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Photographed by tsubottlee

前回の部屋紹介編では、ご夫婦の“好き”を柔軟に反映しながら進化していく住まいを紹介しました。

今回は「暮らしのアイデア編」。

たくさんのアイテムを飾り、模様替えを繰り返しながら楽しむ志帆さんに、「変化をつける・楽しむ」ための工夫を聞きました。

「部屋紹介編」はこちらから↓

お名前(職業):志帆さん(会社員)、大輔さん(会社員)、まるおくん(犬)
場所:香川県
面積:3LDK / 115平米
築年数:4年
住居形態:戸建
間取り図:

  

暮らしのアイデア①
テーマを決めてディスプレイする

かわいい小物が好きで、模様替えを楽しんでいる志帆さん。

始めにするのは“テーマ設定”です。

「そのときの季節や、行きたい旅行先など。テーマを決めて模様替えしています」

年末年始は、ツリーとお正月飾りを組み合わせて。

洋の要素と和の要素は一見すると合わないように感じられますが、年末年始という「季節」でまとめると、自然に統一感が出るといいます。

夏なら寒色、冬なら暖色を集める。

旅行がテーマなら、雑誌の特集や、その土地を起点にして考えることも。

「我が家は見ての通り、ものが多いんです。でもテーマを決めてコーディネートすれば、散らかって見えません。雑多な雰囲気にならずに済むんです」

取材中にも、その場で色合いを変えてみせてくれました。

同じ空間でも、テーマ次第で印象ががらりと変わるのが面白いところです。

暮らしのアイデア②
こまめに変える、確かめる

多いときは、週に1度のペースで模様替えに取り組んでいる志帆さん。

「金曜の夜に、ゆっくりプランを考えることが多いですね。大がかりでないなら、土曜の午前中にささっと模様替えしてみたり」

参考にしているのはPinterestやInstagram。

好きなお部屋を眺めながら、自分の家ではどんなことをしたいかを考えているそう。

住まいの中には、既製品だけでなく自作の工夫も。

有孔ボードを使った壁も、ご夫婦で手を加えたそうです。

「ホームセンターで材料を買って似たものを作ることもあります。失敗も多いけれど、うまくできたらSNSで発信しています」

「特に身近な材料を使ったDIYは、誰でも挑戦しやすいと思うので、積極的に発信するようにしていますね」

模様替えで大切にしているのは、“確認”。

いろいろな視点でチェックすることを欠かさないといいます。

「遠目で見たり、近くで見たり。写真を撮って違和感がないかも確認します。どこから見ても『いいな』と思えるのが理想ですね」

暮らしのアイデア③
“飾る”を楽しめるスペースを多くもつ

心惹かれるものはつい迎え入れてしまうという志帆さん。

ものが増えても手放すことはあまりなく、住まいの中で循環させながら楽しんでいるそうです。

「ディスプレイの場所が少ないと、“見せるか片付けるか”になってしまいます。

飾るスペースを増やすことで、見て楽しむ機会を増やしています」

洗面台や廊下、ダイニングの一角にも。

暮らしのあちこちに、小さなディスプレイスペースがありました。

使い道の多いアイテムを取り入れるのもおすすめです。

ベッドサイドで使っているりんご箱は、縦でも横でも使えて便利。複数の見せ方を考えられるんです」

“飾る楽しみ・変える楽しみ”を、暮らしの中に自然に取り入れる。

そうした小さな工夫の積み重ねが、お部屋を楽しむ引き出しを増やし、

毎日の風景をいっそう愛おしいものにしていました。

詳しいお部屋のインタビューはこちらから↓

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