米マイクロソフトは9月9日(現地時間)、柔軟な働き方の指針を見直し、従業員に週3日の出社を求める新たな方針を示した。人事担当のエイミー・コールマン執行副社長が社員に通知し、公式ブログで公表した。 導入は段階的に進める。まずワシントン州の本社があるピュージェット湾地域で始め、同地域の拠点から50マイル(約80キロ)以内に居住する従業員について、2026年2月末までに週3日の出社を基本とする。続いて米国内の他拠点に広げ、その後に米国外の拠点でも計画を策定するとしている。 同社は、対面の機会を増やすことで従業員が「より活力を得て成果を上げる」というデータがあると説明し、AI時代の製品開発を加速させるにはリアルな協働が重要だと強調している。今回の見直しは人員削減を目的としたものではないとしている。 対象となる従業員には個別にメールを送付し、必要があれば9月19日まで例外申請を受け付ける。各事業部の