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トイレの水の流れが弱い、またはトイレタンクからチョロチョロと水漏れしている音がする場合は、フィルバルブの不具合が原因かもしれません。フィルバルブやインレットバルブは、給水管に接続されていてタンクに流れ込む水量を調節します。幸いなことに、水が適切に溜まらない時、トイレを簡単に調整して修理することができます。ここでは、最も一般的な3タイプのフィルバルブについて、水位を調整する方法とバルブを手入れして問題なく水が流れるようにする方法を習得しましょう。

知っておくべきこと

  • ボールタップバルブの場合、バルブ上面にあるネジを回して、水位を調節します。ネジがない場合、浮玉がついた支持棒を曲げます。
  • フロートカップバルブの場合、バルブについている調節ネジを時計回りまたは反時計回りに回して、水位を調節します。
  • インターナルフロートバルブの場合、バルブ本体を反時計回りに回してロックを解除します。水位を上げるためには、本体上部(シリンダーの上方)を上方向に引きます。
  • 給水中、チョロチョロと音がする場合は、フィルバルブとパッキンを分解してきれいにします。
方法 1
方法 1 の 5:

バルブをチェックして特定する

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  1. フラッシュバルブ上の水位線を探します。フラッシュバルブは垂直に設置されたパイプで、水位が高すぎると水が流れ込むようになっています。水位線と実際の水位に違いがないかどうか確認します。トイレの水が常に流れている場合は、水位が高すぎてフラッシュバルブに水が流れていることに気づくでしょう。[1]
    • 水位線がバルブについておらず、これまでトイレに問題がなかった場合は、タンクの内壁にカルシウムの堆積や水垢がないかどうか調べます。こうしたサインは水が普段滞る箇所に見られるので、水位を比較する際に役立ちます。
    • バルブに止水位の目印をつけたい場合は、水が止まるべき位置を清潔なタオルで乾かしてから、絶縁テープで印をつけましょう。
  2. ボールタップ、フロートカップ、インターナルフィルバルブのうち、どちらが使用されているか確認しましょう。フィルバルブは、通常タンクの左側でフロート弁の横にあります。主なフィルバルブは3タイプあり、いずれも作動方法や調節方法が若干異なります。ボールタップが見当たらない場合は、通常チューブバルブやフロートレスバルブと呼ばれる最新のフィルバルブが使用されています。タンクを調べて、どのタイプのフィルバルブが使用されているのか確認しましょう。[2]
    • ボールタップフィルバルブでは、支持棒についたゴム製の浮玉が水面に浮かんでいます。タンクに水が溜まる時、浮玉が上昇してボールタップの弁を閉じることによって水を止めます。
    • フロートカップフィルバルブでは、シリンダー型のカップがパイプ上を上昇または下降します。カップは水面に浮かび、タンクの水が一定量になるとバルブを閉じます。
    • インターナルフィルバルブは、上部が大きく、プラスチックでできており、下部はシリンダーになっています。フロート部は垂直におかれたシリンダー内部にあるので、他のバルブに比べると静かに作動します。
  3. トイレの給水タンクの底部に接続した止水栓を壁面に探します。止水栓を反時計回りに限界まで閉めて、水を止めます。トイレの水を流してタンクを空にし、作業を進めやすくしましょう。
    • フロートに接続したフィルバルブ上部にネジがある場合は、水を止める必要はありません。
    • 便器内の水は清潔ではありませんが、タンク内の水は問題ありません。タンクの水に手を触れて作業することを汚いと感じたり不快になったりする必要はありません。
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方法 2
方法 2 の 5:

ボールタップフィルバルブ

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  1. ボールタップとフィルバルブを接続している管または金属製の鎖をたどって、調節ネジの位置を確認します。水位が高すぎる場合は、ネジを反時計回りにドライバーで回して、フィルバルブが閉まるために必要な水量に減らします。水位が低すぎる場合、ネジを2~3回時計回りに締めます。[3]
    • ボールタップの位置が止水位と同じ高さになるようにします。
  2. 旧式のタイプでは、ボールタップが固定されている場合があります。支持棒の中央を片手でしっかりと持ちます。水位を上げたい場合は、浮玉が上がるように、水位を下げたい場合は、浮玉が下がるようにゆっくりと曲げます。[4]
    • ボールタップに金属製の支持棒がついている場合には、この方法が適しています。プラスチック製の支持棒の場合、曲がらずに壊れたり、折れたりする恐れがあります。
  3. トイレ後部にある止水栓を反時計回りに回して、再び給水します。そのままタンクに水を溜めながら、ボールタップが上昇するのを観察します。ボールタップの動きが止まったら、水が止水位と同じ高さで止まったかどうか確認しましょう。止水位にまだ満たない場合は、さらに調節します。
    • ボールタップの位置が適切な位置に定まるまで、何度か調節する必要があるかもしれません。
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方法 3
方法 3 の 5:

フロートカップフィルバルブ

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  1. 金属製支持棒の上端とフロートカップについているプラスチック製の調節ネジを探します。水位が高すぎる場合は、ネジを時計回りに1、2回転させましょう。水位が低すぎる場合は、ネジを反時計回りに1、2回転させます。[5]
    • フィルバルブ上部のネジは、簡単に探せるように「タンク水」や「タンクレベル」のように記載されている可能性があります。
  2. タンクの下部の止水栓のつまみをひねって、再び給水します。そのままタンクに水を溜めて、実際の水位と止水位を比較します。
  3. 実際の水位が止水位と一致しない場合は、再びトイレを流してタンクに水が溜まる時に、ネジを回します。ネジを1回につき2、3回転だけ回し、水位を確認します。[6]
    • 通常、ネジを8回ほど回すと水位が約1.5センチ変化します。
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方法 4
方法 4 の 5:

インターナルフィルバルブ

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  1. フィルバルブの上半分をしっかりと持ち、ゆっくりと回します。バルブがカチッと音を立てて解除され、水位の調節がしやすくなります。[7]
  2. タンク内の水位を上げる必要がある場合は、フィルバルブの上半分を上方に引きます。水位を下げるためには、フィルバルブを押し下げましょう。フィルバルブの水位は、フラッシュバルブやタンクにある刻印に合わせます。作業が終わったら、バルブを時計回りに回して元のように固定します。[8]
  3. トイレ後部の止水栓を時計回りに回して、タンクに再び給水します。水が刻印まで達してフラッシュバルブ上開口部より下方で止まっていることを確認しましょう。[9]
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方法 5
方法 5 の 5:

フィルバルブを手入れする

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  1. キャップはプラスチック製で、フィルバルブの上端にあります。ドライバーを使って、キャップの上にあるネジをすべて取り外します。キャップにネジがない場合は、キャップを押し下げながら反時計回りに回して緩めてみましょう。[10]
    • 浮玉がある場合は、フィルバルブのキャップを取り外す前に、フィルバルブに付属する鎖を離す、または最後まで回して取り外します。
  2. キャップをひっくり返して、リムの内側についているゴムパッキンを探します。爪ではね上げる、またはマイナスドライバーでテコの要領ではね上げて、完全に取り外します。[11]
    • フィルバルブについているパッキンによって、トイレを流していない時に水が遮断されます。
    • フィルバルブによって違いがありますが、大抵パッキンの色は機器の他の部品と異なります。
  3. トイレを使っていくうちに、パッキンにミネラル分や汚れが集積して、フィルバルブがチョロチョロと音を出す原因になる恐れがあります。パッキンを持って冷水の蛇口の下で回転させながら、ミネラル分や汚れを完全に洗い流します。パッキンの両面を指でこすって、不要な堆積物を落としましょう。[12]
    • ゴムパッキンが傷んでいる場合は、パッキンには汎用性がないのでバルブと同じメーカーが製造したパッキンと交換します。
  4. キャップを上下ひっくり返して、フィルバルブ上方の開口部の上にかぶせます。壁にある止水栓を時計回りに回して給水を再開したら、そのまま5~6秒待ちます。水がフィルバルブを通して上がってきて、内部の詰まりや堆積物をすべて押し出します。[13]
    • カップはバルブの上に置いたままにして、タンク外への水はねを防ぎます。
  5. 再び止水栓のつまみを反時計回りにひねり、水を止めます。ゴムパッキンをフィルバルブのキャップの内側に戻したら、キャップを元の位置に取り付けます。外していたネジがあれば、元の位置に戻して締め、キャップをバルブにしっかりと固定します。[14]
    • タンクに再び給水する前に、フィルバルブから出てきた堆積物を取り除きます。
  6. フィルバルブを元の位置に戻したら、止水栓を開きます。再び水が流れ出したら、さらに他に問題がないかどうか調べるために、タンクがいっぱいになるまでそのままにします。もう一度トイレを流して、不快な雑音がなくなり給水が正常に行われることを確認しましょう。[15]
    • フィルバルブが正常に動作しなかったり雑音を出したりする状態が続く場合は、バルブを交換する必要があるかもしれません。
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ポイント

  • フィルバルブの適切な修理方法が確かでなかったり、問題が引き続き発生したりする場合は、専門業者に連絡して、問題を突き止めてもらいましょう。
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必要なもの

  • ドライバー

このwikiHow記事について

James Schuelke
共著者 ::
配管工
この記事の共著者 : James Schuelke. ジェイムス・シュルキは双子の兄弟のデイビットと共に、「Twin Home Experts」を経営しています。カリフォルニア州のロサンゼルスを拠点とするTwin Home Expertsは、認定資格者による配管工事、漏水検知、そしてカビ診断のサービスを提供しています。32年以上にわたり一般家庭と大型商業施設の配管工事に携わり、Twin Home Expertsの顧客エリアを太平洋岸北西部からアリゾナ州のフェニックス市にまで拡大しています。
カテゴリ: 住宅メンテナンス
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