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AIで営業が激変する!行動指針や営業先まで提案、徹底的にムダ時間をなくす

2025.10.29 2025.10.28 16:13 企業

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 営業DXを支援するIT企業・SALES GO株式会社が、新たにAI連携型SFA「GoCoo!」を発表した。中小から大手まで1000社以上の営業支援実績を持つ同社は、10月10日の記者発表会で国内の営業課題や、新サービスの強みを示した。

国内SFA導入は進まぬ現状、“使いこなせない”が課題

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SFAサービスの現状について解説する、SALES GO株式会社 代表取締役社長 内山雄輝氏

 代表取締役社長・内山雄輝氏によれば、グローバル企業が顧客への営業活動に時間を投じている一方、国内企業では社内業務や提案書作成などに多くの時間が割かれており、これが労働生産性の低下を招いているという。​

 こうした業務効率化の解決策として注目されているのが、営業支援システム「SFA」である。SFAは顧客情報や営業プロセス、進捗状況を一元化して管理し、営業活動そのものの効率を高める仕組みだ。蓄積されたデータを活用することで、予算達成見込みの把握や、自社の営業における勝ちパターン・課題の抽出が容易になり、組織全体の生産性向上に寄与する。しかし現状、日本国内のSFA導入率は依然として低いという。

 この現状について内山氏は、「多くの企業がSFAを導入しても十分に活用できていないのが実態です。主な原因は、ツールを使いこなす難しさからデータの蓄積が進まず、十分な分析に至らない点にあります。分析ができないため、費用対効果を把握できず、導入の効果が実感しづらいという悪循環に陥ってしまうのです」と指摘。

Excel感覚で使える新世代SFA「GoCoo!」

 こうしたSFA導入の課題を解決するために開発されたのが、同社のサービス「GoCoo!」だ。

「既存のSFAでは使いこなせないことが大きな課題でした。そこで、今もっとも使われているツールの良いところだけを取り入れ、それらをまとめた新しいSFAを作ろうと考えたのです。Excelのように扱える操作性と、ノーコード設定機能を組み合わせ、誰でも簡単に入力できることを追求して開発したのが『GoCoo!』です」(内山氏)

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新サービスについて解説する、SALES GO株式会社 取締役副社長 石井賢氏

 日本の営業現場では、これまでExcelが営業管理ツールとして多く利用されてきた。Excelは入力しやすい一方で、案件の表示や編集・更新のたびに、シート間の移動や複数ボタンの操作など、何度も画面を切り替える必要があった。

 その点、GoCoo!はExcelライクな操作感を保ちながら、案件や商談の情報の入力・更新画面をひとつに集約。請求書の編集から発行までを1画面で完結できる。画面遷移を最小限に抑えることで、入力工数の削減にも寄与している。

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GoCoo!の画面イメージ

「他社のSFAシステムでは、メニュー画面の名称を変更できない仕様が一般的です。GoCoo!の場合、『取引先』という項目を『クライアント』や『お客様』といった社内用語に合わせて自由に変更可能です。ツールに業務を合わせるのではなく、ツールを業務に寄り添わせることで、より自然な運用を実現できる点が大きな特長です」(石井氏)

 高機能だが、月額基本料金/人は5000円と手頃な価格で提供。導入ハードルを下げ、「難しくて使いこなせない」という従来の課題解決を目指している。

フィラーを適切に排除する「VeZeeta」、AIエージェント「GoZeeta」

 同日はGoCoo!に加え、新たに2つのAI関連サービスも発表された。

「VeZeeta」は、スマートAI議事録ツールだ。他社エンジンと比べて処理速度に優れ、英語翻訳やタスク一覧作成もスピーディーに対応。とりわけ、日本語対応に強いAIエージェントを採用している点が大きな特徴だ。

「弊社のAIエージェントは日本語に最適化されており、『あのー』『えー』といったフィラー(つなぎ言葉)を自動で排除します。一方で、『はい』『うん』など会話上必要な相槌は、内容を精査したうえで残すよう設計されています」(石井氏)

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当日披露されたVeZeetaのデモ画面

「GoZeeta」は、SFA「GoCoo!」にAIを統合したAIエージェント。MCPサーバーを介してSFAと連携し、蓄積された営業データをリアルタイムで分析・活用できる。会場デモでは、営業担当者が商談に関する質問をすると、AIがその場でSFAデータを参照し、具体的な行動指針や推奨企業を即答する様子が披露された。

「たとえば『今週どこに商談へ行くべき?』と質問すると、AIが『完了予定日が近い企業を優先しましょう。A社やB社がおすすめです。B社は申込書送付から8日が経過しています』といったように、実際のSFAデータを利用して的確なアドバイスを提供します」(石井氏)

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GoZeetaに相談する様子を実演

 AIの進化によって、営業支援システム(SFA)は、単なる「データを蓄積するためのツール」から「蓄積した情報を積極的に活用し成果を高めるプラットフォーム」へと変貌を遂げている。今や、SFAは人が操作するシステムを超えて、AIが営業現場の意思決定や行動提案を担う時代が到来しつつあるようだ。

(取材・文=福永太郎)

※【PR】当記事はインフォメーションです。

「SALES GO」 https://salesgo.co.jp/

福永太郎

福永太郎

フリーランスの編集者・ライター。ライフスタイル系メディアの家電記事の担当を経て独立。現在は複数のWebメディアに寄稿。
福永太郎プロフィール

X:@fukunaga_taro