選挙の度に「エストニアみたいにネット投票導入すればよいのに」という声が出るので、実際にエストニアで起きたことをベースに日本ならどうなるか、を列挙するよ。
・65歳以上の老人の投票率は向上
・しかし、全体ではネット投票導入前と比べて投票率の有意な向上は見られない。例えば国政選挙の投票率はネット投票導入前の1990年代から60%前半をずっと継続
→つまり、老人以外の投票率は低下。「投票所行く体力が無くてのお」と言ってる老人だけが得をする、シルバー民主主義促進ツールに過ぎないのが実態だ
分かりやすい事例で言うと、投票締め切り10分前に一斉に人を集めて「さあ今から◯◯さんに投票を始めてください。まずはログインから…」ということをやられたらお手上げだ。もうやり直すには時間がない。
他にも、特定の候補に「最終的に投票する」ように強制して実行させる手法はいくらでも思いつく。エストニアでどうなってるかは知らないが。
エストニアのネット投票の数は30万人くらいしかない。日本の有権者は1億人だ。仮にその半分の5000万人がネット投票するとしたら…普通に鯖落ちして開票が開始できない状況に陥る。桁が2つ違うと求められる非機能要件は根本的に違ってくるからな
エストニア以外の国がネット投票を導入しないのには理由がある。少なくともシルバー民主主義を加速させてしまうことは認識すべきだろう。
世界有数の先進国である日本ならどれも簡単に解決できる問題だよね?
ネット投票できるのは投票日の直前前(期日前投票と同じ)扱いにすればいいんだよ。 その後、投票日に気が変わったら上書き投票できるようにすればいいでしょう。 それで、2と3はクリ...
3はクリアできないな 期日前の締切に集中して鯖落ちするようになるだけ
きっと、強迫による投票が起きるだろうなあ。 だれもいない部屋に連れ込み、投票させるみたいな。 マイナンバーカードを活用して、投票できる場所を増やすとかの方向のほうがいい...