凡人帳

たねや「福寿芋」 先日、たねやさんの「栗子もち」を買ったとき、ついでに一緒に連れて帰ってきたのが「福寿芋」（※6個入2,484円、9個入3,726円、12個入4,860円）。 福寿芋という名前には「秋の実りへの感謝と長寿への願い」が込められているそうです。 名前からして縁起が良さそうで、ついカゴに入れてしまいました。 ちょうど9月といえば敬老の日もあり、贈り物や家族で楽しむ和菓子としてぴったり。 季節の行事と結びつけて味わうと、より一層ありがたみが増しますね。 ※デパ地下で買うと、個包装で買えました。たしか、たねやさんの本に「まずは食べて、知ってもらうために1~2個食べてもらおう」という考えが…

社会人をしながら学生をしていた頃のこと。 世の中では「ミッション」「ビジョン」「パーパス」という横文字が流行っていて、本屋には関連書籍がずらり。学校でも学ぶわけですが、どうもピンと来ない。正直、ミッションとビジョンとパーパスの違いすら怪しい…。 職場に戻れば「ウチにはビジョンがない」とか「これってミッションなの？」とか言われて、ますます混乱していました。 そんな時、友人と立ち寄った中川政七商店で、ふと一冊の本が棚に立てかけられていました。タイトルは「ビジョンとともに働くということ」。 ――「え？これ売り物？飾り？」と半信半疑で手に取り、値段が書いてあったので購入。とても不思議なご縁でした。 読…

またやってしまった…。 気づけばブログ「凡人帳」では、和菓子が胃袋とブログの燃料になりつつある…。 出会いはデパ地下の角 今週も友人と京都をぶらぶら。晩御飯の材料を買おうと高島屋のデパ地下へ。 阪急電車の駅の方向へ行く道すがら、ふと和菓子コーナーを通りかかり、「水無月」「若鮎」の記憶がよみがえる。 ――あれ？次はどんな季節モノが出てるんやろ？ 目に飛び込んできたのは、たねやさんの「栗子もち（3個税込1,080円）」。しかも季節限定（9/1～9/9）の文字。 残り3つしかなかったので、迷わずゲット！ 友人「おぉ、迷わず買いましたね！意志力が強くなったんちゃう？」 私「いやいや、決断力は出てきたけ…

1か月前の夏の記録と、新しいチャレンジ 少し前のことになりますが、7月に京都・下鴨神社の「みたらし祭」に行ってきました。猛暑のさなか、足を冷たい池に浸けるだけで心身ともにリフレッシュできる不思議な行事。今回はその様子を初めて自分で動画にまとめてみたんです。動画編集は初心者でしたが、形にできたこと自体が新鮮な体験でした。 www.youtube.com 下鴨神社・みたらし祭とは？ 毎年7月に行われる「御手洗（みたらし）祭」は、境内の御手洗池に足をつけて無病息災を祈る行事。受付で灯明料（大人500円）を納めてロウソクを受け取り、冷水に浸かりながら献灯します。夏の京都らしい風物詩であり、観光客にも地…

京都の夏といえば、鴨川、祇園祭、そして……若鮎（？）。小さい頃は「あ、今年も出てきたな」くらいの存在でしたが、ふと気づけば長いこと食べていない。 ある日、河原町の高島屋デパ地下を歩いていたら、いろんな和菓子屋さんの若鮎・稚鮎がずらり。そのとき一緒にいた友人が一言、 「これ、違いって分かるのかな？」――はい、やるしかないです。 同じ日に、同じ場所で、同じコンディションで。2025年夏、猛暑の京都。クーラーの効いた部屋で、いざ食べ比べ開始。 若鮎・稚鮎って？ 初夏～夏限定で出回る、鮎の形を模した季節和菓子。 外側はカステラのようなふわっとした焼き皮で、求肥（ほんのり甘くてモチモチしたもの）を包み、…

260年続いた徳川政権。その礎を築いた徳川家康は、もともと弱小大名でした。彼の強さは派手な勝利ではなく、「信頼」と「棲み分け」に根ざした弱者の戦略にあります。現代ビジネスや日常生活に通じる家康の戦略についてのメモです。 １．書籍情報 タイトル：徳川家康 弱者の戦略 著者：磯田 道史 出版社：株式会社文藝春秋 出版年：2023年2月20日 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書) 作者:磯田 道史 文藝春秋 Amazon ２．本を選んだ理由／読書の目的 信長や秀吉に比べて地味なイメージがある家康。なぜ最後に勝ったのか？ 特別な才能があったのか、それとも凡人でも真似できる何かがあるのか。弱者が強者に囲ま…

「世界中の情報を整理し、世界の人々がアクセスできて使えるようにすること」たった一行。これがGoogleのミッション（使命）である。 社会人になって組織の理念や使命を改めて考える場面は多いが、正直に言おう。長くて抽象的な言葉は覚えていないことが多い。 「お客様一人ひとりの笑顔のために...」みたいなやつである。 でも考えてみれば、個人レベルでも同じかもしれない。自分の人生の軸って何だ？明確に言えるだろうか？ そんなモヤモヤを抱えているときに出会ったのが、この本だった。 １．書籍情報 タイトル：Googleの哲学 著者：牧野 武文 出版社：大和書房 出版年：2014年8月15日 Googleの哲学…