高市早苗首相、旧姓の通称使用の拡大を指示 法相に
高市早苗首相は旧姓の通称使用拡大の法制化を平口洋法相に指示した。平口氏が22日の就任記者会見で明らかにした。「旧姓の通称使用における課題の整理と必要な検討を行い、さらなる拡大に取り組むこと」を求めた。
平口氏は国民のあいだでさまざまな意見があるとしたうえで「法務省としては首相の指示、(日本維新の会との)合意書も十分に踏まえ、関係省庁と連携しながら必要な対応を検討したい」と述べた。
高市氏は選択的夫婦別姓に反対の立場をとる。自民党と維新が結んだ連立合意書では、夫婦同姓の原則を維持しつつ旧姓の通称使用の法制化をめざす方針を明記した。2026年の通常国会に法案を提出する方針だ。
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選択的夫婦別姓は夫婦が望む場合に結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の名字を称することを認める制度です。民法では夫婦同姓が定められており、「夫婦の同氏制を採用している国は我が国以外には承知していない」というのが法務省の見解です。結婚後も仕事を続ける女性は多く「結婚や離婚に伴う姓の変更で生活に支障が出る」との声もあります。











