おすすめCPUの選び方【2025年最新版】
目次
パソコンの性能の中心となる「CPU」。
性能が高い上位モデルだと動画編集、写真現像、DTM、イラスト制作、大量のExcelマクロ計算など、通常では重たい作業も快適に行うことができます。
CPUにはシリーズ、コア数・スレッド数、世代やソケットの規格などさまざまな種類があります。CPUの種類によって対応するマザーボードも変わってきますので確認が必要です。
このページでは、初心者にもわかりやすいようCPUの選び方をご紹介します。
CPUの基礎知識
      CPUは、パソコンを構成するパーツの1つで、人間の頭脳のような役割を果たす重要なパーツです。
      マウス、キーボードなどから入力した情報を受け取って、その結果を他のパーツに反映させるよう命令を出すなど、パソコンを管理・制御しているパーツになります。
      CPUの性能が低いと、これらの命令を処理するのに時間がかかってしまい、その命令を反映するのが遅くなってしまいます。
      
      CPUのメーカーは「Intel」と「AMD」の2社が世界シェアのほとんどを占めており、自作パソコンを組む場合はこの2社から選びます。
      ちなみに他にCPUを開発しているメーカーとしては、MacやiPadと共に、その中に入っているM1シリーズなどを設計している「Apple」や、Androidに入っているSnapdragonシリーズのメーカーである「Qualcomm」が有名です。
    
CPUメーカーで選ぶ
Intel (インテル)
      Intelはアメリカ カリフォルニア州に本拠地を置く世界的な半導体メーカーです。
      現在、一般向けCPUのシリーズは上位モデルから
      Core i9
      Core i7
      Core i5
      Core i3
      といったブランドで展開し、価格の安いモデルからプロゲーマーも使用するような高性能なモデルまで幅広いラインナップを用意しています。
    
AMD (エーエムディー)
      AMDもアメリカ カリフォルニア州に本拠地を置く半導体メーカーです。
      CPUでは Ryzen(ライゼン)、ハイエンドデスクトップ向けでは Threadripper(スレッドリッパー)のブランドを展開しています。
      デスクトップ向けプロセッサとして上位モデルから順に
      Ryzen 9
      Ryzen 7
      Ryzen 5
      Ryzen 3
      を展開しています。
      AMDは他にも、グラフィックボードであるRADEON(ラデオン)シリーズのGPUも製造しています。
      コア数の多い上位モデルもあり、またコスパの良いモデルが多くラインナップされています。ですが、CPUにグラフィックの機能が入っていない製品が多くあり、その場合はグラフィックボードを別途用意する必要があります。
    
CPUの規格・スペック
ソケットの規格
      CPUのソケットとマザーボードのソケットが一致していないと物理的に組み立てができませんので、必ずソケットが一致したマザーボードを用意する必要があります。
      CPUソケットはインテルCPUの場合は「LGA1200」など、LGAから始まる英数字で確認することができます。
      注意点としてはCPUソケットがマザーボードと同じ場合でも、一部のマザーボードでは対応CPUから外れている場合や、事前にBIOSの更新が必要な場合もあります。
      マザーボードのメーカーサイトに「CPUサポートリスト」が公開されておりますので、交換したいCPUがサポートリストに入っているか念のため確認するのがおすすめです。
    
コア数
      コアは文字通りCPUの核(中心)となる重要な部分です。
      近年のCPUでは複数のコアが入っているマルチコアプロセッサーが進み、多いものでは10コアや16コアも搭載している製品もあります。
      コアは人間でいうところの作業する人の人数で、人(コア)が多いと同時に行える作業数が増え、作業スピードも速くなります。
    
スレッド数
      コアが作業する人数であれば、スレッド数は1人当たりの作業台の数と言えます。
      通常、1つのコアは1つの作業台を持ち計算を行いますが、もう1つ作業台を割り当てて、同時に2つの作業台で計算させる技術があります。
      これをインテルではハイパースレッディング、AMDではSMTと呼びます。
      これによって「6コア6スレッド」のCPUでも、ハイパースレッディングに対応したCPUであれば「6コア12スレッド」となり同時に処理できる作業が増えるため、速いCPUとなります。
    
動作周波数(GHz)
      動作周波数(単位:GHz(ギガヘルツ))は、CPUが1秒間にできる処理の回数のことで、いうなれば作業する人の速さを表します。
      最近のCPUは、負荷の大きさに応じて動作周波数を上げることが可能な、ブースト機能が備わっているのが特徴です。
      低負荷時は動作周波数を落として電気を節約し、高負荷時は動作周波数をブーストして高速で動作させ演算処理を素早く完了することができます。
    
キャッシュ容量
      キャッシュはCPU内部でデータを一時的に保存する領域メモリです。
      データを素早く読み出せるためのもので、L1といわれる1次キャッシュ、L2といわれる2次キャッシュ、L3といわれる3次キャッシュがあります。もちろん多いほど良いのですが、メーカーによってそのコアに見合った分が搭載されています。
    
開発世代(開発コード)
      CPUには開発世代があり、もちろん新しい世代になれば1コア・1GHzあたりの性能が高くなります。
      1GHzあたりの性能が高くなるということは、同じ性能を出すのにあたり、新しい世代の方が電力消費が低くなっているということでもあります。
      現在のインテルの最新世代は 第14世代Coreプロセッサー・ファミリー で、コードネームは「Raptor Lake Refresh」といいます。
      第13世代 Coreプロセッサーは「Raptor Lake」、第12世代 Coreプロセッサーは「Alder Lake」などと呼ばれます。 
      AMDでは RYZEN 8000Gシリーズ デスクトップ・プロセッサー が最新であり、次いでRYZEN 7000シリーズ、RYZEN 5000シリーズなどがあります。
    
CPUを使用目的で選ぶ
3Dゲームで遊びたい
      オンラインゲームなど3Dゲームで遊ぶ場合は6コア以上で動作周波数が高めのものを選ぶのをおすすめします。
      1つのゲームを動かすのに10コアや16コアなどそこまで多数のコアは必要としません。Core i5以上・Ryzen 5以上のCPUからなるべく動作周波数の高いものを選びましょう。
      ゲームをしながらゲーム外チャットツールを使用したり、攻略サイトをみたり、動画視聴をするなど、複数の作業を同時に行いたいならスレッド数も多いものを選択しましょう。
          
写真編集・動画編集・実況動画をやりたい
      パソコンに負荷がかかる動画編集やDTM、パソコンゲームなどの実況動画などで使用する場合は、さらに性能の高いCPUを選びましょう。
      実況であればゲームの処理に追加して、画面の録画処理を行うことになりますので、必然的に3Dゲームをプレイするだけのパソコンより高性能が必要です。8コア以上を搭載した、Core i7 や Ryzen 7 以上のCPUを選択するのがおすすめです。
      録画したデータの書き出しやDTMの出力時などもコア数、スレッド数が多いほど処理が速くなりますので、こういった編集作業においても上記CPUがおすすめとなります。
        
インターネット(ブログ・SNS・メールなど)をやりたい
      ブログやインスタなどのSNS、メールの文章制作などは、大きな負荷がかからないためお手頃な2コアや4コア程度のCPUがおすすめです。
      またグラフィックボードも必要としないため、CPUにグラフィックの機能が入ったモデルがおすすめです。
      インテルでは例えば Core i5-12400F など、末尾に「F」がつく型番はグラフィック機能が無いため、それ以外から選びましょう。
      AMDでは逆に Ryzen 5 5600G など、末尾に「G」がつくものがグラフィック機能付きのため、G付きのモデルを選択しましょう。
      4Kなど高画質の動画なども視聴する場合は、Core i3の上位モデルなど、ワンランク上のモデルもおすすめです。
        
おすすめCPU
AMD(エーエムディー)
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