●外国人の国保加入「収支上はプラスの可能性」 河野氏は冒頭、「日本に3カ月以上滞在する中長期在留外国人は、健康保険や協会けんぽに加入していない場合、国民健康保険(国保)に加入する」という現行制度を説明。 そのうえで「2024年時点で国保の被保険者が2508万人、そのうち外国人は92万人(3.6%)。一方で外国人の医療費は全体の1.4%弱ほどに留まっている」と説明。さらに、日本人に比べて平均年齢が若いため、1人あたりの医療費が13万円と低く「(外国人の加入は)国保財政にとってはむしろプラスになっているかもしれない」と指摘し、次のように述べた。 「国保でカバーする医療費1250億円のうち、外国人の医療費は全体の1.4%弱に過ぎず、仮にこれが全て無くなったとしても医療費改善には程遠い。『外国人に保険医療を受けさせるな』では(日本の医療費)問題は解決せず、問題から目をそらすだけだ」 一方で、外国人