Intelが生み出したさまざまなPC標準規格 Microsoftとの協力と対立:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/4 ページ) IBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく大原雄介さんによる解説連載の第7回。ビデオカードの台頭と、その性能を発揮するために投入された新規格「VL-Bus」の登場前夜までが前回。いよいよ、“Wintel”の出番である。 VL-Busのように場当たり的に新規格を生み出しても、それが長く使えるものになるとは限らない。一応は業界規格として策定されたEISAについても広く使われたとはいえない。 それは「とにかくすぐ使えるもの」を求め、「この先どうなるか」を考えなかった結果、といえなく