小さく生まれた赤ちゃんをサポート 島根県がハンドブック作成
石川和彦
1500グラム未満で生まれた赤ちゃんと家族向けの手帳「しまねリトルベビーハンドブック」を、島根県が今春、初めて作成した。出産した医療機関で配られるほか、出産から時間が経過している人らでも市町村の担当窓口で入手できる。
このハンドブックは、母子健康手帳と同じA6判で約60ページ。6歳ごろまで日々の成長を書き込むことができ、小さく生まれた赤ちゃんに必要なサポート(治療)の内容、先輩のママ・パパの応援メッセージ、新生児集中治療室(NICU)に入っている間に家族にできることなどが掲載されている。
全国的にリトルベビーハンドブックを作る自治体が増え、県内では、小さく生まれた子どもと家族が集うサークル「しまねリトルベビーサークル縁(えん)」が2年前、県に島根版の作成を要望していた。
しまねリトルベビーハンドブックは県のホームページからダウンロードできる。県健康推進課(0852・22・6130)の担当者は「低体重で生まれたお子さんを地域で温かく見守ってほしい」と話す。(石川和彦)