静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を巡り、市議会(定数20)は31日に臨時議会を開き、田久保氏に対する2度目の不信任決議案を賛成多数で可決した。田久保氏は同日いっぱいで失職する。 市選挙管理委員会は市長選の日程を12月14日投開票を軸に調整している。田久保氏は立候補するか否かを30日までに明らかにしていない。5月に田久保氏に敗れた小野達也前市長ら5人が出馬に向けて準備しており、自民党の地元支部は小野氏に候補者を一本化する方針。 市議会は9月1日、最初の不信任を全会一致で議決した。失職か議会解散かを迫られた田久保氏は同10日、「議会に新しい風を」と述べ解散した。10月19日投開票の市議選は「大義がない」という声が多く、立候補した前職18人全員が返り咲いた。 田久保氏が東洋大除籍の経歴を「卒業」と公表していたのが問題の発端で、市長就任後に「卒業証書」だとする文書を市職員や議長に見せ、市