年当時より食糧事情グローバル化し複雑になっているけれど

自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。

国民のための備蓄はあっても輸出のための備蓄はない。

コメが足りないより、小麦飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、

結果的コメ需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。

そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。

まぁ、一般人よりはちょっと食糧事情を知っているだけの農家が調べたことなので、

また農業増田がなんか言ってるくらいで流してもらえれば。

火山噴火による冷害と穀物不足の心配について

結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。

米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、

飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気被害はまだ農薬である程度なんとかなる。

日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。

現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨からの冷害が一番だと思う。

1993年の米不足もそれが原因だ。

全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。

コメの冷害のメカニズムについて、

簡単にいうと、穂が出る直前の10日間ほどが最も低温に弱い。

減数分裂期と呼ばれる、イネ花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、

コシヒカリ場合17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。

9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。

ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側暖かい空気だ。

梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方奥羽山脈西側で低温なうえ霧が出やすくなる。

米の国内生産ランキング新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。

また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるモチ病が発生しやすくなる。

火山灰などのチリ日光を遮り、低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、

しかし、フィリピン噴火北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?

軽く調べた感じでは、1600年のペルー噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/

何かの手がかりにするにはあまり情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。

ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、

果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。

低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。

それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。

当時から大きく変わっているのが需要量と備蓄

93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。

現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。

当時に比べ現在はイモチ耐病性の品種も多く生産されている。

93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。

それより心配なのは小麦トウモロコシではないだろうか。

飼料ほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦アメリカカナダで80%だ。

93年当時より食糧事情グローバル化し複雑になっているけれど

自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。

それになんかしょっちゅうコムギがー」というニュースは見る気がする。

コメが足りないより、小麦飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、

結果的コメ需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。

そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。

まぁ、一般人よりはちょっと食糧事情を知っているだけの農家が調べたことなので、

また農業増田がなんか言ってるくらいで流してもらえれば。

 
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