ロシアの動向をめぐり、中谷防衛大臣は、中国とも連携して日本周辺で軍事活動を活発化させるなど、防衛上の強い懸念になっているとして、情報収集や警戒監視に万全を期す考えを示しました。 中谷防衛大臣は、26日、北海道根室市の航空自衛隊の基地や、別海町の陸上自衛隊の駐屯地を訪れ、活動状況を視察しました。 中谷大臣は、このあと記者団の取材に応じ、ロシアの動向をめぐり、去年9月には礼文島沖上空で哨戒機が領空を侵犯したほか、中国とも連携して爆撃機の共同飛行を行うなど、日本周辺で軍事活動を活発化させていると指摘しました。 そのうえで「ロシアの軍事動向は、中国との戦略的な連携とあいまって、防衛上の強い懸念となっている。引き続き強い関心を持って注視するとともに、情報収集と警戒監視に万全を期していく」と述べました。