こんにちは。さわこです。
とっても行きたかった大阪・関西万博、行けずじまいでした…。
そこで1970年の大阪万博で、グラフィックデザイナー・横尾忠則氏が手がけた建築の一部がグッチ銀座ギャラリーで再現されていると聞いて、足を伸ばしてみました。
「横尾忠則 未完の自画像 -私への旅」展で最大の目玉が、この「せんい館」を建築するにあたっての足場をそのまま作品として残したという「未完の足場」。
足場を残して建築のプロセスをそのまま示す(未完)ことで、限りのない創造性を表現するという…大胆な発想です!
当時、周囲の大反対を押し切って足場をそのまま設置したのだとか…。
横尾氏のアートへの強い情熱を感じます。
銀座・グッチの店舗屋上にまで作品が設置されていて感動。
何度も作品を書き直していたという宮沢賢治も「永久の未完成これ完成である」と言っていたのを思い出しました。
私も何度も仕事をやり直すのは、そう、完成への道だったのです…。(違う)
どこか「滅びの美学」にも通ずる概念だと思うのは私だけでしょうか。
横尾氏本人が作品について語るインタビュー映像も面白かったです。
他にも初公開を含む自画像や肖像画などが展示されていました。
家族への愛情を感じる温かい色合いと筆致に心引かれました。
今回の展覧会、本来は8月までの展示だったようなのですが、11月9日(日)まで延長されています!
今回の大阪・関西万博でも発信されていただろう創造性の一端を感じ取ることができました。
閉幕後も万博気分を味わうのに訪れてみるのはいかがでしょうか。
グッチ銀座7Fのギャラリーから降りて、そのままグッチのグッズを見るのも楽しいです。






































