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2021年5月29日のブックマーク (4件)

  • 1771 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    神秘主義 アンリ・セルーヤ 白水社(文庫クセジュ) 1975 Henri Sérouya le Mysticisme 1956 [訳]深谷哲 編集:鶴ケ谷真・平井良成 装幀:田渕裕一 胸が痛い。息切れもする。左肺上葉の腺癌を取った。ゴールデンウィーク直前の午後一番の手術で、緊急事態宣言が再発令された日だ。ぼくはスタッフたちに送られて「島流しに行ってくるね」と笑った。 築地のがんセンターは翌日から外来全面休診になり、それが1週間続いた。すでに1年以上前からコロナ対策で面会者は病棟には入ってこられない。そのため入院患者すべてが島流しのように家族や知人から隔離されている。最近両親を亡くした編集工学研究所の安藤昭子や佐々木千佳も親の死に目に立ち会えなかった。高齢のまま一人ぼっちで死んでいったのだ。 医療現場のせいでも、病院経営のせいでもない。保険政策のあおりだ。むろん感染症対策の拡張のせいでもある

    1771 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
    castle
    castle 2021/05/29
    「こうした(神秘思想の)流れは~何か大きな視点を回復できないままになっているようにも」「なぜ恍惚に憧れるのか、なぜ神仏への接近が気持ちいいのか、なぜ偶像崇拝をしたくなるのか、なぜ啓示性を感じるのか」
  • 0273 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    戦争論 カール・フォン・クラウゼヴィッツ 徳間書店 1965 2001 Karl von Clausewitz vom kriege 1832 [訳]淡徳三郎 世界は戦争歴史である。戦争が世界をつくり、世界は戦争と暴力で成立してきた。世界は味方と敵に力をねじこまないかぎり成立できなかったのである。 戦争には憎悪や軽蔑が伴うこともあるが、実際に勝敗を決めるのは取引と駆引と差引である。戦争は相手をこてんぱんに打倒することなのに、そのプロセスの多くが頻繁な取引と巧妙な駆引と功利的な差引で埋まっている。 むろん軍事兵器と兵力がものを言う。かつては鉄砲があれば勝てたし、機関銃や戦車は戦争の様相を変えた。けれども核兵器や化学兵器をもっているからといって、これは使えない。戦場は限定されるのだ。限定される戦場は、第三者が見守るサッカーのピッチや野球のグラウンドや格闘技のリングのようなものではない。どこが

    0273 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
    castle
    castle 2021/05/29
    「戦争には憎悪や軽蔑が伴う事もあるが実際に勝敗を決めるのは取引と駆引と差引~戦争の全容は不確実性と蓋然性との闘い」「プロイセンに「民族性」というものがなかったか若しくは希薄~合成国家であって人工国家」
  • アインシュタインとフロイトの手紙『ひとはなぜ戦争をするのか』を読み解く - エキサイトニュース

    が第2次世界大戦に敗れた日から71年。 この夏、アインシュタイン+フロイト『ひとはなぜ戦争をするのか』(浅見昇吾訳)が文庫になった(講談社学術文庫/Kindle)。 このわずか100ページほどの小冊子を、敗戦の日を前に読んでみた。 アインシュタインがフロイトに書いた手紙 1932年、物理学者アインシュタインは、国際連盟の国際知的協力機関から依頼されて、 〈だれでも好きな方を選び、いまの文明で最も大切と思える問いについて意見を交換〉 することになった。 アインシュタインの選んだテーマは、 〈人間を戦争というくびきから解き放つことができるのか?〉 というものだった。 アインシュタインは、第1次世界大戦(1914-1918)中から戦争に反対する発言をしていたし、またそもそも国際連盟という機関が、第1次世界大戦後に発足した国際平和機構だ。 だから、国際連盟がこの企画にアインシュタインを選んだと

    アインシュタインとフロイトの手紙『ひとはなぜ戦争をするのか』を読み解く - エキサイトニュース
    castle
    castle 2021/05/29
    「人間の心自体に問題があるのだ。人間の心のなかに、平和の努力に抗う種々の力が働いているのだ」「人間には〈破壊し殺害しようとする欲動〉がある」「力が増した知性は欲動をコントロールしはじめます」
  • CiNii 図書 - ひとはなぜ戦争をするのか

    ひとはなぜ戦争をするのか アルバート・アインシュタイン, ジグムント・フロイト著 ; 浅見昇吾訳 (講談社学術文庫, [2368]) 講談社, 2016.6 タイトル別名 ヒトはなぜ戦争をするのか? タイトル読み ヒト ワ ナゼ センソウ オ スル ノカ

    castle
    castle 2021/05/29
    「一九三二年、国際連盟がアインシュタインに依頼した。「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、一番意見を交換したい相手と書簡を交わしてください」。選んだ相手はフロイト、テーマは「戦争」だった」