進路 大学で何を学ぶか まとめ
大学では「わからない」を学べと言われることについて。
まとまりがないが、調べたことをメモしておく。
- 前回までのあらすじ
- 大学で勉強だけでは就職で不利かもしれない
- 自分で考えることは難しい? 蓮實重彦氏の説
- 平野啓一郎氏の経験 5/9追記
- 無知の知を言い換えると 5/9追記
- 文学部教授の言葉
- 内田樹の言葉
- 勝海舟の活学問
- AIに負けない人に必要な能力(by厚生労働省)
- 酒井邦嘉氏の指摘 5/13追記
前回までのあらすじ
進路 大学で何を学ぶか1 - sazaesansazaesan’s diary
進路 大学で何を学ぶか2 - sazaesansazaesan’s diary
進路 大学で何を学ぶか3 - sazaesansazaesan’s diary
教採対策 大学で何を学ぶか4 - sazaesansazaesan’s diary
評論文の背景知識 永田和宏 知識と教養 - sazaesansazaesan’s diary
大学で勉強だけでは就職で不利かもしれない
自己PRに勉強を使った例文11選!差別化して学業をアピールする方法
自分で考えることは難しい? 蓮實重彦氏の説
東大のトップが、「自分の頭で考える」ことに「批判的な言葉」を向けた理由(学術文庫&選書メチエ編集部) | 学術文庫&選書メチエ | 講談社
と比べ読み)
平野啓一郎氏の経験 5/9追記
31号の
私を変えた あの人・あの言葉 平野啓一郎さん - 京都大学広報誌『紅萠』
無知の知を言い換えると 5/9追記
プラトン対話篇 第1 - 国立国会図書館デジタルコレクション
『プラトン対話篇』第1,岩波書店,大正10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/980602 (参照 2025-05-09)
15コマの鉛筆でカギ括弧をつけてある部分。
・私も彼も、善や美について知らない
・彼は知らないのに知っていると思っている
・私は知らないことを知っている
と言わせている。これを言い換えると、
・答えのない問題について、誰も答えを知らない。
・すでに答えは出てしまったと思わずに、考え続けていかなければ。
ということか?
文学部教授の言葉
(京大文学部の教授の短いエッセイ集 演習の小さな気づきなど)
「わからないということがわかるために」(池田秀三)
→どこがわからないかを知るために、徹底的に調べる。
池田秀三は中国哲学史で有名な研究者。
・「答えのわかっているものをまず正確に読む。その訓練が、わからないもの、断片的なものを読む準備。」
(大学のオリエント史の授業で聞いた言葉)
・「「分からない」こそ研究の原動力」(研究発表して、教授から聞いた言葉)
内田樹の言葉
大学では知的高揚感を味わうべし。
「できる人は、「自分の役に立つむずかしさ」だけに選択的に取り組める」
を引きつつ
ひとまず以上。
4/30追記
勝海舟の活学問
[勝安芳 述] ほか『氷川清話 : 海舟先生』,前田大文館,1927. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1908883 (参照 2025-04-30)
氷川清話 : 海舟先生 - 国立国会図書館デジタルコレクション
122コマp221
まづ横に寝て居て、自分のこれまでの経歴を顧み、之を古来の實例に照して、徐かにその利害得失を考究するのが一番近路だ。
(原文はふりがなあり)
勝海舟にとっては、これが活きた「活学問」だという。
AIも自分で考える
教師あり学習とは?覚えておきたい機械学習の学習手法概要|コラム|クラウドソリューション|サービス|法人のお客さま|NTT東日本
AIに負けない人に必要な能力(by厚生労働省)
教採対策 創造性1 - sazaesansazaesan’s diary
にも通じる話。
AIによるパラダイムシフトと人材育成に関する一考察 | 学術機関リポジトリデータベース
p24に引かれる
今後の雇用政策の実施に向けた現状分析に関する調査研究事業(平成28年度)の報告|厚生労働省
本編p19 2030年代に社会に出る若者にとって、必要な能力について。
「AI等を既に活用している企業や活用意向のある企業の現時点での考えでは、「情報収集能力や課題解決能力、論理的思考等の業務遂行能力」「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力等の人間的資質」「コミュニケーション力やネゴシエーション力等の対人関係能力」を挙げる企業が7割を占めて多く、また、「変化への柔軟性」や「企画発想力や創造性」も過半数の企業が挙げている。」
知識や技術はAI等に代替されていく可能性がある。技術革新によって求められるスキルが変わっていくなか、スキルの変化に対応できる基礎能力、説明能力(アカウンタビリティ)、適応能力が益々重要となる。こうした能力は、学校教育や学生時代の経験の中で培われるものである。
ひとまず以上。
酒井邦嘉氏の指摘 5/13追記
科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか -酒井邦嘉 著|中公新書|中央公論新社
4章
・セレンディピティ(pp126-128)
・考え続ける必要(p131)
・ネットですぐ検索してわかったつもりになるのはダメ(p132)