今でも、ラズベリーパイの置き換えになる製品が無いことを知って驚いた。 ワンボードマイコンOS:はLinuxまたはUnix系環境ディスプレイ端子にDPかHDMI(4Kは不要)マウス・キーボードが使えるUSB端子有線または無線LANメモリは1GBから2GB価格は1万円以下みたいなやつ。 ディスプレイ端子が無かったり、2万円を超えたりで一長一短。 $550なら、もうそれ、ミニPCでいいじゃんってなる。
Linux Daily Topics Linus、Rustのフォーマットチェックを「無神経でクレイジー」と酷評 10月12日に予定されている「Linux 6.18」のマージウィンドウ終了と最初のリリース候補版(Linux 6.18-rc1)の公開に向け、プルリクエストのチェックに大忙しのLinusだが、マージウィンドウ期間中はプルリクエストに対するLinusの手厳しい批判が増える時期でもある。10月1日、LinuxグラフィクスメンテナーのDave Airlie(Red Hat所属)が提出したDRM(Direct Rendering Manager:GPUを制御/管理するカーネルサブシステム)のプルリクエストに対しては、コーディングのスタイルに加え、Rustのフォーマットチェック機能に対するLinusの不満があふれ出たものとなった。 Re: [git pull] drm for 6.18
はじめに 完全自動運転の実現を目指すスタートアップ「チューリング」でエンジニアをしています、坂本です。私が所属しているDrivingSystemチームでは、組み込みLinuxをベースに、自動運転システムと、自動運転モデル学習用データ収集システムを開発しています。 組み込みLinuxの開発を行っていると、カーネルの挙動、周辺デバイスとの組み合わせ等によって、思いがけない不具合に遭遇することが少なくありません。この記事では、実際にシステム開発中に遭遇した再現が難しく、原因の切り分けに時間を要した不具合について紹介していきます。同じように組込みLinuxや自動運転ソフトウェアの開発に携わっている方の参考になれば幸いです。 なお、本記事は「全プロセスが一秒止まる不具合解析」の概要編です。調査で得られた技術的な詳細やカーネル内部のメカニズムについては、別途記事で掘り下げて紹介する予定です。 チューリ
Linuxカーネルプログラミング初心者に対して、ソースコードのビルドから始め、カーネルソースコードの修正、モジュールの作成方法を説明します。またパフォーマンス向上のために必要なメモリの割り当て、スケジューラ、同期といった複雑なテクニックを説明し、実際にどのようにプログラミングして活用すればよいのか、その要点と、つまずきやすいポイントなども教えてくれます。Linuxカーネルに関する知識を広く学ぶことが可能です。 推薦の言葉 はじめに Ⅰ部 基礎知識 1章 Linuxカーネルプログラミング入門 1.1 開発環境の構築 1.1.1 システム要件 1.1.2 Linuxディストリビューションとカーネルの選択 1.1.3 仮想マシンへのLinuxのインストール 1.1.4 インストール済みのUbuntu仮想マシンイメージ 1.1.5 OSBoxes Ubuntu 22.04のセットアップ 1.1.5
こんにちは、羽山です。 今回はラクーンホールディングスの座学研修で私が講師を担当する 3年次 Linux && Docker研修 をご紹介します。当社は教育制度に力をいれており、入社直後に5~6ヶ月間の研修があります。そしてさらに n年次研修 という枠組みで2年次、3年次、4年次と定期的に研修を実施して、経験を積んだ各ステージに必要な知識・スキルを補完しています。 3年次 Linux && Docker研修は入社から3年目の1~2月頃(4年目目前)に実施していて、エンジニアとしての実力も付いてきた段階で受けることになります。 4年目目前ともなれば Linux や Docker を普段から開発に利用していて基本操作には困っていないはずです。 一方で Linuxカーネルの役割を聞かれたら返答に窮したり、コンテナとはプロセスと言葉では知っていても実はよく分からなかったり、そういうあたりが本研修の
安全にssh接続をするために、行う設定をまとめました。後で自分自身が見返せるように作成しました。 環境といたしましては、 client:Windows11 host:Ubuntu22.0.4.1LTS 前提としてroot以外ユーザーでログインします。 公開鍵暗号方式とは 公開鍵暗号方式を簡単に説明すると、次のようなイメージです。 まず、自分専用の「暗号をかける魔法」と「暗号を解く魔法」を準備します。このうち、「暗号をかける魔法」をみんなに公開します。みんなはその魔法を使って、あなた宛てのメッセージを安全に暗号化して送ります。 「暗号を解く魔法」は誰にも教えない秘密の魔法です。 そして、あなただけが知っている秘密の「暗号を解く魔法」を使って、送られてきたメッセージを読み解きます。 これで誰でも暗号化はできるけど、解けるのはあなた専用の魔法だけという仕組み。 イメージで覚える 暗号をかける魔法
連載 LinuxサーバーのTCPネットワークのパフォーマンスを決定するカーネルパラメータ- 1編 LinuxサーバーのTCPネットワークのパフォーマンスを決定するカーネルパラメータ- 2編 5. TIME_WAIT socket TIME_WAIT状態のソケットは、利用可能なlocal port数を軽減させて同時に保有できるクライアントソケットの数を制限します。 5.1 TIME_WAIT socketとは? TIME_WAIT状態のソケットは、いつ発生するでしょうか? まず、TCPソケットの状態フローを見てみましょう。 上図から分かるように、active closingするソケットの最後の終着地がTIME_WAITの状態です。 言い換えれば、クライアントソケットであれ、サーバーソケットであれ、close()システムコールを先に呼び出した側(active closing)が最終的にそうなり
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに 近年Linux環境を狙った攻撃(ランサムウェアなど)も増えている 「ランサムウェア:Windowsに比べれば少ないものの、Linux向けのランサムウェアも存在します。2022年初旬から2023年までに、Linux向けランサムウェアの攻撃が62%増加したことが、2023年上半期セキュリティレポートで報告されています。例として、金融機関を対象としたKillDisk というランサムウェアがあります.」 引用元:増加するLinux向けランサムウェア攻撃:2022年年間のLinuxにおける脅威動向分析 MITRE ATT&CKの対応OS
プロファイルでできることは環境の設定だけです。シェルの設定は実際にはできないことはないのですが、やっても無意味なことになるのでできないとします。無意味なことになるというのは新しく起動したシェルにはプロファイルで行うシェルの設定は反映されないということです。環境の設定とは、特定のシェルに依存しない初期化処理のことで、その一つが環境変数の設定です。環境変数は OS の機能であってシェルの機能ではありません。環境の設定には、他に stty コマンドによる端末の設定や umask コマンドによる umask の設定などがありますが、プロファイルで設定することはあまりありません。 rc ファイルでは環境の設定とシェルの設定の両方ができます。シェルの設定、例えばプロンプト文字列の設定やシェルの機能を有効にしたり補完スクリプトの読み込みなどは rc ファイルに書きます。つまり、ほとんどのことは rc フ
ウィーン発--「Linux」の生みの親であるLinus Torvalds氏は、The Linux Foundationの「Open Source Summit Europe」の基調講演で、カーネル開発や「Rust」の統合、オープンソースの未来について、自身の考えを率直に語った。Torvalds氏の友人でVerizonのオープンソースプログラムオフィスの責任者を務めるDirk Hohndel氏が、Linuxエコシステムに関する基調講演の司会を担当した。 Torvalds氏は、先頃公開された「Linux 6.11」カーネルなどのリリースが面白みに欠けるのは意図的だ、と強調した。「約15年間にわたり、非常に規則正しいリリースを行ってきた」と同氏は説明する。この9週間ごとの定期的なリリースの狙いは、派手な新機能を提供することではなく、適時性と信頼性を確保することだ。 LinuxカーネルへのRus
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? Linuxカーネルパラメータのチューニング&設計 0.目的 【カーネルパラメータのチューニング】を修得する目的は、サーバの特性を理解し、それぞれに合ったカーネルパラメータのチューニングすることでリソースの有効活用をできるようになることを目的とし、私個人の経験を元にした見解を以下の記事に掲載します。 1.最初に サーバには、それぞれ必要なリソース特性があり、それに合わせたカーネルパラメータのチューニングが必要となります。 世の中の流れはオンプレよりクラウドに移行してはいるので、カーネルパラメータのチューニングよりスケールアップなりスケール
syncコマンドはストレージデバイスへのI/Oをキャッシュしているページキャッシュとバッファキャッシュのデータをデバイスに同期(以下「同期」と記載)します。このコマンドについては「syncは同期処理を開始するだけで完了を待たずに終了する」「syncを3回実行すると同期が完了する」などという話が有名です。本記事ではLinux環境においてsyncコマンドの終了時に同期がされるのかについて述べます。syncコマンドはGNU coreutilsが提供するものを対象とします。 本記事ではsyncコマンドによる同期のタイミングに加えてもう一つ、同期処理の実行中にI/Oエラーが発生した場合に、エラーを検出できるのかについても述べます。 まとめ syncコマンド実行後に同期は完了している。ただし仕様上はそうなると保証されていない。 同期中のディスクI/Oエラーは-fオプションを付ければ検出できる。 調査環
C言語(C++を含む)を習得したい人,ポインタを勉強したい人はgcc-14を使いましょう.難しいところは gcc-14 が丁寧に解説してくれます C言語の難しいところ 例を示します.C言語で記述された,たった6行のソースコードです int main() { int buf[10]; buf[10] = 0; return 0; } このソースコードには問題があります.初見でわかるでしょうか? : : : 問題があるのは buf[10]=0 の部分です.C言語でやりがちなミスですが,これがバグやセキュリティホールの原因になります. C言語が難しい理由は二つあります.この手の問題を見逃しやすい点と,この手の問題を理解することが難しい点の二つです gcc 14 に解説してもらいましょう 上記の6行のソースコードをgcc14を使ってコンパイルしてみます ソースコードのファイル名は test.c と
2024年6月10日 長年にわたりISOイメージ形式で配布してきた「Ubuntu日本語Remix」ですが、Ubuntu 24.04 LTSではリリースしないことに決定しましたのでお知らせします。 理由は以下の通りです。 新しいインストーラー採用に伴うカスタマイズ難易度の増加 Ubuntu 24.04 LTSから新しいインストーラーが導入され、ISOイメージのファイル構成が変更されました。この変更により、ISOイメージをカスタマイズすることが難しくなりました。 多言語ライブ環境の非対応化 Ubuntu 24.04 LTSの公式ISOイメージは英語以外のライブ環境に対応しておらず、日本語ライブ環境を実現するためには大きな変更が必要となりました。 Ubuntu日本語RemixのISOイメージの主な利点は、日本語ライブ環境が使えること、およびインターネット未接続状態でも日本語のデスクトップ環境をス
systemdの思想と機能 Linuxを支えるシステム管理のためのソフトウェアスイート Software Design plus 作者:森若 和雄技術評論社Amazon いつの間にかどのLinuxディストリビューションでも標準で使われるようになったsystemd。なんとなくsystemctlを叩いてサービスを立ち上げていたけど、いまいち「なんで必要なの?」とか、「いろいろ機能があるっぽいけど、何ができるの?」といったことをちゃんと勉強しないままここまで来てしまったので、この本でおさらい。 単なる機能紹介ではなく、「なぜsystemdはこんな広範囲な機能を扱うのか?」という機能が作られた背景から説明されているところがいいですね。 この本を読むまでcore dumpまで管理されるようになったことを知りませんでした。 本書を読めば、systemdはサービスが動く環境を用意するために必要な機能を備
このようなスケジュールになったのは、Torvalds氏が「マージウィンドウをクリスマスの時期に持ってきて、クリスマスを台無しにしたくない」と考えたからであり、現在は「重大な問題がないかの確認待ちをしている」段階だという。また同氏は、次のバージョンである6.8の準備を進めているメンテナーや開発者が、「クリスマスの直後にマージウィンドウが始まってパニックになったりしないように、おそらく次のスケジュールを1~2週間遅らせて、タイミングを調整することになるだろう。クリスマスに仕事をしたい人などいない」とも付け加えた。 メンテナーの話が出ると、Hohndel氏は、「メンテナーの疲労と、その仕事がいかに消耗させられる、ストレスが強いものか」という問題を取り上げた。先日の記事でも取り上げたように、Linuxカーネルのメンテナーは、その必要不可欠で大変な仕事に以前よりも強い緊張を感じるようになっている。
序 2023-01-12にLinux界隈に激震が走ったらしい。 Linux環境(Unix環境を含む)の日本語入力を支えていた、Mozcdic-UTプロジェクトが終了したからだ。 まず、前提として私の立場を明確にしよう。 私は2017年から、従来のMozc-UTに代わる新しい(ライセンス上の懸念のない)Mozc辞書として誕生したMozc-NEologd-UTのFcitxバインディング、fcitx-mozc-neologd-utのAURパッケージをメンテナンスしてきた。 その後新生Mozc-UTが誕生してからはfcitx-mozc-ut-unifiedとfcitx-mozc-ut-unified-fullというふたつのパッケージを加え、計3つパッケージをメンテナンスしてきた。 その後、mozcdic-ut自体がfcitx4をサポートしなくなったこと、fcitx5は既にメンテナーがいたことから私
序 この記事は本当は新年一発目に出そうかと思っていたのだけど、うまくいかなかった、という結果になったことからお蔵入りになりかけたものだ。 また、 この記事の前半部分ではMozcの状況について少し古い記述になっているが、後半につながる部分であること、この記事のもともとの部分は少し古いことを鑑みてご容赦いただけると幸いである Linuxと日本語変換 多くの人は意識していないかもしれないが、実はLinuxの日本語入力環境というのはかなり危うい。 多くの人はMozcを使っているだろうが、Mozcはかなり昔にその更新が止まってしまっている。 既にビルドも危うくなってきているくらいで、mozc-utでは割と苦労している。 Anthyはもうはるか昔のものと言っていいくらいで(ただし、熱心な人たちによってメンテナンスされているから意外と使える)、いつ使えなくなってもおかしくない(むしろ今でも使えていること
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