丹下建築、解体か再生か 香川「船の体育館」が問う建築文化の振興策
丹下建築、解体か再生か 香川「船の体育館」が問う建築文化の振興策
建築家の丹下健三が設計した名建築の一つ、旧香川県立体育館(高松市)が姿を消そうとしている。香川県は耐震問題などを理由に解体する方針だが、専門家らの団体からは保存を求める声が上がる。海外で盛んな古い建築物の利活用は国内でも広がりつつある。老朽化対策と建築文化振興のはざまで行政判断の是非が問われている。
高松市中心部の住宅街にある旧県立体育館は、和船のような外観から「船の体育館」の愛称を持つ。東京五…







