ユーチューブで公開されているアニメ版「AKIRA」の宣伝映像(Piece of Magic Entertainment公式チャンネルから) 大友克洋さん作の人気SFアニメ「AKIRA」の実写化について、米メディア大手ワーナーブラザースが断念したことが分かった。芸能誌「ハリウッドリポーター」が報じた。同誌によると、ワーナーが手放した映画化の権利はAKIRAの漫画を連載、出版していた講談社に戻ったという。 ワーナーは2002年にAKIRAの映画化権を取得。マーベル作品を実写化した「ブレイド」でメガホンを取ったスティーブン・ノリントンさんを監督に据えて、これまでに数千万ドルを投じてきたという。 同誌はこの23年間を「ハリウッド史上最も長く続いた制作地獄」と表現。プロデューサーにレオナルド・ディカプリオさんを招聘し、渡辺謙さんにも出演交渉を行うなど、てこ入れを繰り返した。舞台であるネオ・トーキョー