思い通りにならないくせ毛に、ずっと悩まされているという人は多い。「どんなくせ毛も、その人の魅力に変わる」をコンセプトに活動し、7万人のフォロワーを持つくせ毛アドバイザー・Yukariさんは「『くせ毛、天パはおさえて、隠して、直すもの』という風潮は根強いが、“隠す”から“活かす”に変えると人生が変わる」という――。(第2回/全2回)

※本稿は、Yukari『くせ毛はこれであかぬけます』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

かつては「大嫌い」だった自分のくせ毛が、今では「大好き」と語るYukariさん。
写真=青柳理都子
かつては「大嫌い」だった自分のくせ毛が、今では「大好き」と語るYukariさん。

なぜ「くせ毛」はネガティブなイメージを持たれるのか

くせ毛アドバイザーとして活動する私自身、髪は何もしなければ広がって、うねって、ボサボサ状態。

幼少期から美容院に行くたびに「広がって大変でしょう」「抑えやすくしましょうね」と言われ続けたため、いつしかスタイリングチェアに座るとまず、「まとまりにくい髪ですみません」なんて、自分から謝るようになってしまいました。同じような経験をしたことのある方、きっと大勢いますよね。

美容院だけでなく、テレビやネットに流れる広告などでも、「うねりを直す」「ボリュームを抑える」などなど……くせ毛をネガティブにとらえたメッセージばかりが発信されています。

くせ毛アドバイザーのYukariさんも、起床時の髪はボサボサ。短時間で整えるメソッドがあるという。
写真=青柳理都子
くせ毛アドバイザーのYukariさんも、起床時の髪はボサボサ。短時間で整えるメソッドがあるという。

CMという諸悪の根源

今の世の中は、くせ毛に対するネガティブイメージがあふれていると感じてなりません。

シャンプーやドライヤーのCMは、ツヤツヤ、サラサラのストレートヘアの女性ばかり。クルクル、ふわふわのくせ毛の女性が起用されているのは見たことがありません。

自分の髪を否定されるようなメッセージを子どものころから浴び続けたことで、私は自分の髪に対してとても強いコンプレックスを持つようになりました。

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