スーパー戦隊の歴史が、終わろうとしている。 今月の三日、スーパー戦隊シリーズの新番組「爆上戦隊ブンブンジャー」の放送が始まった。1975年に放送された「秘密戦隊ゴレンジャー」から数えて、48作目だ。現時点までに放送された第一話、二話を、私は見ていない(私はもう20年以上、スーパー戦隊を見ていない)。SNS等で視聴者の感想を漁ってみると、こんな言葉が目立つ。 「久しぶりに、戦隊らしい一話を見た」 近年のシリーズが、いかに「戦隊らしさ」からはなれていたか、ということが、よく現れている。 既に書いたように、私は20年前の「爆竜戦隊アバレンジャー」を最後に、スーパー戦隊を卒業した。毎年新たに製作・放送される作品のタイトルやメディア等で紹介される大まかな内容は知っているし、最初の一話・二話ぐらいは見ているが、最終回まで通年で見る習慣は、ここ20年絶えている。 だから私の、近年のスーパー戦隊についての