本格的な冬の到来が遅くなったと感じる今、私たちに必要なのは「気軽に羽織れて、ちょうどいい暖かさをくれる」絶妙アウター。着るだけで今年っぽい”前提で選んだ、旬の4タイプをピックアップ!
1.「万能ジャコット」があれば3カ月ずっと“ちょうどいい温度”に
ジャコットとは?
ジャケットとコートのちょうど中間の役割を果たす、やや厚手×やや長め丈のアウター「ジャコット」。身頃にゆとりがあるから、中にトップスが重ねやすく、温度調節も自在! 働くバイラ世代におすすめしたい。
このジャコットを着回し!
COUTURE D'ADAM
毛足の長いモヘヤ混ウールを使った、ふんわり暖かなミディアム丈。沈みがちな秋冬の装いを品よくトーンアップしてくれる淡いキャメルも合わせやすさ絶大。ダブルボタンで身幅もゆったり。¥91300/サロン アダム エ ロペ(クチュールドアダム)
【10月/18℃】@ランチミーティング
“着たままきちんと”がかなうジャコットで肌寒いテラス席でも心地よく
部内の後輩とランチを兼ねた打ち合わせへ。秋風が吹くテラス席しかあいていなくても、薄いリブニットの上からシャギーモヘアのジャコットを羽織れば寒さ知らず。アウターながら緊張感のあるテーラードで、お仕事シーンも堂々こなせる! 襟もとにレオパードをひとさしすると、地味色しばりのコーデがパッと華やいで。ニット¥28600/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) スカート¥33000/イレーヴ スカーフ¥16500/マニプリ ピアス¥396 00/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) リング¥26400/プラウ バッグ¥192500/ユナイテッドアローズ 麻布台ヒルズ ウィメンズストア(スーザン サツマリー)
【11月/13℃】@カフェ巡り
暖房強めの店内では肩かけに。さっと脱げて温度調節がラク!
メンズライクなグレーコーデを柔和に見せるのに、明るいキャメルが重宝。室内外で温度差の激しい秋冬は、脱いでもかさばらないアウターが頼りに。ニットブルゾン¥67100/エスケーパーズオンライン(エクストリーム カシミア) Tシャツ¥26400/エストネーション(ジェービーアタイア) パンツ¥36300/ロンハーマン メガネ¥61600/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) バングル¥223300/ショールーム ロイト(アグメス) バッグ¥24200/ヤーキ オンラインストア(ヤーキ) 靴¥69300/アマン(ペリーコ)
【12月/7℃】@友人宅でホムパ
タートルと厚手のデニシャツを仕込み行き帰りはしっかり暖かく♡
友人宅でのホムパは盛り上がって暑くなること必至。いつでも薄着になれるよう、計算尽くのレイヤードで臨むのが正解! 軽い着心地なのに保温性が高く、中にトップスを重ねられるジャコットは、こんなシーンでもお役立ち。裾からミニスカをのぞかせれば、今年らしいバランスが即完成。シャツ¥33000/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) ニット¥38500/イレーヴ スカート¥59950/エイチ ビューティー&ユース ピアス¥22000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) バッグ¥35200/アマン(モフィオラ) 靴¥118800/トゥモローランド(ネブローニ)
2. なじみのいいニュアンスカラーが重宝「ちょい甘ジャコット」5選
秋から冬まで大活躍するジャコットは、様々なトップスと重ねることを考えると、色合わせしやすいベージュやグレーなどの“曖昧カラー”が狙い目。ジャケットベースの形が堅く見えないよう、風合いやシルエットがやわらかなものを選んで!
1.LAGUNAMOON(ラグナムーン)のジャコット
立体的なコクーンシルエットが気になる体のラインをカバー。表面感のあるネップ素材のおかげで、羽織れば即コーデに奥行きが生まれる。ミニやナロースカートに合わせると断然今っぽく。¥27500/ラグナムーン ルミネ新宿(ラグナムーン)
2.qualite(カリテ)のジャコット
肩パッド入りのオーバーショルダーと、シャギー素材がほんのりレトロ。シンプルな比翼仕立てで、柄スカートやワイドパンツなどの強めボトムも難なく受け止める。¥69300/カリテ スケープ コレド日本橋店(カリテ)
3.TICCA(ティッカ)のジャコット
重くなりがちな秋スタイリングを軽やかに見せてくれる、清潔感満点のオフホワイト。大きく肩がドロップしたビッグシルエットを、黒いワンボタンが引き締めて。上質ウールのなめらかな肌触りも魅力。¥64900/ティッカ
4.quaranciel(カランシエル)のジャコット
体をきれいに見せてくれるやや細身のシルエットが秀逸。シワになりにくいスライバー素材を使用し、出張の相棒としてもおすすめ。1万円台とコスパも最高! ¥19800/シップス インフォメーションセンター(カランシエル)
5.MICA&DEAL(マイカアンドディール)のジャコット
インナーや巻きもので印象変化を楽しめるミニマルなノーカラー。イエローベージュのシャギー素材が着こなしを表情豊かに。ストレスフリーにまとえる超軽量。(10月発売)¥42900/ディーエムシー(マイカアンドディール)
3.肩まわりラク&体型カバー力絶大!な「長め丈ジレ」5選
体のラインを隠し、縦長バランスを演出するロングジレは、スタイルUPしたいときの強い味方。袖がない分、より軽やかにそしてこなれ感たっぷりに着こなせるのも人気の理由。
SACRA(サクラ)のジレ
いつものタートル×デニムを着流しジレでモダンにアップデート
シンプルなワンツーコーデに物足りなさを感じたら、旬度の高いロングジレの出番。味のあるネップ素材と大きめ襟が着慣れたデニムスタイルを格上げし、一気に大人顔へと昇華。深スリット&バックベルトで、後ろ姿の洒落見えも抜かりなく! ジレ¥97900/インターリブ(サクラ) ニット¥34100/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店(スローン) 中に着たカットソー¥19800/スリードッツ表参道店(スリードッツ) パンツ¥48400/サロン アダム エ ロペ(タナカ) ネックレス(長)¥39600/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) ネックレス(短)¥31900/リューク ベルト¥31900(バイ・マレーネ・ビルガー)・靴¥95700(ジアボルギーニ)/ショールーム ロイト バッグ¥39600/アマン(モフィオラ)
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Demi-Luxe BEAMS(デミルクス ビームス)のジレ
クリーンな白と柔和なベージュ、使い勝手のいい2色を組み合わせたリバーシブル仕様。ほのかな光沢感と極上のやわらかさが、着る人を優しげに見せてくれる。¥44000/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス)
LE PHIL(ル フィル)のジレ
フロントは起毛感のある白×グレーのミックスウール、バックはネイビーのボンディングを使った、前後でガラリと印象が変わる一着。ダブルボタンがキリッと端正。¥74800/ル フィル ニュウマン新宿店(ル フィル)
N.O.R.C(ノーク)のジレ
メルトンの美しい落ち感を生かした、エレガントなロングジレ。コクのあるキャメルは、最旬なブラウンコーデとも好相性。キャップスリーブや共布ベルトなど、体型カバーの工夫も満載。(10月発売)¥33000/ノーク
JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)のジレ
気軽に取り入れられるベーシックカラーかつボタンレス。薄手ながら暖かい二重織りのリバーウールを使用し、腰位置のさりげない切り替えが脚長効果を発揮。¥143000/リーミルズ エージェンシー(ジョン スメドレー)
4.スカートとも好相性なコンパクト丈を狙って「ハンサムなワークジャケット」5選
今季のカジュアルMIXに欠かせないのが、レザーやコーデュロイの襟とコットンの身頃を組み合わせたミリタリー調のジャケット。メンズライクに振り切ったアウターで、脱・無難を目指して!
HOMME GIRLS(オム ガールズ)のワークジャケット
武骨なジャケットの投入でクラシカルなボトムも“今”の気分に
まじめな黒のひざ丈スカートに合わせたのは、グレーのキャンバスにブラウンレザーの襟を効かせた辛口ワークジャケット。その意外なコントラストがコンサバボトムをモードに引き上げ、着る人を新鮮に見せてくれる。ジャケットは薄手に見えて中綿入りだから、頼れる相棒として冬までしっかり活躍。ジャケット¥148500/エイチ ビューティー&ユース(オム ガールズ) ニット¥46200/モールド(チノ) スカート¥42900/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) サングラス¥36300/ロンハーマン ピアス¥39600/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) バッグ¥49500/エルディスト ショールーム(プンティ) 靴¥49500/アマン(ペリーコ サニー)
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abahouse mavie(アバハウス マヴィ)のワークジャケット
ヴィンテージっぽい風合いを持ちながら、ぽわん袖や軽快丈に可愛げ漂うカバーオール。ストレッチ入りで動きやすさも上々。¥14850/アバハウスインターナショナル オンラインストア(アバハウス マヴィ)
SNIDEL×Barbour®(スナイデル × バブアー)のワークジャケット
バブアーの定番モデル「トランスポート」をスナイデルらしいタイトなシルエットで別注。しっとりとしたピーチスキンコットンが肌に心地いい。¥58300/スナイデル ルミネ新宿2店(SNIDEL×BarbourR)
MADISONBLUE(マディソンブルー)のワークジャケット
シャツのように羽織れる軽やかさを持つAラインのジャケット。襟とフラップポケットには深みカーキのコーデュロイ地が配され、本格的なワーク感を演出。(12月上旬発売)¥103400/マディソンブルー
SACRA(サクラ)のワークジャケット
長い太めのスリーブとコンパクト丈のバランスが今どき。メンズライクなカバーオールをベースにしつつ、すっきりとしたALLブラック&比翼ボタンできれいめにも対応。¥86900/インターリブ(サクラ)
5. 重ねやすい薄手&オーバーサイズ続々!「ゆったりレザーブルゾン」5選
ハードなイメージを持つレザーアウターも、どこかに“ゆるさ”のあるアイテムを選べばバイラ世代にしっくり。真冬はコートの下に重ねて、奥行き出しに使うのも粋。
YLEVE(イレーヴ)のレザーブルゾン
女らしいミニスカートこそカッコよく仕上げるのが大人の流儀
くったりやわらかいシープレザーと思いきったオーバーサイズ感に“抜け”が漂うカバーオールなら、迫力が出すぎず手持ちのニットやシャツともなじみよく。クールなアウターのおかげで白いミニボトムの甘さが軽減し、ヘルシーな色気を感じさせる装いに。ジャケット¥165000/イレーヴ シャツ¥33000/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) ニット¥26400/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店(スローン) スカート¥39600/エストネーション(コラム) ピアス¥220 00・ネックレス¥81400/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) タイツ¥1210/タビオ(靴下屋) バッグ¥69300/トゥモローランド(スール) 靴¥32890/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店(ユナイテッドアローズ)
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Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)のレザーブルゾン
肌なじみのいいレザーに、つや消しボタンがあしらわれた本格派フライトジャケット。裾のドロストでシルエットアレンジも可。¥107800/トラディショナル ウェザーウェア渋谷店(トラディショナル ウェザーウェア)
PLST(プラステ)のレザーブルゾン
厚手ニットを仕込みたいなら、メンズのLサイズを選ぶのもアリ。薄手のエコレザーで、軽量&扱いがラクなのもいいところ。ON・OFF問わず活躍するムダのないシンプルデザイン。¥23000/プラステ
H BEAUTY&YOUTH(エイチ ビューティー&ユース)のレザーブルゾン
黒よりもやや印象がやわらぐブラウンは、レザーアウターデビューに最適。リブ使いのレトロなたたずまいが、旬のシアーアイテムやワイドパンツともよく似合う。¥129800/エイチ ビューティー&ユース
UNFILO(アンフィーロ)のレザーブルゾン
フェイクレザーにエンボス加工を施し、リアルな風合いを表現。しなやかな質感や上品なカラーリングは、甘め派のワードローブともフィットし、ほどよいスパイスに。(M)¥16990・(L)¥17990/アンフィーロ
撮影/須藤敬一(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/吉村友希 モデル/佐藤栞里 取材・原文/栗田瑞穂 撮影協力/PERROTIN STORE TOKYO ※BAILA2025年11月号掲載
BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。










































